ビジネス会計検定で学ぶ会計制度は奥が深くて面白い!

ビジネス会計検定で学ぶ会計制度は奥が深くて面白い!

お金のフローを表した損益計算書を正確に読むには、分析手法を身につける必要があります。

ビジネス会計検定はそのためにある試験で、そのためより実務的な資格だと言われているのです。

1 財務諸表の分析を学ぶビジネス会計検定

簿記検定では財務諸表の作成処理を学びますが、ビジネス会計検定は財務諸表の分析手法を勉強します。
財務諸表の代表格である損益計算書や貸借対照表、キャッシュフロー計算書とは何か? という点から学ぶのですが、実はこういったことを学べる資格はあまり多くありません。

実際、ビジネス会計検定が発足するまで、財務諸表の分析手法を学べる手頃な資格は存在しませんでした。

しかし実務では、どちらかというと分析手法の方が必要とされるのです。
ビジネス会計検定はそういった意味でも、非常に大きな意義があると考えてよいでしょう。

2 損益計算書を読むコツとは?

さて、損益計算書を読むにはちょっとしたコツが求められます。
それは、最終利益と売上だけではなく『それらの数字がどうやって作られたのか』を視野に入れることです。

たとえば、売上高8兆円の大企業が、2000億円の大赤字を出してしまったとします。多くの方は「2000億円も赤字を出したら、もう潰れるしかないだろう……」と考えるのではないでしょうか。

この考え方は、正しくもあり、間違ってもいます。

2000億円の赤字を出したのは確かに事実ですから、この企業が苦しい状況にあるのはまず間違いありません。倒産寸前まで追い込まれていると考えるのは正しいと言えるでしょう。

しかし一方で、2000億円という数字がどのように作り上げられたのか考えなくては、正しい判断ができないというのも事実なのです。

これは本当に、単純な損失なのか。
もしかしたら、企業のキャッシュフローが思わしくないために現状で法人税など税金を支払うことが好ましくないとして、減損処理の手法でキャッシュを減らすことなく赤字を計上することで法人税を引き下げたのではないか。

そういった可能性も考慮せず、早計な結論を出すのは良い判断だとは言えません。

実際、このようなケースでも損益計算書まで見れば、経常利益までは黒字になっていて、特別損失に非常に大きなマイナスがある場合もあります。
それならば、赤字2000億円という数字は誇張されたものであり、語弊のあるものだという可能性も見えてくるのです。

損益計算書は、最終利益と売上だけ見ればそれまでですが、その過程を考えていくと、こうした可能性に気づくことができるものなのです。

会計という分野は、数字の羅列で淡々と処理するだけというイメージを持たれがちですが、実際は奥が深く面白いものです。このように考えると、ビジネス会計検定の勉強も、実務に繋げて楽しんで進めることができるでしょう。

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