岡嶋友也の予備試験・司法試験挑戦者応援ブログ

司法試験の勝負所

旧司法試験と新司法試験の違い

平成18年より、現行の司法試験が始まりましたが、旧司法試験と大きく問題の内容、量が変わりました

旧司法試験の時は、問題文は長くてもA4用紙1枚に収まる程度でした。一業問題もありました。
このように問題文が短かったこともあり、あてはめの部分が重視されていませんでした。

他方、新司法試験では、問題が非常に長いです。
かつてであれば、「甲は殺意をもって」と書かれていた場所が、書かれておらず、その反面、殺意を推認させるような事実が豊富にちりばめられており、それを一つ一つ拾って事実を評価して結論を出していく必要が出てきました。

そのため、よく言われるのが、「あてはめが大切」という言葉です。

司法試験で事実認定力は見られていない

私としては、この言葉に非常に違和感を持っています。
修習に行き、よりその違和感は強くなりました。

というのも、受験生が思っているほど、あてはめが勝負どころではないからです。
おそらく、そこよりももっと別の部分でしっかりとしたものがないと合格は難しいです。

そもそも、あてはめというのは、規範に対して、生の事実をぶつけて、評価をして、結論を出すという事です。
つまり、事実認定です。

この事実認定は、どこで学ぶべきものかというと、修習です。
教官も、「修習では事実認定を学んでください」とか、「事実認定ができているかを見るのが二回試験です」と言っていいました。

ということは、事実認定ができていないことを前提とされています。
司法試験、予備試験に合格した段階では、事実認定力があるという事にはならないのです。

何がいいたいかというと、修習で事実認定を学ぶという事は、その前の段階では、事実認定について学んでいなくても大丈夫ということです。

司法試験の勝負所は法的知識

では、司法試験や予備試験というハードルは、何を見ているところなのでしょうか。
何の力を試しているのでしょうか。

それは、ただ一つです。
法的知識、法的思考力です。しかも、基本的なものです。

これらの有無を試しているのが、司法試験、予備試験です。

事実認定をする力ではありません。
むしろ、法的知識も法的思考力もない段階で、事実認定を学んでも、さほど意味がないと思われます。
しっかりとした法的知識、法的思考力があるからこそ、意味があると思います。

事実認定と言っても、自由にできるわけではありません。
その前段階として、法的にどうなのかという点を考える必要があります。

また、裁判例や判例を検討して、そことの違いを見ることもあります。
その時に、当然ですが、そもそもその事案が今回の事案に類似しているのかどうかの検討も必要です。
これをするにも、法的知識が必要です。

事実がどういった意味を持っているかを検討するには、しっかりとした法的知識が必要なわけです。

いくら事実認定がうまいと言っても、法的知識のない人に、事件を頼みますか?
知識のない人が、人を裁いたり、訴追したりして納得できますか?

やはり、知識があってこそだと思います。

まずは法的知識を勉強しよう

少し脱線しましたが、司法試験、予備試験の話に戻すと、合格者の答案を見てください
法的な部分がしっかりしていると思います。

他方で、不合格答案では、法的思考方法、法的知識がしっかりしていないものが散見しているはずです。
いくらあてはめを頑張ってるような答案でも、なんかちぐはぐしていると思います。

というのも、法的な部分がしっかりして、規範がばちっと決まっているからこそ、適切な事実を拾って評価できるようになるからです。
それに、法律ができていないような答案、読んでいるときに点数あげたいですか?

事実認定ではなく、まずは法律の部分、ここをしっかりと勉強しましょう
ここができない限り合格は難しいです。
逆に言えば、そこができていれば、合格できます。頑張ってください。

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