仕事をしながら勉強か、無職で一発合格か、弁理士試験の勉強方法

仕事をしながら勉強か、無職で一発合格か、弁理士試験の勉強方法

弁理士試験に合格するためには、個人差がありますが、一般的に必要な勉強時間は3000時間程度と言われています。

この膨大な勉強量を会社に勤めながら進めるか、会社を辞めて集中して勉強するか、悩ましいところではないでしょうか。

今回は、仕事をしながら勉強する場合と、無職の状況で勉強に集中する場合の、メリットとデメリットについてお話したいと思います。

1 キャリアを積みつつ弁理士試験を目指す場合のメリット・デメリット

(1)キャリアを積みながら目指すメリット

会社に勤めながら弁理士試験のための勉強をする場合、時間的制約が最大の課題になります。

一方でメリットも大いにあります。

その1:キャリアを積める

会社に勤めていると、実務経験を積むことができます。

職種が知的財産関係の仕事であれば、弁理士の仕事に必要なスキルやキャリアを積めますし、知的財産関係の仕事でなくても、将来の弁理士の仕事に大きく寄与する経験を積むことができます。

例えば、開発や研究者であれば、発明者としてのキャリアが積めます。

将来、弁理士として仕事をする上で、発明者の立場からも物事を見ることができ、大きなアドバンテージになります。

その2:経済的なストレスが少ない

会社に勤めながら勉強をする場合、経済的な安心感もあります。

中には、「経済的に追い込んだ方が勉強できる」という方もいらっしゃいますが、弁理士試験の専門学校の学費も決して安いものではありません。

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(2)キャリアを積みながら目指すデメリット

次に、デメリットを見ていきましょう。

その1:時間がない

まず会社に勤めながら勉強する上で最大の課題となることは、「時間がない」ということです。

フルタイムで働く場合、勉強時間は、帰宅後の時間と土日・祝日が中心となります。しかし、帰宅後の時間と土日・祝日のみだけでは、勉強は追いつきません。家族がいらっしゃる方は、土日・祝日のすべてを勉強に費やすことは難しいと思います。

また、残業や通勤時間が長い人は、帰宅後にまとまった勉強時間をとることは難しいのが実際です。そこで、受験生は、帰宅後の時間や土日祝日だけでなく、通勤時間や昼休みも利用して勉強することが通常です。

また、勉強期間中は会社から高い評価を得ることは諦め、例えば、残業せずに定時で帰る、と腹をくくって勉強時間を捻出する方も多くいらっしゃいます。

その2:仕事のストレス

会社に勤めていると、人間関係に悩んだり、仕事がうまく回らなかったり、パワハラを受けたり、と大きなストレスが生じます。

このようなストレスが、勉強をしているときに邪魔をすることが多々あります。例えば、勉強中にふと「明日の上司報告、嫌だな。また上司に嫌味を言われるかも」という考えがよぎった瞬間、勉強できなくなってしまったりします。

2 勉強に集中できる環境で短期集中・一発合格を狙う場合のメリット・デメリット

(1)無職期に短期集中・一発合格を狙うメリット

無職で弁理士試験の勉強を進める上では、時間を自由に使えることが最大のメリットと言えます。

その1:時間がある

家庭の事情がある方以外は、基本的に時間は自由に使えると思います。

時間が自由に使えるため、自分の裁量で勉強を進めることができます。

その2:人間関係のストレスが軽減される

会社に勤めていると、先述のように人間関係のストレスが勉強の集中力に影響する場合があります。もちろん、集中力には個人差がありますが、どうしても会社にいると人間関係のストレスからは逃れることができません。

一方、無職ですと、人間関係は専門学校で一緒に勉強する人の他、家族が中心になります。ストレスがない、とは言い切れませんが、会社での過酷なストレスよりは軽いと考えられます。

(2)無職期に短期集中・一発合格を狙うデメリット

それでは、この場合のデメリットも考えていきましょう。

その1:経済的に不安がある

無職で勉強に集中する場合、収入がないため経済的な不安がつきまといます。

専門学校の学費や模試の試験費用も安くはありません。会社を辞めて弁理士試験に集中するぞ!と決めた場合は、勉強期間の生活費は十分に貯金しておくことをおすすめします。

その2:来年受からなかったらどうしよう、という不安がある

勉強に集中するため会社を辞めて弁理士試験に合格する、という覚悟を決めた人は、数年以内に合格する方がほとんどです。

しかしながら、勉強中につきまとうのが「来年受からなかったらどうしよう」という不安です。こればかりは、精神的な強さが必要になってくるのですが、その不安をどのように合格へのエネルギーに変換できるか、が早期合格への近道になると思います。

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