サラリーマンの司法書士試験合格体験記 〜3年間の挑戦

サラリーマンの司法書士試験合格体験記 〜3年間の挑戦


会社を辞めたり、休んだりすることのできないKさんが選んだ予備校は、日曜日に自宅から通える場所でした。
前の会社の退職金から考えて、予備校通いに費やせる時間は2年ほど。時間を少しでも無駄にはできないと改めて実感したKさんは、休日返上で予備校に通い始めます。

1 受験仲間との出会い

予備校で出会った人には、Kさんと同年代の人も多くいました。

現在の仕事の先行きがどうにも不安だという人や、リストラされて失業保険を学費として通っている人など、話してみるとそれぞれが危機感を抱いていることがわかり、Kさんは親近感を覚えると同時に周囲に刺激されて気合いを入れることができたといいます。

2 3年間の挑戦

しかし、実際に勉強が始まるとKさんは自分の無謀さをひしひしと自覚します。

想像していたよりもずっと法律の学習は難しく、学生時代に少し齧っていた民法でさえもちっとも理解できなかったのです。基礎もわからない状況を打開するため、Kさんは日曜の講義に備えて土曜日も休まず勉強することを決めました。

しかしそれでも間に合わず、平日仕事から帰ってきた後にも家で予習や復習をするようになります。合格までの間、Kさんはほぼ休みのない日々を過ごしました。

そんな毎日が続き、1年間の通学を終える頃にはとりあえず全科目の基礎をひととおり見ることができました。とはいえ、まだまだ先は長く、実際に過去問を解いてみようとしても全くわからず、放棄せざるを得なかったといいます。これでは絶対に受かるまいと、雰囲気を知るための試し受験すらする気になれないほどでした。

それでも2年目には勉強のコツを掴めるようになり、各科目を関連付けることもできるようになってきます。民法と民事訴訟法・不動産登記法、商法と商業登記法のような関係性を見つけ始めたKさんは、問題の論点や思考経路を明確化することを可能にし始めました。

勉強開始から3年、Kさんはめでたく司法書士試験に合格。途中には何度も諦めかけ、もうやめたいとも思ったことは何度もありましたが、なりふり構わずの3年間は報われたとKさんは語ります。

現在は会社勤めを続けながら司法書士として開業するための準備を始めているというKさんですが、独立の際にはサラリーマン時代の経験を活かしていきたいそうです。

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