岡嶋友也の予備試験・司法試験挑戦者応援ブログ

「条文を引く」ということ

zyoubun「条文を引くこと」は法律の勉強の基本

法律の勉強をする上で必ずやらなければいけないことの一つに、条文を引くということがあります。

法学部に入学したばかりの大学生の多くは、六法を引かずに授業を受けたり、基本書・予備校本を読んだりしていると思います。
しかし、これは、直ちにやめたほうがいいです。
今後、法曹を目指そうという方は、特にやめたほうがいいです。
六法とお友達になれと教授が言っていましたが、その通りだと思います。

確かに、条文を引かずとも理解できるところはあるでしょう。
そもそも、論点というのは、条文の解釈をしようとした時に生まれます。

未成年者の詐術についてもそうです。
未成年者が、偽造パスポートを用いるなどの方法で自分が成人だと言っていたという時に、「詐術」に当たるというのは、常識に照らせばわかることです。
しかし、「君、成人?」と聞かれ、それを単に黙っていたという時はどうでしょうか?
この時は、「詐術」だとは断言しづらいでしょう。
この時に、民法21条の「詐術」についての解釈をどうしようかということで論点が生まれてくるのです。

つまり、条文を引いて、その文言がどういう意味を持っているのかを解釈するというのが法律の勉強の基本ということです。

これを、条文を見ないで勉強するというのは、地に足をつけた勉強とは言えないのではないでしょうか。
細かくてもいいので条文を引いて、条文のどこが問題になっているのかをしっかりと意識して勉強したほうが効率的だとも思います。

条文が問題解答のスタート地点

予備試験、司法試験では、考えたこともない問題、使ったこともない条文を使って問題を解くことがあります。

この時、スタート地点となるのが条文です。
まず条文に当たってみて、この要件に当てはまるのか、当てはまらないのか、要件を解釈する必要はあるのかないのかなどを考えなければなりません。
条文を引くということをしていないと、このような思考は難しいでしょう。
法曹になる以上は、やはり条文がスタートなんだなということは、司法修習を通じて痛いほど感じています。
条文を知らないと、異議も出せませんしね。

条文を引く癖をつける

司法試験では、試験時間が2時間と長丁場に思われますが、時間はかなり足りないです。
目次を見て、条文を探してということは極力避けたほうがいいです。
そうするのではなく、パッと頭に条文が思いついて、確認する程度に引くということが望まれます。
条文を引く癖をつけておくとこれが早くなります。

また、試験で使われる六法と同じものを普段から使っておくと、場所で覚えることもできます
刑事訴訟法321条は、右のページの中段にあったなと覚えておくと、そこだけを見ながら、パッパ捲っていけます。

卑怯だとか言いたくなるかもしれませんが、試験に合格する作戦としては、いいものだと思います。
私はそうしていました。

試験用六法で条文を引いておく

試験用六法が発売されたら、買って、それを使って勉強していました。
そのため、試験場でも、かなり条文を引く時間が短縮できたと思います。

試験用の六法は、ポケット六法やデイリー六法と異なる点が多々あります
関連条文が示されていませんし、法律によっては、条文の見出しがないです。
司法試験用の六法は、非常に分厚いです。
鈍器じゃないかというぐらい重いです。
そのため、引きづらいと思われます。

だからこそ、試験用六法で練習をしておくといいと思います。

ちなみに、試験が終了すると、六法は自由に持って帰ることができます。
もちろん置いていくこともできます。
大半の人は持って帰るのですが、置いていく人もおり、その人のをこっそり持って帰るという人もいます。
2冊、3冊持って帰るということです。
タダでくれるので、1冊は持って帰ってもいいと思います。

 

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