初詣は和服がいいけど…雨は大丈夫?気象予報士が解説

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2014年もあとわずか!今年の初詣はどこに行くかもう決めましたか?12月に入ってからしばしば急な雨が降ってくることがありますが、気になるお正月の天気はどうなのでしょう?気象予報士の飯沼先生にお伺いしました。

元旦の天気予報は?

表1は、主要都市における過去30年間の天気出現率(%)をまとめたものです。北日本や日本海側では「雪」、関東から西の太平洋側や九州では「晴れ」の出現率が多くなっていますね。特に、東京では、90%近い晴天率です。初日の出を見るなら、やはり関東の平野部ということになるのでしょう。

初詣1
表1.元日(1月1日)の主要都市の天気出現率(%)
※統計期間は30年(1981-2010)

では、2015年の元旦(1月1日)の天気は、どうなるのでしょうか。この記事を書いている12月22日の時点でそれを予測をするのは、精度的にかなり厳しいのですが、元日の天気を予報してみました。

【札幌】晴れ一時雪  【仙台】晴れ時々曇り  【新潟】曇り一時雨
【東京】晴れ時々曇り 【名古屋】晴れ時々曇り 【大阪】曇り時々晴れ
【広島】晴れ時々曇り 【高松】晴れ時々曇り  【福岡】曇り一時雨
【那覇】曇り一時雨

※あくまで12月22日時点での予報ですので、常に最新の予報をご確認ください。

どうやら、2015年の初日の出は、太平洋側を中心に広い範囲で見ることができそうです。ただ、晴天が期待できる地域でも曇る時間帯があり、タイミングによっては、初日の出の時間帯に東の空に雲がかかるかもしれません。あとは、日頃の行ない次第?

今年の東京は雪が降りやすい?

図1のように、「南岸低気圧」と言って、日本の南の海上に前線を伴った低気圧が進んでくると、乾燥した晴天が多い冬の太平洋側の地方でも、雨や雪が降りやすくなります。時折、関東地方が大雪に見舞われることがありますが、その原因が南岸低気圧なのです。

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図1 南の海上に低気圧が進んできたときの天気図(南岸低気圧)2014年2月21時

天気図の日付をご覧ください。2014年2月14日です。実はこれ、関東甲信地方で大雪となったときの天気図です。2月14日の午前中に降り出した雪は大雪となり、各地の積雪は、東京都心で27センチ、山梨県甲府では114センチ、群馬県前橋で73センチ、埼玉県熊谷で62センチとなるなど、多くの地点で観測史上1位を更新しました。

冬型の気圧配置が弱まると、日本の南の海上に前線を伴った低気圧(南岸低気圧)が進んでくる機会が増えます。なので、日本列島が厳冬の年よりも、暖冬の年のほうが、東京では雪が降りやすいのです。

この12月は、強い冬型の気圧配置となる日が多く、厳冬でしたが、最新の1か月予報(12月22日現在)によると、この寒さは、少なくとも1月中旬まで続きそうです。それ以降は、11下旬に発表された3ヶ月予報(12月22日現在の最新)が参考になりますが、それによると、どちらかというと暖冬傾向の予想です。ですから、1月下旬~2月は、東京でも雪が降る機会が何回かありそうです。

ただ、低気圧が通るコースや低気圧の発達度合、さらに、上空に流れ込む寒気の強さによって、「雨になるか雪になるか、雪ならば大雪になるのか」が決まってきます。なので、関東地方の雪の予報は、難しいのです。

初詣に出かけるときにオススメの服装は?

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女性なら晴れ着で出かけたい!と思う方も多いはず。でも、やはり何よりも防寒対策です。特に、大晦日から元旦にかけて、日付をまたいで初詣も計画しているなら、防寒対策は万全にしましょう。大晦日の夜に出かけたとしましょう。深夜に向かって気温がどんどん下がります。長い時間、寒い中を過ごすのですから、あっという間に体の芯まで冷えてしまいます。

服装で体を冷やさないポイントは、首、手首、足首の保温です。首まわりは、ハイネックのセーターやマフラーで、手首と足首は、手袋やブーツ、レッグウォーマーなどで保温しましょう。ヒートテック系のインナーや靴下も、温感効果抜群です。足元から冷えやすいので、靴下を重ね履きするのもいいでしょう。耳あてをして、帽子もお勧めです。これで、初詣での防寒対策は、万全ですね。

 

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