司法書士の業務 ~ 登記手続の仕組み ~

司法書士の業務 ~ 登記手続の仕組み ~

司法書士は登記手続における第一の専門家です。依頼者から相談を受けたなら、個々の事情を正確に認識して必要なアドバイスまたは書類作成などを行わなくてはいけません。

不動産登記にしても商業登記にしても様々な登記原因によって登記の申請が求められますし、登記の事由が発生するたびに対応する登記の申請が必要です。

1 登記の手順

では、実際の登記はどのような手続のもとに進んでいくのでしょう。

登記は原則として当事者、または司法書士などの代理人が登記所に登記申請情報及び法定の添付書類等を提出して申請しなくてはなりません。この登記所というのは法務局や地方法務局、またはその支局や出張所のことです。

当事者が申請して登記の申請が受理されると、登記所に勤務する登記官の審査が行われます。
法務局長や地方法務局長から指定されている、登記事務を取り扱う法務省の事務官や国家公務員である登記官が添付書類などを元に、その申請が適法であるかを審査していくのです。

この審査を通らないと登記は認められません。

登記官には当事者から提出された登記申請情報等を審査する権限があり、適法かどうかを形式的に判断することが認められています。しかし、その書類に書かれている事項や申請の内容が真実なのかどうかまで、登記官は知ることができません。

登記申請の内容となっている事実が本当なのか、実際に起きたことなのかを確かめる術が登記官にないのは当然ですが、これでは審査の正確さに欠けてしまいます。もっと言えば、登記申請そのものが当事者本人からなされているのかということさえも疑うことが可能ですが、登記官はそこまでの権限、実質的審査権を持ち合わせていません。

2 登記の真実性

では、登記の真実性はどうやって確保されているのでしょうか。
これは不動産登記と商業登記によって異なり、それぞれ違う手続を踏む必要があります。

特に不動産登記の場合は複雑で、司法書士としてもしっかり理解しなくてはならない事項でしょう。

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