弁護士鬼頭政人の勉強法ブログ~司法試験&予備試験~

予備試験を受ける意外な動機は◯◯である

4c09ae6e53a560db32c92d510dd946ac_s4月22日(土)に広島、福岡と予備試験の講演会に回ってきました。
高野泰衡先生から、試験の仕組みや具体的な勉強方法について詳細に説明が行われました。
ただ、「そもそも予備試験を受けるかどうか」ということについて決めていない人がまだ多く、すぐに「やろう」とはならない方も多くいました。

私としては、この迷う気持ちはすごくよく分かるのです。
「自分なんて受かるんだろうか」
「続くんだろう」
という不安と、
「もしかしたらいけるんじゃないか」
という期待がないまぜになった感情を抱いているのだと思います。

予備試験を目指す動機は、人によって異なります。
学生の場合は、「年収が高いから」「かっこいいから」といった理由が多い気がします。
勿論、もとから法曹になりたいと思っていた方も多くいますが、ある程度外形的な要素に惹かれて目指す方もよくいると思います。
この動機自体は正直なんでもよく、自分の気持ちが続きさえすればよいのです。

一方で、社会人の場合には動機は非常に様々です。
「仕事で法律を扱って楽しかったから」
という人もいますし、「知り合いに弁護士が多いから」という理由の人もいます。
社会人になると、年収やかっこいいという基準だけでは法曹を選んでいない傾向が強いですね。

ひとつ、社会人の動機で、特徴的かつ意外なものとして

「悔しかったから」

というのがあります。

「ある知り合いにバカにされて悔しい」

「彼女にバカにされて悔しい」

「士業の仕事をしているが弁護士よりもできる範囲が狭くて悔しい」

いろんな経緯はあるのですが、共通して「悔しい」という思いを抱いているのが特徴的であるという印象を受けています。

この「悔しい」という動機は非常に重要で、人間というのは、そういう、ある種原始的な欲求のほうが意外と物事が続いたりするものです。

モテたいとかお金を稼ぎたいという欲求は、それ自体が世間的にあまり賞賛されるものではないため、みんな胸を張っていわないことも多いですが、そうした欲求のほうが実は努力が継続したりします。

むしろ、弁護士のこともよく知らないまま、「社会正義を実現したいから」という聞こえのいい理由で目指している方よりも、上記のような直接的な欲求にもとづいて目指している方のほうががむしゃらに勉強できる傾向はありますね
(勿論、すごくまっとうな動機を心のそこから持っている方はそれはそれで素晴らしいことだと思います)。

少し話は戻りますが、この観点からも「悔しい」という上記の動機は非常に健全です。
最初、この動機で始めること自体は全く否定するものではありません。

勉強しているうちに、法律の面白さが分かってきますので、もっと違う動機も当然出てくると思いますが、動機なんてそんなものです。
後から振り返ればうまく整理できるのかも知れませんが、その瞬間瞬間は、いろんなものがないまぜになっているものなのです。

なので、予備試験を受けようかどうか、迷っている人は、動機の如何にかかわらず、まずは勉強してみる、ということをお勧めいたします。

では次は、予備試験を受けると決めたら次にやるべきこと、について記事にしましょう。
また!

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