弁理士の就職事情Q&A 東京の方が有利?地方在住でも大丈夫?

弁理士の就職事情Q&A 東京の方が有利?地方在住でも大丈夫?

弁理士として仕事をする場合、その就職先や働き方が気になりますよね。最近では、せっかく弁理士試験に合格しても、なかなか就職先が見つからず、苦労している若手弁理士の方もちらほら見かけます。

一方で働き方や勤務地はどうでしょうか。特許事務所で働く場合もあれば、企業で社員として働く場合もあります。東京在住または地方在住によって、就職が有利になるのかどうかも気になりますよね。

今回は弁理士の就職事情についてQ&A形式でまとめてみました。

1 弁理士の就職Q&A 東京v.s.地方

Q1:数年前から弁理士の就職難が取り上げられていますが、実際のところどうなんでしょうか?

弁理士試験は合格率が毎年10%を下回る超難関資格です。

弁理士資格は、取得が大変困難であるのに加え、明細書作成などの実務経験がない場合は、資格を取得しても就職先を見つけるのがなかなか苦労する場合もあります。

しかし、弁理士資格を取得すれば、合格祝賀会や日本弁理士クラブの活動を通じて、弁理士の先生方と知り合う機会も増えます。積極的に人脈を広げておくことで、特許事務所の弁理士採用枠に空きがあれば、声をかけてもらえるかもしれません。

最近では、国際出願も増えていますので、英語だけでなく、欧州特許出願の公用語であるドイツ語・フランス語などにも精通していると、他の弁理士との差別化になります。

また、情報処理関係の資格を有していると、採用に有利に働くこともあるようです。

いずれにしても、優秀な人材はどの特許事務所も欲しいと考えていますので、実務経験がなくても採用される可能性は十分にあります。

Q2:弁理士の就職はやはり東京の方が有利なのでしょうか?

大手の特許事務所は東京と大阪に集中しています。特に特許庁のある東京・虎ノ門周辺は非常に多いです。特許事務所の数が多いですから、やはり東京だと仕事を見つけやすいというのはあると思います。

パテントサロンの求人情報(参照:http://www.patentsalon.com/jobs/offer/index.html)などを見ていても、圧倒的に東京や大阪の求人が多い事がわかります。

ただ、出願手続きは全てオンラインで完結しますので、「東京でなければ仕事ができない」ということはありませんし、中・小規模の特許事務所であれば日本各地にあります。

また、企業で弁理士として働くのであれば、東京だけでなく関東、中部、九州など、企業の工場近くにある地方支社や研究所などで採用される場合もあります。

Q3:できれば地元で就職したいです。地方でも弁理士としてやっていけるでしょうか?

Q2でも書きましたが、中・小規模の特許事務所は日本各地にありますので、企業での就職も視野に入れて就職活動を行えば、地方でも弁理士として活躍することはできます。

また、弁理士の強みは個人で独立・開業できる点です。

数年特許事務所や企業の知財部で実務経験を積んだ後、地元で独立して、個人事務所を開く弁理士もいます。

クライアント獲得のための営業アプローチなど、開業して数年の間は、事務所を軌道に載せるために苦労することは多々ありますが、弁理士は、場所にとらわれず、自分の事務所でコツコツ仕事をすることができますので、クライアントを見つけることができれば、地方でも不利になることはないでしょう。

2 弁理士として働いていくために心がけたいこと

仕事を得る方法を確立すれば、東京はもちろん、たとえ地方であっても気にすることはないと思います。

実際、特許事務所や企業で働いたのち、独立して個人事務所を開く弁理士は大勢います。やはり弁理士にとって、独立して自分の特許事務所を開くことは、ある意味、最終目標と言えるでしょう。

弁理士は、基本的にひとりで仕事を進めることができます。とは言え、ひとりでできる仕事だからこそ、弁理士同士の横のつながりは確保しておくべきです。

事務所の経営や特許庁への手続きなど、わからないことがあっても先輩弁理士にアドバイスをもらうことができます。信頼できる人脈や特許事務所とつながりを持っておくことが、弁理士として仕事をしていく上で非常に大切です。

日頃からアンテナを張り巡らせて、必要な人脈を築いておくといいでしょう。

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