賃貸不動産経営管理士は偏差値が高くないと取得できないの?

賃貸不動産経営管理士は偏差値が高くないと取得できないの?

世の中には様々な資格が入り乱れている状況があります。その中で、誰もで取得できる資格もあれば、必死に勉強しても取得できるのは一部の優れた人間のみという資格もあります。賃貸不動産経営管理士という資格は、どの程度の偏差値が必要な資格なのでしょうか?

1 賃貸不動産経営管理士の試験とはどんなものなの?

賃貸不動産経営管理士の資格を取得するためには、年一回行われる資格試験に合格する必要があります。資格試験は、以下の出題範囲から出題されます。

・賃貸管理の意義・役割をめぐる社会状況に関する事項
・賃貸不動産経営管理士のあり方に関する事項
・賃貸住宅管理業者登録制度に関する事項
・管理業務の受託に関する事項
・借主の募集に関する事項
・賃貸借契約に関する事項
・管理実務に関する事項
・建物・設備の知識に関する事項
・賃貸業への支援業務に関する事項(企画提案、不動産証券化、税金、保険等)

幅広いジャンルのように見えますが、それだけ賃貸不動産経営管理士が担当する範囲が広いとも言えます。

出題形式としては、40問の四肢択一式でマークシートに回答を記入していくスタイルを採用しています。試験時間は90分で、落ち着いて回答すればさほど難易度が高いとは言えません。

気になる合格ラインについては、競争試験ですので明確にここが合格ラインというものはありません。ただ、過去の傾向から約7割の正解率は確保する必要があります。実際に、2019年の合否判定基準は「40問中29問以上正解した者」とされています。

参照:令和元年度 賃貸不動産経営管理士試験 結果統計

2 合格者の傾向は?

賃貸不動産経営管理士の試験合格率は、近年低下の傾向が見られるのが実情です。2018年までは50%前後の合格率であったのに対して、2019年には36.8%まで大幅に低下しました。

では、合格者にはどのような傾向があるのでしょうか?

年齢については2019年のデータでは平均41.1歳となっています。比較的経験を積んだ不動産関係の業務をされている方が受験しているのです。最高齢者は84歳、最年少が15歳と非常に幅広いのも特徴です。

性別で見ると、合格者8,698名に対して男性が6,099名、女性が2,599名と男性が多く合格されています。ただ、合格率で言えば男性と女性に有意差はなく、同じような結果となっています。

参照:令和元年度 賃貸不動産経営管理士試験 結果統計

3 偏差値はどのくらい必要?

一般的に用いられる偏差値とは、ある試験における得点が、その試験においてどの位置に分布するのかを示す数字になります。

よく大学の偏差値がクローズアップされていますが、正直言って資格取得の試験において偏差値はあまり参考になりません! その資格を取得するためのコツを掴んでいるかどうかが重要になります。

賃貸不動産経営管理士においては、各知識を適切に理解していることももちろん重要ですが、試験傾向を掴むことがポイントとなります。試験では基本過去問題をしっかりとクリアして臨むのがおすすめです。ただ、2017年に試験の傾向が変化しているので、過度に過去問題だけに頼るのは危険です。

また、賃貸不動産経営管理士の場合は賃貸不動産経営管理士講習が用意されている点も見逃せません。賃貸不動産経営管理士講習は、賃貸不動産経営管理士に必要な知識を2日間で学ぶ事ができる講習ですが、実はこの講習を修了すると試験問題が4問免除されます!

受講していない方と比較してスタートダッシュを効かせることができることになるので、一概に知識能力を比較することができず、偏差値で語ることができない資格である所以です。

4 まとめ

賃貸不動産経営管理士は偏差値では一概に語ることができない資格です。また、合格実績を見ると15歳の方が合格しており、しっかり勉強さえ行えば誰でも取得できる資格であると言えるでしょう。過去問題を解きつつ、知識を積んで試験に臨むことをおすすめします。

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