岡嶋友也の予備試験・司法試験挑戦者応援ブログ

実務修習体験談−刑事裁判修習−

数回にわたって修習についてお話をしてきましたが、今回は、刑事裁判修習についてお話をしたいと思います。

刑事裁判修習の流れ

私の班は、15人だったこと、刑事部が5つあったこともあり、3人一組で刑事裁判修習を行いました。
検察では、全員で1部屋という大部屋だったので、少し寂しい感じがしました。

回りとガイダンスが終わり、部に配属されました。
検察修習の時は、初日は座学がメインでしたので、座学かなと思っていたところ、いきなりの裁判傍聴でして、かなりびっくりしたのを覚えています。

刑事裁判修習では、事前に記録を検討して、裁判を傍聴するというのが中心です。
第1回公判ですと、記録といっても、起訴状一本主義なので、起訴状しかないですけどね。

期日が進むにつれて、記録の量も増えていきますし、かなりの分厚さ、事件によっては、2分冊、3分冊にわかれているものもあります。
これらを読んで、期日に臨みます。

私は、検察官の後ろで事件を見学することが多かったですが、事件によるところもあると思います。

バーの中に入るのは、ちょっとドキドキしましたね。
テレビで報道されるような事件の場合、テレビに映ることもあると思います(私はなかったです)。

そして、期日が終わり、裁判官室にもどってきたら、その事件、期日で行われたことについて裁判官とディスカッションするという形になります。
最初のほうはいろいろな疑問が出ると思いますので、それについて聞いてみるといいと思います。
こういったことを繰り返していくという感じですね。

修習期間が2か月間しかないので、多くの場合は、1回しか見ることができないと思いますが、最初のほうに見た事件であれば、二期日見ることができると思います。

刑事裁判における司法修習生の特権

裁判員裁判の評議見学

そして、刑事裁判修習で1番のポイントは、裁判員裁判の傍聴です。
裁判員裁判では、記録を見ること、公判前整理手続を見学できることはもちろんですが、それだけではないです。
なんと、評議の見学もできます

これは、司法修習生だけができることです。
法曹になれば、裁判員に選ばれることはないですし、検察官、弁護士になると、評議を見学するということは一生できません。
修習生のうちだけです。

ただ、大変なのが、「石になること、壁になること」です。
あくまで、裁判員の方々の善意で見せてもらえているだけのものなので、迷惑をかけてはいけませんし、評議に影響を与えてもいけません。
うなずくのも、笑うのもできません。
そのため、修習生は、石になる、壁にならなければなりません。

しかし、寝た場合は、かなりのお叱りを食らうと思います。
私は教官から「裁判員裁判で寝るな、おまえは、寝ないで帰ってきたらそれでいい」と言われていました。
そのため、裁判員裁判は、とにかく寝ないことを目標としていました。

模擬裁判ができる

また、刑事裁判中は、模擬裁判がありました

私はこれまで模擬裁判は経験したことがなく、また、実際の法廷を使ってやるので、緊張とワクワクが混在していたのを覚えています。
準備も大変だと思いますが、やるからには、しっかりとやったほうがいいと思います。
そちらのほうがたのしいです。
遊びではないですが、大人の遊びは真剣にやらないと面白くないといいますしね。

裁判官の仕事が見れる

さらに、裁判所での修習は、裁判官の横で机を並べて修習を行います
これも、司法修習生だけの特権ですね。

裁判官が、裁判官室で何を話しているのか、どのように仕事をしているのかを間近で見ることができます。
想像していた以上に泥臭い仕事だなと思ったのを覚えています。

 

検察官、弁護士となる方々は、人生で最も裁判官に近づける機会だと思うので、大いにその機会を利用して、勉強してみてください。

 

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