弁護士鬼頭政人の勉強法ブログ~司法試験&予備試験~

司法試験・予備試験の短答式の過去問が「できるようになった」と言える基準

730fabb73c9a49c2c7034551887a8912_sこれまでは司法試験や予備試験の勉強法にフォーカスして話をしてきました。
過去問は勿論やるべき、という話は何度もしていますが、今一度過去問の話をしましょう。

過去問は、どの程度までやるべきなのでしょうか?
どこまでいけば「できるようになった」と言えるのでしょうか?

まず、過去問を解く回数は目的ではないです。
3回やればいいとか、5回やればいいとか、というのはあくまで手段の話なので、回数の指定はないです。
人の理解度や記憶力により異なる、と言い換えてもいいでしょう。

では、目的は何か。
それは、

過去問を見た瞬間に肢の正誤だけではなくその根拠までスムーズに言える

という状態まで持っていくことです。

「Aの場合はBであるが、Cの場合にはDではない」

といった肢の場合、その◯☓が言えるだけでは「できるようになった」とは言えません。

☓なのであれば、Aの場合でBでないケースや、Cの場合にDであるケースを瞬時に頭で思い浮かべられるようになっているレベル。
これが到達点です。

最初は、なんとなく正解が分かるレベルに過ぎませんが、やっているうちに「Aの場合はBである」の部分が違うな、と分かるようになってきます。
そして、過去問をやりこんでいくと、最後には、「Aの場合にEとかFになるケースがあるから」☓というような根拠の部分がすぐに頭にうかんで来るようになります。

このレベルまで持っていく必要がある、ということです。

だいたいの人が、過去問をやる、という場合に1度や2度解くことだけを目的にしています。
その程度しかやっていないのに新しいオリジナル問題に手を出そうとするのです。
そんなのは全く意味がありません。
勉強の対象が発散するだけで、知識の定着はむしろ妨げてしまいます。

そうではなく、同じ対象をどんどんやりこんで、「できるようになった」と言えるレベル、「見た瞬間に根拠まで言える」レベルまで持っていくのが重要なのです。

このレベルになるまではたとえ10回だとうが、やりこんでいくことが必要です。

短答はこの目的さえ間違えなければ、合格レベルに持っていくのは難しくありません。
最近の問題は知っているか知らないかを問うだけの問題ですので、知っている状態になれば解けるようになるのですから。

URL :
TRACKBACK URL :
Return Top