簿記2・3級を取得するメリット3つ

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簿記には日商簿記検定と全商簿記検定がありますが、一般的には日商簿記検定の方が知名度も受験者数も多く、メジャーであると言えます。日商簿記検定の2級・3級の難易度はそれぞれあまり高くはなく、独学で勉強をしている方も多いです。

簿記2級・3級は、財務諸表を作成する為に必要なプロセスを習得しているかどうかをみる試験です。実務の中で取引先に関して調査する際の資料の1つ、財務諸表が読めれば理解のスピードも速くなり、問題点の洗い出しをする力にもつながります。

では、具体的には取得するメリットはどういった点にあるのでしょうか。3つの例をご紹介します。

1.大学AO入試での利用が可能!

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AO入試とはアドミッション・オフィスの略で、学科試験のみの結果で合否が決めず、出願者の個性や適性に対して多面的な評価を行い合格者を選抜するスタイルの入試のことを言います。近年ではAO入試制度を導入する大学が増え、希望する大学に定期試験の成績以外での能力や個性をアピールしたいという受験生にとっては一般入試と同等に注目しておきたいところです。

そして現在、簿記の資格をAO入試で利用できる大学が増えています。たとえば、一橋大学 商学部(経営・商)、中央大学 商学部(全学科) 、立命館大学 経営学部 、関西大学 商学部 、 広島大学 経済学部(経済 昼間コース) 等が挙げられます。

上記に挙げた大学では日商簿記1級取得を条件としている大学も多いです。高校生としてはハイレベルな内容ではありますが公認会計士等を目指している生徒さんにとっては一石二鳥かもしれません。しかし、いきなり1級を目指すのは少々大変です。まずは2級・3級を足掛かりにして基礎から徐々に知識を積み上げていくとよいでしょう。

熾烈な戦いが繰り広げられる大学入学試験。志願する大学がAO入試を行っている場合、どのような資格が利用でき、評価されるのかをなるべく早い段階で調べておくといいでしょう。『戦わずして勝つ』という言葉があるように、簿記を強みに一般入試以外で合格を掴み取ることも可能なのです。

2.就職・転職に有利

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簿記はすべての経済活動の基本ともいえますので、簿記の資格者はニーズが安定していて一般に求人も多いです。

簿記3級は経理の基礎に関する資格であり、就職・転職の際に履歴書や面接試験で有利に働きます。簿記2級は高校程度の商業簿記及び工業簿記を習得しているものとされ、取引先企業の経営状況や株式会社の経営管理にも役立つとされています。

実際に求人情報を観てみると、実務で知識を活用する機会が多いであろう経理部の採用条件として、日商簿記3級以上または2級以上を提示している企業が多数ありました。高卒以上の社会人であれば2級以上を取得していると企業側にとっても経理能力を評価しやすく、自己アピールに繋がりやすいと言えるでしょう。

3.一度受かれば生涯有効な簿記

簿記2級、3級とも、資格試験に受かってしまえば、全国どこでも通用し、一度取ると生涯有効の資格です。事務や経理関係で仕事をしたいと考えている方はぜひ取得して頂きたい資格です。

学校教育の試験と異なり、「社会人として活躍できるかどうか」という資質を見極めるのが特徴で、優秀な社会人の育成を目的として施行しています。(商工会議所Webサイト)

と日商簿記検定を運営する商工会議所が示すように、簿記は社会人としての資質を証明する資格の1つであるといえるのではないでしょうか。

以上、簿記2・3級を取得するメリット3つでした。いかがでしたでしょうか。
なお、今年6月に行われた第140回日商簿記試験2級の実受験者数47,480名のうち合格者数は16,395名で合格率は34.5%でした。また、同日程で3級の実受験者数は79,467名、うち合格者数は41,910名で合格率は52.7%となっています。
3級の合格率は50%ほどですが2級になると30%台に落ち込みます。比較的取得しやすいレベルと言われてはいるものの、一定の準備をして臨む必要があります。

次回の日商簿記検定は11月に行われます。受験予定者の方はまだ時間がありますので、最後まであきらめずに頑張りましょう。みなさまがベストを尽くせますよう願っております。

【参考】
簿記 商工会議所の検定試験

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