弁理士試験の難しさ 〜初学者・独学の場合

弁理士試験の難しさ 〜初学者・独学の場合

弁理士の資格を取るために、初めて弁理士試験を受けようと思っている初学者もいるのではないでしょうか。

弁理士試験とはどのようなものなのでしょう?

ここでは、初学者の場合の弁理士試験の難しさについてご紹介します。弁理士試験を初めて受けようと思っている人は、ぜひ参考にしてください。

(参照:特許庁-弁理士試験

1 弁理士試験の合格率は10%以下

弁理士試験に受かると弁理士になれます。

弁理士試験の場合は、年齢や学歴についての条件がないので、試験としては広い門戸のものであると言えるでしょう。しかし、弁護士試験の難しさは非常に高いことで有名で、合格率は10%に満たない年も多くあります。

令和元年度以前の3年間、弁理士試験の合格率は、平成29年度が6.5%、平成30年度が7.2%、令和元年度が8.1%となっています。

以前は合格率が5%未満の年もあったので、近年は多少易しくなっているような印象もありますが、弁理士試験は内容そのものが非常に専門的です。試験の対策をきちんと行い、学習を継続的に行わないと当然合格できません。厳しい試験であることは確かです。

特に、独学で弁理士試験に臨むのは非常に難しいと言われています。論文試験においては、問いに対して長い文章で答えなければなりません。論文試験は、テキストを読んで問題演習を繰り返すだけでは、合格レベルに達するのが難しいのです。

弁理士の方や講師の方に書き方を習い、実際に自分で手を動かしながら合格レベルに近づくのが効率的です。したがって、弁理士試験は独学で太刀打ちするのはかなり難易度が高い試験なのです。

2 何年もかけて弁理士試験に合格する人が多い

また、受かるために何年もかけている人が多いのが、弁理士試験の特徴の一つです。

弁理士試験は、マークシートでの短答式試験、論文式試験、面接での口述試験の3つのステップで行われており、各試験に受からないと次に進めなくなっています。

ただし、短答式試験に受かった場合は、その後2年間は同試験が免除になります。また、最終の口述試験で不合格だった場合は、次の年だけ論文式試験が免除されます。

まずは筆記試験に受かることを目標にして、次の年の口述試験のために対策を行うような人もいます。

当然、一度で最終の試験まで受かるのが理想的ですが、それがなかなか困難な試験なのです。

なお、令和元年度の合格者の受験回数の平均は4.1回でした。このことからも、弁理士試験に受かるためには、長期戦を覚悟しておくことが必要でしょう。

3 弁理士試験合格者のうち最も多いのは30代

合格者を年齢別に見てみると、令和元年度では30代が最も多く49.3%になっています。

仕事をしながら弁理士試験を受ける人が多くいますが、年々、大学院生や大学生も増えているそうです。

なお、大学院を修了した人で、弁理士法で定められている工業所有権についての科目の単位を修得している場合は、短答式試験の科目の一部が免除されます。

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