高卒でも弁護士になれる!司法試験に学歴は関係あるのか?

 

高卒でも弁護士になれますか?

学歴がなくても司法試験に合格して弁護士になれるの?
一発逆転したい!という声をよく耳にします。

結論からお話しすると「高卒で弁護士になることは可能です。」

では具体的に高卒で弁護士になるためにはどうしたら良いでしょうか?高い志を持つ貴方の夢を叶えるために司法試験の受験条件から解説していきたいと思います。

 

弁護士になるためには?

弁護士になるための2ルート

無資格者が弁護士になるためには、卒業した高校や大学の学歴に関係なく、一般的に全ての人が以下の2ルートを踏む必要があります。高卒で司法試験に挑戦する方も同様です。

1.予備試験の合格して司法試験に合格する(予備試験コース)
2.法科大学院(ロースクール)を修了して司法試験に合格する(法科大学院コース)

このように予備試験コースと法科大学院コースの2コースが存在しますが、もちろんどちらの道を選択しても、その後のステップを踏めば、弁護士資格を得ることができます。これからお話しますが、時間もお金も無駄にしないように、どちらのコースを選択するのか慎重に選ぶようにしてください。

 

1.予備試験の合格後に司法試験に合格する

予備試験に合格すると、法科大学院(ロースクール)を修了していなくとも、司法試験の受験資格が与えられます。法科大学院を修了したとみなされるだけの知識を取得していると評価されるためです。

受験資格や受験回数にも何ら制限はありません。つまり高校生であろうと、高卒の受験者であろうと、何度でも受験することができるのです。

一方で、予備試験も司法試験同様に受験は年1回しかありません。最短で合格することを目標に、長期的な勉強計画を立てる必要があります。

また予備試験では、短答式試験、論文式試験、口述試験と順に全て合格する必要があり、最終的な合格率は1~4%と、かなりの難関試験であると言えます。

しかし近年、「法科大学院コース」の人気が低下し「予備試験コース」の人気が高まっているのも事実です。

難関の予備試験ですが、予備試験合格者の司法試験合格率は高い(H29年度72.5%)状況にあります。予備試験は司法試験受験において、信頼のある試験と評価できます。

また、予備試験に合格すると有名な法律事務所での採用が決まったり、今後の弁護士としてのキャリアにも大きく影響してきます。

予備試験コースの難易度は高いが、その分メリットは大きいということを最低限把握しておくと良いでしょう。

 

2.法科大学院(ロースクール)を修了して司法試験に合格する(法科大学院コース)

高卒で法科大学院(ロースクール)に進学できるのか?

法科大学院は「大学院」であるため、受験するためには大学の卒業資格が必要となります。高卒で入れる法科大学院は殆どないのが現状ですが、事前の審査で大卒同等の能力があると評価された場合には、受験が認められるケースもあります。

高卒にも、大学中退者など多様なケースが想定されますが、この事前審査はかなり高いハードルのようです。

TOEICを初めとする英語力や、予備試験の短答式試験の合格などが主な評価ポイントです。また、その他の法律系難関資格も評価されるようです。

各法科大学院の募集要項で、そもそも高卒者の受験資格が与えられるための、事前審査制度が設けられているかといったことを確認してみると良いでしょう。

>例えば、筑波大学法科大学院募集要項 を確認

 

以上のことより、高卒で弁護士になろうとした場合「1.予備試験の合格後に司法試験に合格する(予備試験コース)」を選択する方が多いです。法科大学院を修了するためには、2年~3年という長い時間も要しますし、学費もかかります。時間面や金銭面の余裕をか鑑みたうえで、予備試験コースか法科大学院コース、どちらのコースにするのかを決定すると良いでしょう。

 

まとめ

弁護士になるために、必ずしも大学・大学院を卒業している必要はありません!

しかし、司法試験を受験するためには覚悟が必要です。(これは大学卒業資格を持つ方も同様ですが。)

予備試験コースを選択する場合であっても、予備試験を突破するために通う予備校にかかる時間とお金のこと、現職のことなど、検討する要素も多いと思います。犠牲にすることも多いかと思いますが、それでも司法試験に合格し、弁護士になってやる!という強い信念があれば全く不可能なことはありません。

覚悟をもったうえで、やり方さえ間違えなければ、高卒からでも司法試験合格を目指すことは十分に可能です。