副業で弁理士ができる? 副業弁理士のメリットについて

副業で弁理士ができる? 副業弁理士のメリットについて


はじめに

超難関と言われる弁理士資格、せっかく取得したのですから仕事に生かさないともったいないですよね。

近年本業とは別に、副業として弁理士資格を生かして副収入を得る人たちが出てきています。

本業で収入をしっかり確保しつつ、副業で弁理士業を行うことはできるのでしょうか?

副業としての弁理士業の可能性について見ていきましょう。

1.在宅でできる弁理士業

弁理士業は副業に向いている理由は、在宅で仕事ができる点です。

一昔前は、弁理士事務所の手続きと言えば、特許庁へ書類を郵送したり直接持っていくなど、特許庁が空いている平日を狙って、全ての手続きを終わらせなければなりませんでしたが、今はオンラインでほとんど全ての手続きが可能です。
そのため、電子出願システムを準備しておけば、日中は本業に専念し、夜や土日など空いた時間を使って出願手続きをすることが可能です。

2.商標調査や個人のサポートも

弁理士業と言えば「特許出願」というイメージがありますが、副業で行う場合、商標調査や個人事業者向けのサポートを行うことも検討してみてはいかがでしょうか?

特許出願は1件の手続き費用が高額な分、収入も見込めますが、副業として行う場合、仕事量の負担が大きすぎるかもしれません。

その点、商標は1件辺りの手続き費用が少ないですが、調査も短時間ですみますし、手続き書類も少ないのでおすすめです。

最近ではSNSツールを使い、個人でロゴやブランドを作って商品を販売している人も多くなりました。

その一方で、競合相手から商標権侵害で訴えられるケースが増えてきています。

個人で事業をしている人は、まだまだ著作権や商標権について誤解している人が少なくありません。

よかれと思って使用していたロゴやブランド名が、実は商標登録されているもので、相手から警告状をもらってから初めて弁理士に相談に来る人もいます。

そういった個人のクライアントに絞ってお仕事を獲得していくという手段もあります。

商標調査自体は、慣れれば時間もかかりませんので、副業としては狙い目かも知れません。

3.弁理士として副業をする際、気を付けることは?

まずは大前提として、弁理士資格に合格しただけでは、弁理士業は行えません。

弁理士登録を行う為には、日本弁理士会が実施する「実務修習」を受ける必要があります。

必要な手続きや研修を経て、初めて弁理士業を行えるという点に注意してください。
(参考:日本弁理士会―平成29年度弁理士試験合格者の方へのお知らせ(「実務修習」、「インターン制度」、「弁理士登録申請書類」について)

本業との両立も可能か十分に検討しなければなりません。

最近では副業OKな会社も増えてきましたが、それでも「業務のさまたげになる」との理由で副業を禁止している会社もあります。

副業についての規則を十分に確認して、のちのちトラブルにならないよう気をつけてください。

また、特許庁への手続きは、ほぼオンラインで手続きが可能ですが、手続きの一部は未だに郵送か特許庁への持ち込みが必要となります。

また、中間処理で審査官への問い合わせが発生した場合は、特許庁が空いている平日中に、対応する必要がどうしてもでてきます。

平日に本業をしている場合は、緊急時の対応をどうするか考えておかなければなりません。

副業と言えども仕事ですから、真摯に向き合い誠実に対応する必要があります。

4.サマリー

いかがだったでしょうか。

せっかくの弁理士資格を活用しないのはもったいないですよ。

将来的に弁理士としての開業を考えている方でも、まずは副業としては弁理士業をやってみて、ゆくゆくは独立の足掛かりにすることも可能です。

本業との両立は大変かもしれませんが、軌道に乗れば収入アップにつながる副業、もし弁理士資格を持っているのに利用できてない人は、一度考えてみてはいかがでしょうか。

5.まとめ

・弁理士業は在宅で仕事ができ、副業に向いている

・弁理士の副業として、商標調査や個人事業者向けのサポートがある。

・必要な手続きや研修を経て、初めて弁理士業を行えるという点に注意。

 

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