最新平成30年司法試験短答結果

司法試験短答合格発表

予備試験合格者99.5%の合格率、「法科大学院離れ」に拍車をかける。

法務省は今月6月7日に、平成30年司法試験・短答結果を発表しました。

予備試験合格者の司法試験短答合格率は脅威の99.5%という結果に。「法科大学院離れ」が懸念されるなかで、今年の司法試験結果にはどのような傾向があるのか調査しておきましょう。

 

 

司法試験短答・試験結果

受験者数 5,238人(途中欠席38人)

採点対象者数 5,200人

対象者 3,669人

合格に必要な成績を得た者(合格者)3,669人

合格率は70%(昨年66%・昨年比4%増)

予備試験合格者の合格率は99.5%

合格者の年齢別構成は、平均年齢31.8歳、最高年齢78歳、最低年齢19歳。

 

出願者数に関しては5,811人、昨年比86%と減少傾向にあります。これは2007年以来の少なさです。合格者数を大幅に減らすことは想像できませんので、今年度も1,500人台の合格者数が維持されると仮定すると、対受験者数の最終合格見込みは28.7%。昨年の25.9%からさらにチャンスが拡大するかもしれません。

 

平成16年(2004年)4月に開校された法科大学院ですが、「法科大学院離れ」「予備試験人気」の傾向が高まり、司法試験の受験者は選択に悩ませれているかもしれません。受験者数の確保が図れず、法科大学院の閉鎖が相次ぐ中で、需要になってくるのが ”法科大学院選び” です。

 

上記グラフは平成30年司法試験・短答における各法科大学院ごとの合格者の分布を示しています。

 

1位 予備試験合格者(合格者431人)

2位 中央大法科大学院(296人)

3位 早稲田大法科大学院(244人)

4位 慶應義塾大法科大学院(240人)

5位 東京大法科大学院(199人)

 

今年度の司法試験・短答においても予備試験の合格者が圧倒的な数となり、来年以降も「予備試験人気」に拍車がかかると予想できます。

人気ロースクールが合格者数を独占する一方で、気になるのが受験者数に対する ”合格率” です。

 

合格率を基準にランキング化した結果、

1位 予備試験合格者 (合格率99.5%)

2位 京都大法科大学院   (88.9%)

3位 一橋大法科大学院   (86.8%)

4位 早稲田大法科大学院   (81.1%)

5位 東洋大法科大学院    (80.0%)

 

合格者数と合格率のランキング結果がほどんど差異のない結果となりました。

 

司法試験受験生にとって王道の歩むルートは

「予備試験に合格する」

「人気法科大学院(ロースクール)に進学する」

この2択に縛られるかもしれません。

 

2019年は有名法科大学院であっても閉鎖を余儀なくなれる可能性があります。一方で、多くの学生は予備試験の合格を目標に、法科大学院の受験を検討するといった傾向があります。「あわよくば予備試験に合格しよう」という中途半端な心構えで予備試験は受かるものではないので、法科大学院と予備試験のそれぞれのメリットを検討しましょう。