大学生の司法書士試験合格体験記1 〜 法律と自分の生活、社会の間にある繋がりに気づく

大学生の司法書士試験合格体験記1 〜 法律と自分の生活、社会の間にある繋がりに気づく

大学在学中、または卒業後に司法書士試験を受ける学生は少なくありません。
今回は、在学中に受験を決意し卒業後に合格した学生のケースを紹介します。

「一応」の法学部生からのスタート

大学では法学部に入っていたという学生Oさんは、入学当初は司法書士試験を受験しようとは全く思っていませんでした。試験を受けて弁護士や裁判官になろうと考える学生はごくわずかで、Oさんも含めほとんどの学生は試験前にしか法学の勉強をしていなかったそうです。

司法書士試験の内容も一応は専門だった分野ですが、あくまで「一応」でしかありませんでした。そんなOさんが司法書士という仕事に興味を持ったのは、3年生の時、大学で配布されたパンフレットを見てからだといいます。

就職を控え「何か資格でもとっておいた方が良いのでは……」と考えていたOさんにとって、司法書士試験の案内はちょうど良いタイミングでした。司法書士について漠然としか知らなかったOさんは、それをきっかけに司法書士がどんな仕事なのか調べてみました。

すると、独立開業型の仕事だということ、自分の頑張りによって成果が出る仕事だということなどを知り、司法書士になりたいと思い始めたのです。

そこで受験を決意したOさんでしたが、予備校に通うお金はなく、また時間もなかなかとれなかったために、独学の道を選びました。書店で司法書士試験についての本や合格体験記などを読み、自分にもできるかもしれないと考えたといいます。しかし、その道は想像以上に厳しいものでした。

一からのやり直しが意識を変えた

そもそも、Oさんには法学知識がほぼゼロでした。それまで法学についてほとんど勉強をしてこなかったからです。

合格体験記に書かれていたように、民法から勉強を始めようとしたのですが、大学で受講していたはずの内容さえ、さっぱりわからなかったそうです。一からやり直すしかなく、買ってきた入門書も読み終わるまでに3か月もかかってしまいました。

しかし、その「一からやり直す」という姿勢が、Oさんの意識を変えるきっかけになります。

入門書を読み、Oさんは民法について初めて真剣に考えたのです。
民法は、社会の細かいところまで行き渡った法律であること、人々の生活と密に関わっていること、自分にとっても身近なものであることなどを知ったOさんは、法律と自分の生活、社会の間にある繋がりに気がつきました。

その気づきは勉強に対する意欲となり、法律への興味を引き起こします。

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