『完成!ドリームハウス』の狭小土地、家を建てるにはどこに気をつけるべきか

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「マイホームを持つためなら、少しくらい土地が小さくてもいいや」

家庭や職が安定したきたビジネスマンに降りてくる一つの節目、マイホーム購入。マンションか一戸建てを選択する時に、上記のような考えに至る方もいらっしゃるかと思います。

2014年10月13日にテレビ東京で放送された『完成!ドリームハウス』の物件は、まさにそんな都会に住むビジネスマンにあり得るシチュエーションを具現化したプロジェクトでした。

狭小の土地で快適に過ごせる家 – 完成!ドリームハウス

このような狭小の土地に住む際にはどのようなことに気をつければよいのでしょうか? 今回は住宅問題に詳しい不動産鑑定士の干場 大助先生に解説していただきました。

■狭小土地に住宅を建てる際に気をつけたいこと3つ

まるで家の間に出来たスキマのような土地。家を建てる際にはどのようなことに気をつけるべき何でしょうか。

「考えるべきポイントが3つあります。順に見ていきましょう。

(1):家の形状が限られる

「幅がほそい」のは、土地の形状が正方形や程よい長方形のケースに比べると土地の利用効率が低下する、つまり、幅がほそいという土地の形状のために思い通りの建物を建てることができない可能性もありますよね。その土地に合った形の建物しか建たないということになります。

(2):建築費が上がる可能性がある

「L字形」の土地は、「旗竿地」「敷延(敷地延長)」などと呼ばれています。

周辺の家に囲まれてしまっている土地は、陽当りや風通りが悪く、プライバシーに問題が生じます。設計の自由も奪われてしまう可能性がありますし、通路部分が狭いと重機が入れませんので建築費が嵩む可能性もあります。

(3):隣の建築計画を聞いておく

「将来日が当たらなくなる土地」ですが、お隣の土地所有者さんが適法に家を建てるのは、お隣さんの権利ですので仕方がないことです。不動産の購入時、隣接地が更地になっている場合には、不動産屋さんに役所で隣地に建築計画があるのか聞いてもらってください」

「まとめると、(1)と(2)は減価の要因を内包した土地ですので、最初から土地価格が安くなっています。上に挙げたデメリットを我慢できるのであれば、お買い得なのかもしれません。

(3)は不動産を購入した後に隣の更地に建物が建ち、日当たりが悪くなると後発的に価値が下落する可能性があります」

将来的な見通しを含めて、マイホームを建てる際には注意が必要なようです。

 

■建ぺい率の低さ=悪い住まい、というワケではない

狭い土地には“建ぺい率”の問題もつきまといます。同氏は続けます。

「そもそも“建ぺい率”とは、敷地に対し建物の投影面積(=建築面積)が占める割合です。ざっくり言うと、全敷地の何%を建物部分の敷地として利用できるかということです。

「建ぺい率(%)=建物の投影面積÷敷地面積×100」で求めます。たとえば、土地面積100㎡で建ぺい率80%であれば、100㎡×80%=80㎡部分に建物を建てることができます」

「建ぺい率の主旨は、隣家からの延焼防止と住環境の悪化を抑制するためです。本来、建ぺい率が低いというのは、その土地に住む人にとっては良いことなのです」

一概に“建ぺい率”が低いからといって、住まう人に悪い、ということでも無さそうです。

「単純な話、建ぺい率が低いと建物部分の敷地面積として利用できる部分(建築面積)が小さくなるので、敷地そのものが面積が小さい場合は建物が建ちません。要するに、小さい土地のケースで問題になってくるのです。

例えば40㎡の土地で建ぺい率が40%とかですと、40㎡×40%=16㎡、この部分しか建物を建てられません。建ぺい率が低い土地にそれなりの建物を建てようとすると、そこそこ土地の面積が必要になってしまうのです」

小さな土地を購入する際には、どのくらいの家が建てられそうか、ということも考慮に入れておきましょう。

 

いかがでしたか? はじめて建てるマイホームは失敗のないように様々な面を勘案してくださいね!

 

【参考】

狭小の土地で快適に過ごせる家 – 完成!ドリームハウス

【画像】

photo by : Lee

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