行政書士の試験科目より~人権の種類は、自由権・参政権・社会権・受益権

行政書士の試験科目より~人権の種類は、自由権・参政権・社会権・受益権

行政書士試験の出題科目の1つである憲法には、「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」の3つの基本原理があります。

このうちの1つ、基本的人権の尊重については憲法第13条で定められているのですが、これは最も重要な条文と言ってもよいでしょう。
この条文には「個人の尊重」が記されており、全ての人が個人として平等に尊重されるという、日本国憲法における基本的人権が規定されています。

1. 基本的人権とは?

上記の通り、日本国憲法は「基本的人権を尊重する」ということを基本原理としているのですが、この「基本的人権」とは一体何なのでしょうか?

ではここで、基本的人権について定めてある憲法第13条を見てみましょう。

『すべて国民は、個人として尊重されている。
生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。』

そもそも、基本的人権は憲法の有無に関わらず、私たちが生まれながらにして持っている権利なのです。
この権利の目的が「個人の尊厳」で、国民一人一人が人間らしい生活を送れることを目指しています。

憲法は、法的な権利としてそれをあらためて規定しているに過ぎません。

2. 人権の種類

ここで規定されている人権には様々な種類があるのですが、大まかには次の4つに分類されます。

1つ目は「自由権」。
国家が個人の領域へと権力的介入をしようとするのを排除し、個人の自由な意思決定及び活動を保障する権利です。

2つ目は「参政権」。
国民が国の政治に参加する権利です。

3つ目は「社会権」。
社会的・経済的弱者が人間に値する生活を営むために、国家による積極駅配慮を求めることが出来る権利です。

4つ目は「受益権」。
国に対して一定の作為を要求出来る権利です。

とはいえ、この分類は明確なものではありません。
たとえば「知ることを妨げられない」という自由権的性格のある「知る権利」ですが、同時に「国に対して情報公開を要求出来る」という社会権的性格も持ち合わせているのです。

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