なぜ司法書士が裁判に立つのか?

なぜ司法書士が裁判に立つのか?

平成14年の司法書士法改正を受けて、司法書士の業務が広がりました。
新たに出来た制度、「簡裁代理認定司法書士」は今後ますます司法書士の仕事の幅を増やすでしょう。

簡裁代理認定司法書士とは?

法改正よりも前、法廷に立つのは弁護士の仕事だと決まっていました。
司法書士が行うことは裁判に必要な書類の作成だけだったのです。

しかし、現在は簡易裁判所のみとはいえ司法書士も訴訟当事者の代理として法廷に立つことが可能です。

しかし司法書士ならば誰にでも出来るというわけではなく、簡裁代理認定司法書士である司法書士だけに認められています。
では、簡裁代理認定司法書士になるにはどうすればよいのでしょうか。制度について詳しく見ていきましょう。

なぜ司法書士が裁判に立つのか

まず、どうして司法書士が法廷に立つ権利を得たのか、その背景についてです。

今日の日本において、弁護士や裁判官の数は多いとは言い難く常に不足している状況です。
弁護士と裁判官の数が裁判の数に見合わないと、裁判が遅れがちになって解決までの時間がかかってしまうということは避けられません。

また、弁護士事務所が大都市に集中しているのも解決を遅らせる一因です。地方では法律的サービスの提供が手薄で、しかし都会では裁判が起こしにくくお金もかかってしまいます。
それに比べて司法書士は全国各地にいるため、弁護士よりも相談しやすい存在です。

また、弁護士の数不足を受けてか、近年本人訴訟が増加しています。
本人訴訟は弁護士に依頼せずに当事者本人自身が法廷に立つことですが、その割合は地方裁判所や簡易裁判所における訴訟の実に8割を占めています。

こういった本人訴訟の際、司法書士は従来から裁判関係書類の作成などで関わることで本人を支援してきました。
今後はその代理として法廷に立つことが認められたため、さらなる支援が可能になるでしょう。

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