司法書士試験の勉強方法~論理的思考の必要性~

司法書士試験の勉強方法~論理的思考の必要性~

司法書士試験は言うまでもなく法律に関する勉強ですが、そもそも『法律を勉強する』というのはどのようなことなのでしょう。

法律の勉強、と聞いた時の一般的なイメージは「大変そう」「難しそう」「六法全書を丸暗記する」のようなものになると思います。

しかし、法律について勉強していく上で重要なのは暗記ではありません。勿論ある程度は覚えることも必要ですが、条文を丸暗記するだけでは何の役にも立ちません。

大切なのは、法律を『論理的に考える』ことなのです。

論理的思考とは?

とはいっても、論理的に考えるとはどういうことでしょうか。

試しに刑法第199条を例にとって考えてみます。「人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する」と条文は至極シンプルですが、実はとても奥の深い一文です。

『人』とはどこまでを指しているのか、まだ生まれていない胎児も人にカウントするのか。
『殺す』とは心臓を停止させた場合のことか、或は脳幹反応の不可逆的停止を指すのか。そしてその行為の範囲は積極的な作為の場合だけなのか、それとも死にかけている人を見て見ぬふりするなどの不作為も含まれるのか。
『者』とは人間だけを示しているのか。

たったこれだけの条文から、疑問はいくつも生まれてくるのです。

条文というものはどれもこのようにシンプルで、それ自体は簡易な文章です。しかしストレートに意味を把握出来るものではなく、その解釈が必要になってきます。
ですが「じゃあ、刑法第199条における『者』は人間と犬を指していることにしよう」などのように、勝手気ままな解釈をして良いわけではありません。

法律はそれぞれ目的や意味を持っており、それと矛盾しない合理的な解釈をしなくてはいけないのです。

合理的な解釈が必要

法律を知るということは、条文の記憶だけではありません。

大切なのは条文を合理的に解釈していくこと、引いては論理的に考えていくことなのです。

そのためには物事を筋道立てて考えていけるような、論理的思考が司法書士試験において必要になってきます。

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