行政書士の試験科目より 親族法 ~扶養義務が最も強いのは?

行政書士の試験科目より 親族法 ~扶養義務が最も強いのは?

行政書士試験の出題科目である民法では、家族に対する決まりが詳しく定められています。

親子関係は血のつながりがなくても、本人が認知したり養子縁組をしたりすることで親子関係を持つことが可能です。
嫡出子でない場合、父・母がその意思に基づいて、あるいは訴えによって強制的に認知することになります。

1 扶養

では、婚姻・親子の他にもう1つ、扶養について見ていきましょう。

扶養とは、誰かの生活維持のために、その人と一定の親族的身分関係にある人からなされる経済的給付のことを言います。
本来であれば、私たちは自分の生活は自分の責任において維持していくことが原則なのですが、1人で生活することが困難である人もいます。

こういった人のことを要扶養者といい、要扶養者に対しては一定の親族的身分関係を持っている人が、必要な生活資本を与えなくてはなりません。
この仕組みが扶養なのですが、親族関係においてとても重要な制度だといえるでしょう。

扶養義務が最も強いのは、要扶養者の直系血族と兄弟姉妹の中で比較的、経済的余力があると考えられる者です。
その次に扶養義務があるのは、直系血族と兄弟姉妹以外の3親等内とされた親族のうち、特別の事情があると判断され、家庭裁判所に扶養義務を負うべきとされた者を指します。

2 親族の範囲

親族法ではその名の通り親族が重要になっているのですが、どこからどこまでが親族なのでしょうか。

まず『直系』と呼ばれるつながりですが、これは親や祖祖父母、孫といった縦のつながりになります。
これに対して『傍系』 は兄弟、おじ・おば・いとこなどのように、ある者と共同始祖を介して連なることです。

ちなみに配偶者と本人の間に親族関係はなく、配偶者として存在していますが、分類上は直系に含まれています。

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