弁理士試験の勉強法 ― 意匠法 ―

弁理士試験の勉強法 ― 意匠法 ―
弁理士試験の勉強法 ― 意匠法 ―|弁理士試験|資格スクエア意匠法を勉強するときは、特許法との違いを意識して勉強するようにしましょう。意匠法は、参考書等の厚さを見てもわかるように、特許法と比べて非常にボリュームが少ないです。

意匠法は特許法と同じく特許庁に対する手続を規定する法律なので、手続面では特許法とほとんど変わリません。それが省略されているため、ボリュームが少なくなっているのです。

このことから、特許法と共通する部分については、意匠法で勉強する必要はありません。意匠法は、特許法と異なる部分を中心に勉強すればよいのです。

1 特許法との違いを意識する

まずは、特許法の保護対象である発明と、意匠法の保護対象である意匠の違いを理解することが大切です。

技術的思想の創作である発明とは異なり、意匠は物品の美的外観の創作です。つまり、意匠法では、方法といった思想は保護されず、あくまで視認できる実際の物品のデザインが保護されます。

こういった保護対象の違いが特許法と意匠法の制度上の違いとなって表れてきます。意匠法特有の制度を勉強するときは、常に特許法との保護対象の違いを意識して勉強することで、理解がしやすくなります。

2 意匠を正確にイメージする

次に、意匠のイメージを明確にしておくことが大切です。

意匠は物品の美的外観ですが、多くの人は、美的外観、つまりデザインの部分に目が行ってしまいがちです。そして、ある形状について意匠権を取得すれば、同じデザインのものであればどのような物品であっても権利行使をすることができると考えてしまいます。

しかし、これは間違った認識です。意匠権は、デザインのみならず物品によっても権利の及ぶ範囲が決まってきます。例えば、あるデザインについて物品を「消しゴム」と指定して意匠権を取得した場合、同じデザインであったとしても物品「菓子」や物品「豆腐」には、意匠権の効力は及びません。

意匠法を勉強する際には、物品という概念があることに注意しましょう。

3 油断は禁物

意匠法は、最初に述べたとおり、勉強する範囲が他の法域と比べてとても少ないことが特徴です。しかし、意匠法は、弁理士試験では特許法や商標法などと同じくらいの配点が振られています。

そのため、範囲が狭い分、それぞれの条文について掘り下げる出題が多くなり、思わぬところで足をすくわれることがある科目です。量が少ないからといって油断せずに、しっかり対策を取っておきましょう。

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