弁理士資格を活かして憧れの独立開業

弁理士資格を活かして憧れの独立開業
弁理士資格を活かして憧れの独立開業|弁理士試験|資格スクエア

独立開業を目指して弁理士試験の合格を目指している方も多いと思います。

また、特許事務所や企業の一員として修行を積みつつ、将来的には独立開業したい方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、弁理士資格を活かした特許事務所の独立開業についてお話ししたいと思います。

1 開業準備

弁理士試験に合格し実務経験が豊富になると、やはり目指したくなるのは特許事務所の開業です。

ここで留意すべきことは、独立すれば「一国の主」になれる一方、これからは誰も何も教えてくれません。

そのためにも独立前にしっかり知識と経験を蓄積しなければなりません。

独立に向けた準備としては、特許事務所の開業に必要な届け出を行うことは当然ですが、今までお世話になったクライアントや一緒に働いた同僚への挨拶も忘れずに行います。

そして、今までお世話になった特許事務所の所長先生や上司とも、独立後に良い関係が築けるように円満退職することが必須になります。

けんか別れをして良いことは何一つありません。

2 クライアント獲得

一昔前であれば、特許事務所を開業すると、独立と同時に仕事が舞い込むことが多くありました。

しかし現在では、開業と同時に仕事が舞い込むという幸運はほとんどありません。

このような状況ですので、独立開業後は自らクライアントを開拓する必要があります。

では、何をすればクライアントを獲得できるのでしょうか?

例えば、日本弁理士会が行っている知財に関する無料相談会の相談員をすることや、様々な業界団体の会合に出席してみることが挙げられます。

このようなアナログ的活動と並行してSNSの発信やホームページの充実、といった活動も必要になってきます。

クライアントを獲得するためには、今まで以上に社交的に活動してくことが求められます。

3 特許事務所の円滑な経営

独立開業をして間もない頃は、依頼される件数も少なく、自分ひとりで運営していくことが可能です。

専門的な知識を要する仕事は弁理士が行い、経理事務的な業務は家族が行う、という個人事務所もあります。

しかし、仕事量が増えると自分ひとりで仕事をこなすことは難しくなりますので、新しく弁理士を採用することや、事務担当者を雇うことが必要となるでしょう。

4 うっかり忘れていた、では済まされない事務的業務

弁理士の仕事、と言えば特許庁への手続きとして特許出願の明細書作成が挙げられます。

しかし、独立開業した場合は、明細書の作成から、期限管理、年金管理(特許料等の納付)まで発生します。

特許事務所に勤務していると、期限管理年金管理を担当することはほとんどありませんが、独立開業と同時にこれらの業務もあなたの仕事になります。

期限管理や年金管理はシビアな業務であり、もしあなたがうっかり忘れてしまったら、最悪の場合、権利が消滅し取り返しがつかない事態になります。

5 できない、では済まされない海外の特許事務所との連携

クライアントのあらゆる要請に応えるために、英語力は必須の能力となりつつあります。

近年、日本の市場よりも海外の市場のほうが魅力的な業界が多くなってきました。

クライアントの大小を問わず、日本への特許出願等だけでなく、海外への特許出願等が増えています。

海外への特許出願等を依頼された場合は、出願先の国の特許事務所に手続をお願いすることになります。

つまり、すぐに依頼ができる海外の特許事務所の知り合いをできるだけ数多くの国で作っておく必要が出てくるわけでして、海外の特許事務所の弁理士とスムーズにコミュニケーションをすることが求められます。

もう、英語からは逃げられません。

6 会社の業績は自分の責任と成果

クライアントの獲得ができない場合や特許事務所の運営がスムーズに進まない場合、これらの責任は所長であるあなたが負うことになります。

一方、仕事量が増え、特許事務所の規模が大きくなると、クライアントも増え、海外からの引き合いも多くなり、事業の成功を実感できるでしょう。

組織の一員として安定したサラリーマン弁理士の人生を歩むのもよいですが、独立して社会で勝負できることも弁理士資格を取得した人の特権です。

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