弁理士試験の受験生は必読!青本とは?

弁理士試験の受験生は必読!青本とは?

弁理士試験の受験生のみなさんは、「青本」という言葉は当然聞いたことがあると思います。

過去問をやってると、解答や解説に「青本参照」などと書いてある部分もあり、「やっぱり青本買った方がいいのかな、でも、やたら分厚いし、高いし……」とちょっと躊躇してしまうボリュームですよね。

弁理士試験の受験生にとって、青本は必読書です! 今回は、そんな青本について詳しくご紹介します。

1 青本とは「工業所有権法逐条解説」のこと

弁理士試験の受験生にとって青本といえば、「工業所有権法(産業財産権法)逐条解説」のことです。

「工業所有権法(産業財産権法)逐条解説」は、2000ページ以上に及ぶ分厚い書籍で、特許庁のオフィシャルな見解を示した工業所有権法の基本解説書です。特許法・実用新案法・意匠法・商標法・国際出願等に関する法律を、条文ごとに詳細に解説しています。

2017年3月16日に公開された最新版では、「特許法等の一部を改正する法律(平成26年法律第36号及び平成27年法律第55号)」による改正を基に改訂されています。

2 青本は書籍版・PDF版で入手可能

「工業所有権法(産業財産権法)逐条解説」は、書店やAmazonなどで書籍版を購入することもできますし、特許庁のサイトより、PDF版をダウンロードすることもできます。

参照:特許庁―工業所有権法(産業財産権法)逐条解説〔第20版〕

PDF版をダウンロードして、タブレット端末で持ち歩くのがスマートですが、付箋や書き込みをしたい方は、書籍版を購入した方がいいでしょう。ただ、書籍版は持ち歩ける重さではないので、PDF版を印刷して法律ごとに分冊することをおすすめします。

例えば、

特許法・実用新案
意匠法
商標法
国際法他

などと印刷してから分ければ、必要な部分だけ持ち歩けますし、書き込みもしやすいですよね。勉強を始めるときには、過去問と法文集と一緒に、ぜひ「青本」も手元に置いておいてください。

3 青本の効果的な使い方とは?

短答試験において、青本の内容そのものを問う問題はあまり出題されません。そのため、過去問を解いて、不明瞭だった部分、知らない部分などを青本で確認し、それを繰り返して知識を定着させていくのがセオリーです。条文の理解必要のための辞書のような感じですね。

ただ、論文試験と口述試験でまでには、青本のかなりの部分を暗記していないと対処できなくなってきます。論文試験では、主要な条文の趣旨について問われますし、口述試験では、主要な条文からだけでなく、幅広い範囲から出題されるので、青本の内容も幅広く暗記している必要があります。

必ずしも青本を一字一句間違えずに丸暗記する必要はありませんが、実際のところは、多くの受験生が予備校のテキストやノウハウを駆使して、かなり正確に暗記してから試験に望んでいます。

青本に書き込んでオリジナルテキストを作る

書籍版や印刷をして使用する場合は、青本の余白も有効活用して、どんどん書き込んでいきましょう。過去問を解いて、青本で確認→書き込み、を繰り返していると、余白がびっしり埋まって、自分のオリジナルテキストのようになっていきます。試験前は、自分の苦手な部分(書き込みが多い部分)などを後から確認しやすいようにマーカーや付箋を活用して覚えていくのがいいでしょう。

過去問やテキストの解説を読んでいると、なんとなくわかった気になってしまうかもしれません。しかし、過去問やテキストの解説は、紙面の都合で必要な知識を最小限にして記載されています。面倒ではありますが、一回一回原点に立ちもどり、青本で実際の条文を確認していくことで、幅広く対応できる力がつきます。

やはり青本は受験生にとって試験対策の基本となる本ですので、必ず目を通しておくことをおすすめします。

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