弁護士鬼頭政人の勉強法ブログ~司法試験&予備試験~

司法試験予備試験の短答式試験はいつ勉強するべきか??

dc53449aa5ab21c9dc648de22ca4739b_sさて、前回の記事では、「知識の正確さ」が短答式試験では必要、という話をしました。
では、どうやって知識の正確さを身につけるのか、という話をしましょう。

よくある間違いが、最初から短答式試験の勉強をしてしまう、というものです。

短答式と論文式は、以下の違いがあります。
・論文式試験は狭い範囲について、深い理解が問われる(基礎的な事項の深い理解が問われる)

・短答式試験は広い範囲について、正確な理解が問われる(全般事項について知っているかどうかが重要)

つまり、論文式に出題される範囲のほうが狭いのです。
また、論文式では、より基礎的な事項が問われることになります。

基礎的な事項は応用的事項、細部の事項の前提になるものですので、基礎的な事項の理解が先行していると、応用的事項、細部の事項の理解・暗記が容易になります。

すなわち、論文式の勉強を先行させて基礎的な事項を先に身につけると、短答式の勉強も兼ねることになるのです。

ここから、私は、論文式の勉強を先にせよ、ということをアドバイスしています。
例えば、基礎の講義を聞いた後に、すぐに論文の講義を聞き、論文答案の作成をはじめるのが得策です。

なので、短答式試験だけに特化した勉強をするのは、最後のほうで構いません。
例えば、5月の短答式試験に向けて、1月や2月から短答式に特化した勉強を始めることで問題ないのです。

よくあるのが、最初から短答式に特化した勉強をして、知識を詰め込むあまり、理解があいまいになり、論文がいつまでたっても解けるようにならない、というものです。

短答に通過しないと論文が受けられないから、という理由で短答を勉強するのはわかりますが、短答にだけ受かっても、次の年から免除などはないので、この作戦はうまくありません。

私がおすすめするのは、
・最初はまずは基礎的な講義を聞いて、基本的事項の理解を深めていく

・並行して論文講義を聞いて論文の答案を書いていき、論文の勉強に重点をおいていく

・短答式については、論文の勉強がある程度進んだ段階で短答プロパーと呼ばれる短答式にだけ問われるような細かい知識のインプットを続けていく

という勉強のしかたです。
短答式の3ヶ月くらい前から短答プロパーの勉強をすれば実は十分なのです。
論文で基礎的な事項は頭に入っていますから、あとは知識のファインチューニングで済みますので。

「短答式プロパーの知識は後に回せ」

が今日のメッセージでした。

次は、短答式の細かい知識をどうやって覚えていくのか、についてお伝えしたいと思います。

URL :
TRACKBACK URL :
Return Top