司法書士試験合格までの勉強時間は3000時間?~勉強時間を徹底分析

司法書士試験合格までの勉強時間は3000時間?~勉強時間を徹底分析

勉強時間

司法書士試験の合格率は3%前後と難易度が高く、決して容易に合格できる試験ではありません。
では、合格するためにはどのぐらいの勉強時間が必要なのでしょうか?
今回は、司法書士試験合格に必要な勉強時間について見ていきます。

 

司法書士合格に必要な勉強時間は3000時間?

司法書士試験合格のために必要な勉強時間として、よく耳にするのは、「2,000時間~3,000時間の勉強時間が必要である」というものです。
実際の司法書士合格者に、勉強時間の真偽についてお伺いしたところ、下記のお答えをいただきました。

司法書士試験合格者

司法書士合格には3,000時間が必要であると一般的に言われているところはありますが、要は自分が合格に必要な知識を得て理解したかが重要であるため、1つの参考程度に考えるべきです。

すでに何か勉強していたため、もっと短い勉強時間で全体を理解できる人もいれば、初学者の人の中にはもう少し勉強時間が必要な人もいるかもしれません。
合格に向けて必死に取り組んでいれば、試験直前には、必然的に「3,000時間の勉強時間は結果的に確保していた」という方も多いかと思います。

ご自身にとって必要な学習を明確にしながら勉強を進めていけば、時間はそれほど気にしなくていいのかと思います。
合格には平均して3~4年かかってくるケースが多いですが、正しく効率的な学習を進めていけば、1~2年で合格するということも十分可能な試験です。
(司法書士実務家/司法試験合格者:清水健午)

 

確かに、人によって必要な勉強時間は前後してくるでしょう。
では、仮に3,000時間と設定した場合、具体的な勉強スケジュールと学習期間はどのようになるのでしょうか?
専業受験生と兼業受験生に分けて考えていき、さらに効率的な勉強法についても分析していきます。

 

【専業受験生の場合】勉強時間と学習期間

1日に8時間の勉強時間を確保した場合、1年間休みなく毎日勉強したとすれば、2,920時間になり、約1年で3,000時間ほど確保できます。
ただ、まったく休みなくというのも現実的ではないかと思いますので、週に6日勉強すると仮定した場合には、3,000時間確保するためには、1年と3か月ほどかかります。
合格におおよそ必要な知識を習得するのには、専業受験生であれば短くて1年、休憩の日をいれたりすれば1年半ぐらいが必要と言えるでしょう。

 

【兼業受験生の場合】勉強時間と学習期間

仕事などをしている人の場合、平日は3時間ぐらいしか確保できないかもしれません。
土日に11時間ぐらい勉強時間を確保するとすれば、3,000時間するためには、1年8か月ぐらいかかることになります。
兼業の場合には、長期スパンでしっかりとした勉強計画を組み、着実にこなすことで合格に近づくことができます。勉強時間を短くするために、効率的な勉強を進めるのも必要不可欠です。

 

勉強時間の効率化を図るために~心得るべき2つのポイント~

司法書士試験のポイント

司法書士試験は、「努力を裏切らない試験」とも言えます。
問題との相性もあるとは思いますが、正しい学習方法で着実に勉強時間を積み重ねれば、短期合格も決して夢ではありません。
一般的に言われているデータは参考程度にとどめ、受験生としてやるべきことを進めていけば、早期の合格を勝ち取ることはできるでしょう。

下記に、勉強時間を効率化するためのポイントを記していきます。

 

【ポイント1】科目ごとの時間配分を考慮する

司法書士試験は、科目数がとても多いのも一つの特徴です。効率的に勉強時間を各科目に配分しなければ、合格にはなかなか近づきません。
そこで、試験で出題数も多く重要である科目である、民法、商法(会社法)、不動産登記法、商業登記法などには、意識的に時間を多く割く必要があります。
特に商法(会社法)は、条文数も多いうえに全体から出題されますし、商業登記法にも関連するため、勉強時間の2割程度はあてる必要があるでしょう。

また、民法は条文数が多く、短答式でも多く出題されます。不動産登記法にもつながるため、こちらも勉強時間の2割程度はあてる必要があります。

そして不動産登記法は、条文を規則、令、準則までチェックする必要がありますし、たくさんの先例、記述式のひな形なども確認すべきですから、やはり勉強時間の2割程度はかける必要があるでしょう。

商業登記法は会社法の知識と関連することもあるので、1割程度をかける感覚です。
その他科目は勉強時間の1割程度を割く限りにとどめておくといいでしょう。
マイナー科目といわれる民事執行法や民事保全法は、各1問だけの出題であるため、対策をおろそかにしがちです。しかし、合格ラインにいる受験生は毎年1問2問の差で合否が決まるのですから、確実な合格のために、きっちりとした対策が求められます。
もっともマイナーな科目については、過去問を中心として対策をすることが効率的です。

最も重要なことは、上記を参考に自分の弱点を補い、得意な部分を確実にしていくための時間配分を見つけることになります。

 

【ポイント2】司法書士予備校や市販教材を活用する

予備校では、司法書士試験受験に必要な知識やノウハウが詰まった講義を提供してくれます。ですので、予備校を利用して、効率的な勉強を実現するという手段もあります。
しかし、「全ての予備校が良い」と言い切れるわけでもありません。気が緩んでサボってしまうと、どんどん教材や講義が溜まって結局出来なくなった、という人も少なくありません。

大切なのは自分に合った勉強法を見極め、効率の良い学習方法を探っていくことでしょう。
予備校も通信教育も、判例集などの補助教材もお金がかかるので、よく考えてから契約・購入することが必要です。
特に重要なのは講師との相性です。
司法書士試験合格までは短い道のりではないので、教え方や波長が自分に合う講師を見つけることが、勉強時間を効率的にするポイントになります。

 

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