岡嶋友也の予備試験・司法試験挑戦者応援ブログ

民法基本書のオススメまとめ

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今回は、民法のオススメ基本書について書きたいと思います。

民法基本書〜初めに読むべきもの〜

通読用には、『民法(全)』がオススメです。

あれだけ条文がある民法をここまでコンパクトにまとめた本はないです。
そして、内容も必要十分な量が書かれています。
判例実務に沿って書かれているのも、いいところです。

もっとも、初学者の方がいきなり読んでわかるタイプの本ではないと思います。
1000条以上ある民法を1冊にまとめているので、行間を読む必要があります。

そうは言っても、初学者に読んでほしいのです。
なぜかというと、民法の全体像をつかむのには最適だからです。

総則、物権、債権総論、各論、親族相続と1冊ずつ揃えて読んでいたら、時間がかかりすぎますし、挫折しかねません。
それなら、読んでいてもわからないかもしれませんが、この本1冊で全体像をさっとつかんで、演習に入ってほしいです。

それでは、総則、物権、債権総論、各論、親族相続と見ていきたいと思います。

 

民法基本書〜総則、物権編〜

『民法の基礎(1)総則』、『民法の基礎(2)物権』がオススメです。

ケースメソッドを採用しており、わかりやすいと思います。
また、学説や、佐久間先生の説、発展的内容については、ポイントを落として注釈に書かれています。
そのため、本文の方を読んでいけば、判例実務をしっかり抑えられると思います。

担保物権については、『担保物権法』(著 松井 宏興)がいいと思います。
難しい担保物権を、趣旨、目的から解きほぐし、わかりやすく解説してくれています。
判例に沿って書かれており、松井先生の説はポイントを落として書かれています。

担保物権については、このぐらいの知識量で十分です。

 

民法基本書〜債権総論編〜

債権総論は、『プラクティス民法 債権総論』、『債権総論』(著 中田 裕康)がオススメです。

前者は、非常に分厚いですが、読みやすいです。
また、ケースメソッドなので、わかりやすいと思います。
もちろん、潮見先生の説が出てくるところはありますが、さほど気にする必要はなく読むことができます。
そして、何と言っても、情報量が豊富です。

後者の方は、前者よりは硬い基本書だと思います。『プラクティス民法 債権総論』よりもレベルが高いです。
もっとも、文書自体はわかりやすいです。

私は、2冊とも持っていましたが、メインでは、『プラクティス民法 債権総論』を使っていました。
どちらか1冊あればいいと思います。

 

民法基本書〜債権各論編〜

債権各論は、『民法講義<4−1>契約』がオススメです。

分厚いのですが、文章は読みやすく、ケースメソッドを採用していることもあり、内容もわかりやすいです。
情報量も豊富です。
そして、要件事実をまとめてくれているので使い勝手がいいと思います。
不当利得と、不法行為についてないのが、難点かもしれませんが、契約法をしっかりと学ぶ上で、最良の本だと思います。

『民法講義Ⅰ 総則』もオススメです。
ただ、総則については、ちょっとオーバースペックかもしれません。

『基本講義 債権各論<1>契約法・事務管理・不当利得(ライブラリ法学基本講義)』、『基本講義 債権各論<2>不法行為(ライブラリ法学基本講義)』もわかりやすく、いいと思います。
こちらも、要件事実に配慮して書かれています。

もっとも、潮見先生の学説が前面的に出ている部分があるので、そこには注意したほうがいいです。
債権各論を学ぶには、まずこの2冊という学部生やロー生がいますが、判例を抑えていない段階では、ちょっと難しいのではないかと思っています。

 

民法基本書〜親族相続編〜

親族相続については、『民法6 親族・相続(LEGAL QUEST)』がいいと思います。
薄いものの、十分な情報量が含まれています。
これ1冊あれば、大丈夫です。

 

民法演習書

そして、演習書ですが、これは、旧司法試験の民法がいいです。
まずそちらをやりましょう。

そして、問題も解答も覚えてしまうぐらいやり込んだら、『基本事例で考える 民法演習』、『基本事例で考える 民法演習2』がいいです。

設問は短いのですが、非常に練られた問題が多いです。
民法は、考え方、思考方法がポイントだと思うので、この演習書でレベルアップを測ってください。

これが難しい場合は、『事例で学ぶ民法演習』がいいです。
こちらの方が、基本的な設問が多いですが、当てはめもしっかりなされているのでオススメです。

『民法総合・事例演習』の方は、非常にいい演習書なのですが、問題のレベルが非常に高いです。
また、京大の授業向けに作られてものです。
そのため、京大ロー出身の方から指導を受ける人や、授業レジュメを持っている人以外は手を出さない方がいいと思います。
学生同士のゼミでやる時に使用している人がいますが、建設的な議論ができなかったり、結論を出せなかったりと言ったことになり、効率的なゼミにはならないのではないかなと思っています。
そして、ここまでできなくても司法試験は合格できます。

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