【憲法のすすめ】憲法の勉強法まるわかり。各資格試験別の対策とは。

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先日、民法の資格別学習方法についてご紹介しました。

 

今回は憲法についてお伝えします。

 

憲法はメジャーな試験ですと、司法試験、司法試験予備試験、司法書士、行政書士、公務員試験で問われる傾向にあります。

 

憲法は「法」という名前こそついていますが、法律ではなく、法律の上に立つ概念です。

憲法は法律に優越しています。

 

そんな国家の基本法である憲法については、いわゆる「法律家」の試験では必須科目となっています。

 

司法試験の憲法学習法

司法試験においては、公法系というくくりで、行政法と一緒に問われることになります。
短答式試験、論文式試験の両方において問われることになります。

 

司法試験の短答式試験では、判例や学説について基本的な理解ができているかどうかが問われます。
もちろん、単に判例の結論だけを覚えていたのでは解答できず、判例相互の関係最近の判例の動向などを
理解しておく必要があります。
もっとも、憲法はわずか100条程度の条文しかありませんし、判例の数も判例百選に掲載されているのは
200程度ですので、司法試験の科目の中では学習範囲は広くありません。
そこで、人権では判例の内容を、統治では条文と周辺法律(国会法や裁判所法など)を理解、記憶しておけば一定の点数が取れるような内容になっています。

 

一方、司法試験の論文式試験では、A4で2〜4枚程度の事例が出題され、それについて憲法上の論点が問われます。
憲法の論文式答案については、一定の書き方がありますので、それを学んでいないと書きにくいような内容になっています。

具体的には、どんな権利が侵害されているか、その権利は憲法上の権利か、どの程度重要な権利か、どの程度の制約なら許されるか、本件ではどうなのか、といった順序で論じていくことになります。

 

このような司法試験の憲法の論文式答案を書けるようにするためには、司法試験の過去問を何度も何度も解いて、書くことに慣れるほかありません。

 

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司法試験予備試験の憲法学習法

つづけて、司法試験と似ている試験として司法試験予備試験でも憲法は問われます。
短答式、論文式で独立した科目「憲法」として問われます。

 

短答式は、司法試験と8割方同じ問題が出題されますので、対策としては司法試験と同じになります。

論文式試験は、司法試験よりは問題文が短いことが多く、また、司法試験と異なり統治の分野が出題されやすい傾向はありますが、試験対策としては、「書き方のお作法」を覚えておくことが非常に重要である点は同じです。
ただ、統治の分野は、三権分立など、基本的な原理と絡めて答案を書かないと高得点になりませんので、
その点は司法試験とは違った対策が必要になります。

 

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司法書士試験の憲法学習法

次に、司法書士試験ですが、この対策は司法試験や司法試験予備試験とは全くことなります。

憲法全体で、択一式で70問中2問しか問われませんので、あまり時間をかけて勉強している暇はありません。
多くの出題がなされる民法や不動産登記法、会社法や商業登記法について時間をかけて勉強するべきだからです。

なので、試験対策としては、すべてを網羅的に勉強するのではなく、ピックアップして勉強するのが
賢明です。

 

人権では、政教分離や表現の自由など、きわめて重要な判例が集中している分野、統治では条文知識が非常に重要ですので、そういった「絶対に外せない点」について濃淡をつけて勉強をすることになります。

1問正解できれば問題ありませんので、そこまで時間をかけて勉強するべきではありません。

 

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行政書士試験の憲法学習法

そして、行政書士試験では、司法試験と司法書士の中間程度の取り扱いになっています。

選択式問題で5問多肢選択式で1問出題され、人権については判例の結論を知っているかどうか、
統治については条文知識が問われることになります。

 

全体の難易度としては司法試験や司法試験予備試験よりは低いですが、近年は難化しているので、殆ど変わらない位にはなってきています。

 

行政書士試験のメインは民法と行政法ですので、そこに力を割いて勉強するべきですが、憲法は得点しやすい科目であるため、ある程度の時間を割いて勉強した方が得策です。
特に、統治は難易度が低いので、確実に得点できるようにしておきましょう。

 

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【公務員試験の憲法学習法】

最後に、公務員試験ですが、国家総合職国家一般職地方上級で法律職だと憲法が問われることになります。
細かな試験種によって問題数は変わってきますが、2〜3問程度の出題であることが殆どです。

国の権力機構をつかさどる公務員になるからには、憲法の勉強をおろそかにしない方がいいですが、司法書士と同様、出る問題数が限られるため、ある程度、他の科目との優劣をつけて勉強するべきです。
難易度としては行政書士と同程度ですが、近年は行政書士が難化しているため、公務員試験の方がやや難易度が低いといえます。

 

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このように、憲法については択一式で問われることが多く、司法試験、司法試験予備試験だけは論文式試験でも問われることになります(公務員でも問われることがあります)。

 

ただ、全体として範囲は広くなく、理解もしやすい科目ですので、どのような試験種でも得点源にする
ことのできる科目であるといえます。

 

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