司法書士が街の法律家として一般の方に代理してこの手続きを行う。

司法書士が街の法律家として一般の方に代理してこの手続きを行う。

供託にもいろいろな種類があり、一般の方にはこの手続きを行うのは非常に煩雑

司法書士の登記以外の仕事の一つとして供託に関する仕事があります。

供託についてはあまりなじみのない方も多いと思います。
供託とは、金銭などを供託所で管理させ、特定の人に受け取らせることで、法律的目的を達成させる制度、などと説明されています。不動産業を運営されている方は、営業をするにあたり必要な制度、ということで聞き覚えがあるかもしれません。

しかし、上の説明だけだと銀行の預金口座から公共料金を引き落とすのと何ら変わりないことになります。もう少しわかりやすく説明しましょう。

供託は、供託すべき原因となる事情がある場合に行われます。

具体的には以下のフローに沿って供託がなされることになります。
供託をする人は、金銭の支払を受けるべき人や、支払いを受けることになるかも知れない人のために、あらかじめ相当額の財産を国の機関である供託所に預けます。そうすると、支払う用意のあること、または、少なくともその分は支払済みであることが、保証・証明されることになります。そして、受け取る権利のある人に、またはその権利が発生したときに、供託所から払い渡してもらう制度です。

供託についても、司法書士が書類の作成または手続きの代理業務を行います。
具体的には次のような業務があります。

①弁済供託
家賃の値上げや、損害賠償の額について折り合いがつかないときに行う供託
具体例:
家賃が7万円だったのに、大家さんが勝手に9万円に値上げしてしまい、納得できない。これまで通りの家賃を払おうとしたが受け取ってもらえない状況である。
このままいくと、債務不履行を原因に契約解除となり、家を追い出されてしまうので、供託の制度を利用して国に家賃を預かってもらい、債務不履行にならないようにするのです。
②営業保証供託
旅行業者や宅地建物取引業者が顧客に与えるかもしれない損害に備えるためにする供託
③裁判上の保証供託
金銭を請求する訴訟などに伴って、裁判所の裁量によって命ぜられる供託
④執行供託
差し押さえや競売の手続に伴ってなされる供託
⑤没取供託
選挙に立候補するときに行う供託

このように、供託にもいろいろな種類があり、一般の方にはこの手続きを行うのは非常に煩雑です。そこで、司法書士が街の法律家として一般の方に代理してこの手続きを行うのです。

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