「債務の弁済」とは

「債務の弁済」とは

行政書士試験の出題科目の1つである民法で定められている契約ですが、時には問題が発生することもあります。
特に当事者両方に対価的な債務が発生する双務契約では、どちらかの債務に問題があった場合にもう一方の債務がどうなるのか、といった点で、当事者たちは牽連関係に置かれるのです。

契約の履行

契約の締結によって発生する債権ですが、これは「債務の弁済」によって消滅します。
債務の弁済は民法493条で定められている債務の本旨(約束)に従って給付を実現させることで、債権の目的を達成してこの「債務の本旨」を消滅させることを言います。

身近な例を挙げると、買い物をして代金を支払うことです。
これを「履行」とも呼び、手に入れたいものの対価を支払うことによって債務を消滅させれば、債権の目的は達成されるのです。

損害賠償請求・契約の解除

特に何の問題も無ければ、売買契約における債務者は引渡時点の現状のまま物を引き渡せばそれで良いのですが、時には問題が生じることがあります。
その1つが、引き渡される物に契約成立よりも前から「瑕疵」があった場合(原始的瑕疵)であり、瑕疵の無いことを前提に契約を結んだ買主が不利益を被ってしまう時なのです。

物に原始的瑕疵があった場合は、民法561~570条で定められる「瑕疵担保責任」が問題となり、買主は売主に対して「損害賠償請求」あるいは「契約の解除」をすることが可能です。

売買契約における売主は、物を欠陥の無い状態、あるいはあったとしても買主がそれを了承した上での引渡を保障(担保)していることが前提です。
このように、物に欠陥、瑕疵の無いことを担保する責任が瑕疵担保責任であり、売主が負うべきものとされているのです。

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