【法科大学院ランキング】難関法科大学院に進学すべき理由

 

司法試験の受験には主に、

法科大学院への進学

予備試験

という2つのルートがあり、受験生は選択に迫られることになるかもしれません。近年、予備試験の合格を目指す方が多い印象を受けますが、法科大学院への進学もはずせない選択肢だと思います。

法科大学院選びの際に、真っ先に気にしがちなのが「合格者ランキング」です。最新の平成30年度司法試験短答の合格者ランキングを見てみましょう。

 

司法試験短答(H30)合格者ランキング

学校名 受験者数 短答合格者数 短答合格率
中央大法科大学院 435人 296人 68.05%
早稲田大法科大学院 301 244 81.06%
慶應義塾大法科大学院 301 240 79.73%
東京大法科大学院 252 199 78.97%
京都大法科大学院 216 192 88.89%
一橋大法科大学院 121 105 86.78%

 

中央大学は合格者が300人近くとかなり司法試験に”強い”印象を受けますが、合格率に関していえば68%と他の競合校に引けをとる結果に。

じつは受験者数だけで進学する法科大学院を決めるのはかなり危険です。受験者数が多いことに比例し、合格者数が増えるのは当然です。各法科大学院の「司法試験に合格させる力」を見るためにも、「合格率」に着目することをお勧めします。また昨年のデータのみの比較ではなく、複数年のデータを比較し、定量的に検討してください。

 

司法試験合格率ランキング(過去5年間のデータ比較)

学校名 H29 H28 H27 H26 H25 平均合格率
1 一橋大学 49.6% 49.6% 55.6% 47.1% 54.5% 51.3%
2 京都大学 50.0% 47.3% 53.3% 53.1% 52.4% 51.2%
3 東京大学 49.4% 48.1% 48.9% 52.0% 55.2% 50.7%
4 慶應義塾大学 45.4% 44.3% 45.5% 44.6% 56.8% 47.3%
5 神戸大学 38.7% 32.3% 48.3% 30.8% 36.8% 37.4%
6 大阪大学 40.7% 26.8% 29.1% 40.1% 36.4% 34.6%
7 早稲田大学 29.4% 35.8% 30.8% 35.2% 38.4% 33.9%
8 中央大学 26.2% 29.4% 35.8% 34.5% 40.0% 33.2%
9 愛知大学 30.8% 26.7% 36.4% 25.9% 42.9% 32.5%
10 北海道大学 24.6% 23.4% 28.6% 25.5% 33.3% 27.1%
ランキング上位の東大、京大、一ツ橋、と有名国立の法科大学院は過去5年分のデータを比較してみても、平均合格率が50%を超える強さが見受けられます。裁判官や検事を志望するうえでも、一種のステータスになってくるでしょう。一方で、私大もかなりの飛躍がみられ、ランキングでもかなりの位置に食い込みました。慶応義塾大学も毎年50%近い数字を誇示していますし、早稲田、中央も成績上昇傾向にあります。早稲田大学法科大学は10年前までほぼ無名でしたが、母体の早稲田大学法学部の人気を基盤に台頭してきました。

人気・有名大学の法科大学院に進学するメリット

やはり司法試験合格者のOBOGが増えるので、交流を図れるというメリットがあります。実務家の話が聞けるだけでなく、OBOGの方に少人数制のゼミを開いてもらえるなどの恩恵も受けられます。法科大学院の授業は司法試験の範囲を超越することが多いので、法科大学院の授業のみで司法試験の合格を目指すのであれば、OBOGのサポート体制は重要な要素になってくることでしょう。また、司法試験合格後の就職活動にも卒業した法科大学院というのは影響してきます。四大法律事務所などの大きな法律事務所を志すのであれば、人気・有名法科大学院を卒業することは欠かせない条件となります。もちろん予備試験に合格するに越したことはありませんが、司法試験合格後も高いキャリアを目指すのであれば、人気・有名法科大学院への進学をお勧めします。もっとも、人気・有名大学の法科大学院でなければ、司法試験の合格は難しいかと言われると、決してそうではありません。大学院の奨学金制度や立地、教員の質も重要な決定要素でしょう。時間的面でも金銭的面でも「通いやすさ」は需要になってきます。

まとめ

司法試験合格後も高いキャリアを目指すのであれば、難関法科大学院へ進学することをお勧めします。しかし、司法試験の合格が大前提だという方には、大学院の奨学金制度や立地、教員の質など多角的な要素から決定するのが良いかもしれません。

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