岡嶋友也の予備試験・司法試験挑戦者応援ブログ

刑事訴訟法のオススメ演習書『事例演習刑事訴訟法』

今回ご紹介させて頂きたい演習書は、『事例演習刑事訴訟法』です。
古江頼隆先生が書かれた書籍です。

『事例演習刑事訴訟法』の特徴

この演習書、非常に多くの受験生がご存知だと思います。
また、かなり多くの受験生が使用されているのではないでしょうか。
私も使っていました。2週か3週ほどは解いたと思います。

本書に掲載されている問題は、短いものが多いです。
司法試験と比べると、短いです。予備試験の方に近いかもしれません。

そして、問題自体は、旧司法試験の過去問をアレンジされたようなものが多いです。
そのため、旧司法試験との親和性がいいと思います。

問題自体は、基本的なものが多いです。非常にシンプルです。
当てはめの練習には向いていないと思われます。

『事例演習刑事訴訟法』の解説

そして、解説ですが、読みやすいです。
読みやすいにもかかわらず、最新の議論、深い知識を得られます。

内容自体は、かなり高度です。
かなり頭の中を動かしてくれます。
刑事訴訟法の奥深さ、面白さに触れることができると思います。

私は、それが好きで、本書を2、3週ほどしちゃいました。
また、解説の最後にあるまとめ、コラムの部分が非常にためになります。

受験生が陥りやすい勘違いであったり、答案の書き方、考え方であったりを説明してくれています。
私には、別件逮捕搜索のところと伝聞のところが非常に参考になりました。そこは、なんども読みました。

刑事訴訟法の論点解説書

本書は、刑事訴訟法の奥深さに触れることができるものですが、演習書というよりも、論点についての解説書という面が大きいです。

また、読みやすいのですが、基本的なことができていなければ、読み進めることが難しいかもしれません。
予備試験に合格できるレベルにあれば問題ないのですが、ロースクール入試に標準を合わせている方が読んでも、消化不良に終わると思います。

先輩などから、本書を勧められることが多々あるかもしれませんが、安易に手を出すべきではないです。
しっかりと判例実務を押さえてからにしたほうがいいと思います。

刑事訴訟法の実務と学説

刑事訴訟法は、実務と学説の間に隔たりがある科目です。
実務ではこうだけど、学説でそれが批判されているという部分が多々あります。
そのため、実務で取られている考え方を知らないと、少しずれてしまいがちです。
しかも、その学説を追っていくのが面白から、困るんですよね。

本書では、実務で取られている考え方をさらっと紹介して学説に入るということもあるので、判例通説についての知見を深めたいという場合には、注意が必要です。
さらに、通説のように書かれている部分が、古江先生の説だったりすることもあります。
やはり、基本事項が身についていないと難しいかもしれません。
受験生が思っている以上に、深く、難しい内容です。

刑事訴訟法は処理ができれば良い

また、本書をやっていなくても、十分に合格することができます。
私は、2週、3週とやりましたが、刑事訴訟法は、処理さえできればいい科目です。
つまり、学説云々よりも、しっかりと規範に当てはめができるかや、伝聞の処理ができるかがポイントです。

そのため、学説についての知識がなくても問題がないです。
とにかく演習をする必要があります。
本書は、演習というよりも解説という点に重きが置かれているので、演習を積むという点から考えても、向いていないと思います。

 

事案が長めの演習書、『ロースクール演習 刑事訴訟法』『事例研究 刑事法2刑事訴訟法』の方がいいかもしれません。
こちらの方が、当てはめの練習をすることができると思います。

生意気ながら色々と書かさせていただきましたが、刑事訴訟法の面白さ、奥深さについて触れること、また、論点についての理解に役立つ本であることは間違いないです。
刑事訴訟法が好きな人に特にオススメの一冊です。

 

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