岡嶋友也の予備試験・司法試験挑戦者応援ブログ

「法律の解釈の基本」と「試験の解釈の基本」

9d9dc0da1305dcba64d9c52e7bcf3f84_s先日twitterで、
『10に満たない法律を知っているかどうか、ではなく、「法律の解釈の基本」を知っているかどうか、というのを試すのが司法試験なり予備試験なわけです』
、という呟きを見ました。

まさにその通りだなと私も思います。

趣旨から考えることや、利益考慮などの「法律の解釈の基本」がわからなければ、おそらく実務に出ても、法律を扱って仕事をして行くことは難しいのでは、と思います。
法律の知識をいくらいれたところでこの先、無意味になる可能性があるのです。

知識や情報量をストックしておくことについて、人間はコンピューターには勝てないです。
知識や情報をいくら持っていようが、そういった仕事はコンピューター、AIに任せる時代がすぐそこまで来ています。
こういったことから考えても、やはり大切なのは、「法律の解釈の基本」、法的思考方法だと思います。

「法律の解釈の基本」さえあれば、司法試験&予備試験に合格できるのか

もっとも、この「法律の解釈の基本」だけで、司法試験、予備試験をパスできるかというと、それだけだと難しいと思います。

試験では、
試験問題の解き方、思考方法、つまり、「試験でこう問われたり、こういった問題が出た時にどう対処すればいいのか」「どう解けばいいのか」ということを、オートマティカルにやる方法を知っていると、合格をぐっと引き寄せることができます。
私はこれを「試験の解釈の基本」と呼んでいます。

民法でも、「難しい、何をやればいいのかわからない」という声を聞きますが、私は民法が最も、点数を取りやすいと思っています。
それは、民法の「試験の解釈の基本」を知っていると、あとはそれに当てはめていけば良いだけだからです。

不動産で、所有権の帰属が争われ、返還請求をしている場合は、「抗弁としてこれとこれがあって、それに対しては、こういった再抗弁が考えられる」というように、あらかじめ思考方法が決まっているのです。

他にも、売買契約でそれを解除したいってなると、これとこれとこれの構成があって、じゃぁ今回はどれを使おうかなといった風に考えていきます。

こういった思考方法ができてしまうと、民法は他に比べて楽な科目です。
他の科目でもそういった思考方法や枠はあります。
それを、身につけるだけで、合格へぐんと近づきます。
また、こういったワードが出たらこういう論点が問われるというのもあります。

思考方法<論証?

もしかしたら、
「思考方法がわかっても論証を覚えていないと意味がない」
と思われるかもしれませんが、それは私は違うと思います。

論証は、理由付で理由付になっていないものを出していますし、それに、「法律の解釈の基本」を身につけていれば、趣旨はその場で作ることができます。
あとは、そこから演繹的に規範を出せば良いのです。

また、試験では問われたことがない論点が出されます。
そのため、論証を知っていてもどうにもならないことが多いわけです。
知らない論点こそ、「法律の解釈の基本」を使って解いて行くわけです。

さらに、見たことも聞いたこともない論点が問われている時は、その前段階で合否が決まっちゃうことがあります。
というのも、「法律の解釈の基本」「試験の解釈の基本」をわかっていないために、適切な思考回路を辿れないからです。

つまり、適切な請求権が立てられなかったり、論点を見てすぐ飛びついて原則論を忘れちゃったり、ちゃんとした思考回路を辿れないために、明後日の方向にいってしまう可能性があるのです。

どのように「解釈の基本」を身につけるのか

こうならないためにどうすればいいのかというと、それはまさにアウトプットしかありません。
インプットばかりでは、「法律の解釈の基本」「試験の解釈の基本」を身につけるのは不可能に近いと思います。
実際に問題を自分で解かない限りは、わからないし、身につかないものだと私は思っています。

問題を解けば解くほど、試験で問われていることは同じことだということにも気がつくと思います。
そうなってくると、やはり旧司法試験の必要性は今なお残っているのではないでしょうか。

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