岡嶋友也の予備試験・司法試験挑戦者応援ブログ

規範は最低限のレベルがあれば良い?

規範

規範は間違っていなければいい

規範をどうすればいいのか、どう論証すればいいのかわからない、ということがあると思います。

しかし、規範は、間違っていなければ問題ないです。
間違った規範や、どう考えてもこれは変だろうというのさえ書いていなければ大丈夫です。

94条2項の「第三者」についても、いろいろな書き方があります。
しかし、言い回しの違いがあるだけで、実質的な内容はどれも同じことです。

特に、よく悩みがちになるのが、共謀共同正犯だと思われます。
「①共謀②実行行為」にするのか、「①共謀、②重要な役割、③実行行為」にするのか等々、迷われるかもしれません。
これら結局はどれも同じようなことを言っています。差はないです。
見なければいけない事実、その後の検討などについて差が生じ得るものではないです。

そのため、自分が使いやすいのを使えばいいです。
学問的には、どの規範が正しいとかあるのかもしれませんが、試験的には、間違いがなければ、正解になると思います。
おそらく、試験委員もそこを見ているのではなく、思考回路を見ているのだと思います。

規範の評価のされ方

問題のパターンとしては、今まで考えたことがない論点についての問題と、既存の知識を使って解いていく問題の2つがあると思います。

前者の場合、考えたことも、見たこともない法律を作っていくため、趣旨をどう考えていくのか、不都合にも目を配ることができているのかなどを見ていると思われます。

この時、規範については、点数があるにはあると思いますが、おそらく試験委員が要求している答えをズバッとかける人は、超少数です。
みんな悩みながら、趣旨を考えて、そこからふわっとした規範を出してという感じです。
つまり、この時も間違ったことが書いてなければ、点数が入るということです。

他方、後者である既存の知識を使って解いていく場合、刑事系に多いのですが、規範を出せることは当然の前提にされています。
当然書けるよね、という感じで出題されますしね。

この時はおそらく、その規範を使った後を見られています。
当てはめの仕方であったり、そのまま当てはめた時に生じる不都合だったりをどうバランス取っていくのかに注目して採点されると思われます。
この時も、間違ってはいない規範が書いてあればいいのです。

規範では差がつかない?

このように、受験生が思っている以上に、規範という部分についてはあまり関心が保たれていないと思われます。
私も答案を見る時は、そこまで注視していないです。
キーワードが書けているかしか見ていないです。
素晴らしく書けているなーとかも思わないです。

採点をして見るとわかりますが、そこには興味があまりわかないです。
確かに、受験勉強をしていると、正しい規範を書こうとか、正しい論証を書こうとして、いろんな書籍を見たり、調べたりとしたくなります。
しかし、それは最低限のレベルでできていれば問題無いです。
そこに労力を掛けるのであれば、思考方法について勉強をしたり、定義や考慮要素を暗記したりということに力をかけていくほうがいいと思います。

また、規範は、覚えていれば書けちゃいます。
たとえ理解していなくてもです。

紙面上では、規範の部分だけを見ても、理解しているかしていないのかは、よくわからないです。
しかし、その前後、問題提起であったり、当てはめ部分だったりを見れば、その理解の有無はわかります。
つまり、規範の部分では差がつかないのです。

このように、受験生が思っているところと点数が振られているところ、差がつくところというのは乖離があると思います。

大学やロースクールでは、法律の解釈について時間を割いて授業をするので致し方ないことなのかもしれません。
規範についてだけではなく、合格するためには、何が必要なのかという発想を持って勉強していくと、合格に大きく近づいてくると思います。

 

★☆★☆23のポイントで分かる!試験形式別・勉強計画(予備試験編)☆★☆★
僕が実践した、勉強計画の立て方、そして、各試験にむけてやるべきことをシンプルにまとめました。 1コインで学べますので、気になる方は是非ご覧ください。
>

★☆★☆試験に受かる勉強法を習得したい方向け☆★☆★
本ブログでも勉強法について語っていますが、
資格スクエアでは勉強法だけを10時間みっちり教えている講座があります。
講師の方は、大学時代に勉強法研究に目覚め、
その後、公認会計士試験⇒予備試験⇒司法試験に突破された、勉強法マニアの方です。
5400円という飲み会一回分の値段で、正しい勉強法が勉強できるのはすごいです。
難関試験の一発突破術はこちら

URL :
TRACKBACK URL :
Return Top