岡嶋友也の予備試験・司法試験挑戦者応援ブログ

犯人性の解き方2−答案の書き方

梅雨に入りましたが、いかがお過ごしでしょうか。
じめじめしているのが嫌です。

たまに、不思議がられるのですが、私は、雨が強くない限り、あまり傘を差しません。
自宅に帰る途中に雨が降ってきた際には、家に帰るだけだしということで、多少強くても差さないことが多いです。

結構、びしょびしょになって帰ることになりますが、あまり気にしないです。
途中でビニール傘を買うのももったいないですし、乾かせばいいだけですしね。

そんなことはおいとて、犯人性の答案の書き方でしたね。

犯人性の答案−間接事実を書く

書き方としては、まずは認定した間接事実を書きましょう
これは見出しみたいなものです。

「被害者宅で発見され、犯行に用いられた包丁から被疑者の指紋が発見された事実」
というような形で書くようにしましょう。

その後に何を書くかというと、その事実を認定した根拠です。
つまり証拠ですね。
予備試験の場合、ここには、そこまで紙面を割かなくていいと思いますが、どのようにして当該事実を導き出したのかを書いてあげましょう。
間接証拠から、その事実を導き出すプロセスです。

犯人性の答案−事実を評価する

そして、その事実が、どのような意味を有しているのか、どのくらいの推認力があるのかを書きましょう。
おそらく予備試験で最も点数が振られているのがここです。
予備試験受験生だと、「事実の評価」と呼んでいるかもしれません。

ここをどう書いていくかですが、先ほどの「被害者宅で発見され、犯行に用いられた包丁から被疑者の指紋が発見された事実」を例にとってお話しをしましょう。

まずは事実の意味を考える

まずこの事実が、どのような意味を持っているかですが、先ほどの事実であれば、被疑者が、犯行に用いられた包丁に触れたことがあるという意味を持っていると考えられます。

ここで勘違いしてほしくないのは、被疑者が、当該包丁で犯行を行ったということまでは、推認できないということです。
というのも、「被害者宅で発見され、犯行に用いられた包丁から被疑者の指紋が発見された事実」から、被疑者が犯行を行ったとまでは言えないからです。

反対仮説の検討

この意味付けを書いた後は、推認力です。
これは、まずは反対仮説を検討してあげましょう。

反対仮説は、合理的なものであれば、何でもいいと思います。
そこまで神経質にならずに検討してください。
先ほどの例ですと、「犯行とは別の機会に被疑者宅の訪れ、その際に包丁に触れたことがある」というのが考えられるでしょう。

反対仮説を事実で叩く

反対仮説を書いた後は、それを叩いてください。
どう叩くかというと、事実を使って叩くようにしてください。

一例として、
「被疑者と被害者には面識がない。また、被害者が犯行に用いられた包丁を購入したのは、犯行の3時間前であった。このため、被疑者が被害者宅を訪れ、包丁に触れる機会はなかったと考えられる。」
というのが挙げられます。

面識がないという事実や被害者が包丁を購入したのが3時間前という事実を使って、叩くわけです。

この反対仮説がどの程度成り立ち得るものなのかで推認力の強さは変わります

被害者と被疑者が10年来の友人であり、犯行の2日前にも訪れており、その際、パーティーを行っていたという事実があれば、先ほどの反対仮説は十分に立ちうるでしょう。
そうなると、「被害者宅で発見され、犯行に用いられた包丁から被疑者の指紋が発見された事実」の推認力は弱いということです。

推認力の強さを書く際によく使われる表現ですが、「強い」「相当程度」「限定的」「弱い」等が使われます。
この辺りを使ってあげるいいでしょう。

 

このような流れで1つ1つの事実を指摘していってあげてください。
推認力が強そうな事実から順番にです。

最後に、まとめをしてあげて終わりという感じです。
これで間接事実の書き方は十分です。

次回は、直接証拠についてお話しをしましょう。

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