地域活性化

地域活性化

近年の少子高齢化や都市部への人口集中の影響から、人口が少なくなった地域をいかに活性化するかということが重要な課題となっています。また、地域の中でも、比較的、人口も多く商業なども盛んな地方中核都市と、例えば山奥などにいって、人もほとんどすまなくなってきている集落などがあり、地域ごとにおかれている状況が異なるようです。

地域活性化や過疎化への対応策の方向性の一つとしてあげられるのは、地方中核都市への移住を過疎地域の住民の方々にお願いするというものです。実際にアメリカなどでは、タウンミーティングを繰り返して、過疎地域の住民が最寄りの地域中核都市へと移住したという例があるようです。また、日本においても、小さな拠点づくりにむけた研究会が開催されたり、一部の地方自治体が移住を決定されたりするなどの動きがあります。過疎地域の人々が地域の中核都市に移住することは、インフラの維持費や医療設備の建設費などを節約するという観点から、財政健全化にも繋がりうる施策と考えることもできます。

しかし、一方で、山間の集落から人々がいなくなることで、これまで集落の人々によって維持されてきた里山があれることになり、山間部の生態系が破壊されたり、集落で受け継がれてきた伝統文化や強い地域コミュニティが壊れてしまうといったりする懸念もあります。また、自分が現在、過疎地域と呼ばれる地域で長年暮らしてきた場合は、住み慣れた場所を離れたくない、なんとかしてこの地域を再び活性化させたいと考えることもあると思います。

過疎地域の再活性化については、例えば山間の地域であれば、地域でとれる紅葉で色づいた落ち葉などを集めて料亭等に出荷するという葉っぱビジネスという手法が注目を集めています。また、商品の需要者が多い大都市に出店するのではなく、商品の供給地に出店して、新鮮な食材を提供するお店なども近年注目を集めているようです。例えば、里山資本主義という本では、田舎で四季折々のジャムをつくって、お客さんに提供する喫茶店兼ジャム工房などが取材されてあり、地域活性化の方法を考える上で約に立つと思います。

気候変動への対応や、貧困問題への対応など、グローバルな課題について世界の人と議論する時は、その問題について勉強している人であれば、国籍に関わらず多くの知識をもっていると感じます。しかし、日本の地域活性化について、日本の村がどのような対応策をとって成功を修めたかということを知る海外の人は少ないでしょう。地域活性化の手法を現場で必死に考えることは、世界の人をあっと言わせるイノベーションを生むことに繋がることもあるのではないでしょうか。地方分権も近年注目を集めている政策の一つです。地域活性化の方法を考えておくことも、様々な政策について考える訓練になると思います。

 

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