弁理士試験は時間との戦い ー時間のつくり方と勉強時間-

弁理士試験は時間との戦い ー時間のつくり方と勉強時間-

弁理士試験に挑戦するということは、時間との闘いです。

実際の試験においては、試験問題と試験時間との闘いであることは言うまでもありませんが、社会人にとっては勉強時間を捻出するという闘いもあります。

今回は、勉強時間のつくり方と合格に必要な勉強時間についてお話ししたいと思います。

1 勉強時間のつくり方

(1)フルタイム勤務編

学生時代は意識しなくても時間がたっぷりありました。しかし、社会人、特にフルタイムで働く人にとって、勉強時間をつくることは至難の業になります。さらに、人によっては家事、育児とやらなければならないことは山のようにあります。

このように時間がない現代社会において、勉強時間をつくるためには、勉強をするぞ、という「覚悟」が必要になります。

フルタイムで働く場合、残念ながら仕事中に勉強はできませんので、一日のうち少なくとも8時間は仕事で時間を奪われます。すると残りはたったの16時間です。勉強時間をつくるためには、逆算して何時間を勉強時間に当てられるか、を計算しなければなりません。

都市部にお住まいの方は、平均1時間、往復2時間程度が通勤時間として奪われるのではないでしょうか。また、食事時間も睡眠時間も必要ですので、1日多くて3時間、油断すると1時間程度しか勉強時間をつくることができません。

繰り返しになりますが、勉強時間は「勉強時間をつくるぞ」と覚悟を決めなければつくることはできません。このことをよく認識する必要があります。それでは、勉強時間はどのようにつくればよいのでしょうか。

例えば、通勤時間も勉強時間に充てることができます。通勤時間にスマートフォンを眺めるか、昨日勉強したテキストを読んで復習するか、どちらを選択するかは自分で選ぶことができます。「勉強時間をつくるぞ」と覚悟を決めていれば、後者を選びますね。

このように、隙間時間に「どのように過ごすか」はあなた自身が選択することができます。そして、その選択の積み重ねが弁理士試験の合否を左右するといっても過言ではありません。

(2)パートタイム勤務もしくは無職編

パートタイム勤務の方については、フルタイム勤務の方よりも時間の融通が利く反面、どのように時間配分するかが課題となります。弁理士試験の勉強に集中するために仕事を辞めた方も同じです。

時間があるといっても、人間の集中力はそれほど継続しません。そこで、いかに勉強に集中するか、そして勉強に集中できる時間を延ばせるかが、合否を左右することになります。

受験生の多くが経験していると思いますが、長時間勉強したからといって成果があるわけでなく、一方で勉強時間が短いと勉強量の絶対値が不足してしまい、成果は得られません。

集中力の継続時間を延ばすコツとしては、弁理士試験の試験時間をターゲットにしてみるのも良いと思います。

例えば、短答試験の試験時間は3時間30分です。普段の勉強で3時間30分間、集中できないレベルで果たして本番で集中力を継続できるでしょうか。私は、受験期間はこのように試験時間をターゲットにして、自分を脅しながら集中力の継続時間を延ばすトレーニングをしていました。

2 合格に必要な勉強時間

膨大な知識量を必要とする弁理士試験ですが、どれくらい勉強すると合格するのか気になるところです。その人の勉強に対するスキルにもよるので一概には言えないと思いますが、経験から約3000時間程度は必要かと思います。

勉強は、筋肉トレーニングと同じで、小さな負荷を継続しても成果にはつながりません。例えば、腹筋を鍛えよう、と思い毎日腹筋を5回、5年継続し、合計で9,125回の腹筋をしたとします。果たしてこのトレーニングプログラムで腹筋は鍛えられるでしょうか。本気で腹筋を鍛えたいのなら、毎日腹筋を100回、3ヶ月継続したほうが、はるかに成果が得られます。

勉強も同じで、一日あたりの勉強時間を増やし、短期間で知識を増やした方が成果を得やすいと思います。毎日継続することは難しいと思いますが、例えば、1ヶ月の勉強時間を100時間と設定し、それを実行すれば3年ほどで弁理士試験に合格できると思います。

3 まとめ

今回は、どのように勉強時間をつくるか、また弁理士試験に合格するためにはどれくらい勉強すればよいかの目安をお話しいたしました。

弁理士試験に挑戦するには、学費という経済的な投資も必要ですが、時間という投資も必要です。

自己投資は必ず自分に戻ってきます。勉強時間をつくるのは大変なことですが、合格するまで継続して、弁理士試験に挑戦していただければと思います。

弁理士カテゴリの最新記事