岡嶋友也の予備試験・司法試験挑戦者応援ブログ

判例か学説か~司法試験&予備試験~

07962649e66265c837368a4bbc31d75e_s法律の学習をしていると、嫌でも、判例、学説という言葉を耳にします。
大学やロースクールの授業では、判例だけではなく、学説について検討したり、調べたりすることがあると思います。

で、判例と学説結局は、どっちに乗ればいいの?
どっちを押さえておけばいいの?となったり、両方わからないと混乱したりすることがあると思います。

特に大学1年生になったばかりの方は、大学の先生が、話していることが学説ばかりだったりして、混乱することがあると思います。

判例と学説、どっちを取れば良いのか?

判例と学説、どっちを取ればいいのかというと、それは、もうズバリ判例です。
判例は神、学説はゴミとも言われることがあるぐらいです。
ではなぜ判例が大切なのか、説明していきます。

そもそも司法試験が何のための試験であるかを考えてみる

そもそも、司法試験、予備試験は、実務家登用試験です。
裁判官、検察官、弁護士にふさわしい力があるのかを見極める試験であります。
そして、実務を支配しているのは何かというと、それが判例なのです。

こんな学説があると言ったとしても、裁判官はへぇーといった感じで、気に留めてくれません。
いくら学説を知っていようが、理解していようが、実務の中では、学説が意味をなさないことが多いのです。
むしろ、判例を理解できていないと、実務では、活躍できないです。

だから、司法試験、予備試験では、判例について聞いてくるのです。
このため、司法試験、予備試験に合格するためには、まずは判例を押さえておかなければなりません。

判例を押さえてから、学説というと、例えば、ある論点についての判例を学習して、それが理解できたら、学説へと勉強していく人がいるのですが、これは効率が悪いと思います。

このように学習するのではなく、とりあえず、1週判例だけを追っかけて勉強して、それを全科目やり、さらに判例への理解が十分となってから学説へといくほうがいいです。

というのも、法律が有機的な関連性を持ち、また、1つの論点について詳しくなっても、それは木を見て森を見ない状況になってしまうからです。

さらに、司法試験、予備試験の問題は、1つの論点しか聞かれないということは、まずありません。
必ずいくつもの論点が試験で問われます。
このため、1つの論点に詳しい人よりも、全ての論点を押さえている人の方が試験では、強くなります。

さらに、全ての論点について学説を押さえていたら、いくら時間があっても足りません。
そのため、学説は後回しでいいので、とにかくまずは、判例を潰していってください。

民事訴訟法については、判例だけでは足りず、学説も勉強する必要があると言われています。
確かに、争点効などの超有名な学説は押さえておかなければなりません。

しかし、基本書や判例百選に掲載されている学説を全て理解しておく必要は全くないと思います。
最近の司法試験では、学説よりも判例についての理解が問われている傾向にあります。
その判例についての正確な理解を元に、それを応用させて問題を解いていくということができれば、十分合格することができるはずです。
予備試験については、判例を理解していれば、十分だと思われます。

学説はいつ必要なのか?

では、いつ学説が必要になってくるのかというと、それは、あまりないのですが、私は、判例の結論に納得できない時や、判例だと書きづらい時だけは学説に乗っていました。

ただ、いきなり学説を展開するのではなく、判例を挙げた上で、こういう不合理な点があるから、学説ですという流れにしていました。
もっとも刑法と刑事訴訟法では、このように記述していると、論証がいたずらに長くなってしまい、当てはめの部分が不足してしまうので、いきなり学説にしていました。

とにかく、まずは判例、そこから、勉強が進んできたら学説といったことで大丈夫です。
大学の授業とかで、先生が学説をたくさん解説していても、まずは判例を押さえてから、その学説について勉強していくといいと思います。

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