ミクロ経済学を効率よく勉強するには?

ミクロ経済学を効率よく勉強するには?

市場原理を意識して、市場のモデルであることを念頭に置きながらやるとわかりやすい

中小企業診断士試験では経済学・経済政策の出題がありますが、むやみやたらと暗記に走るのは得策ではありません。
経済学では論理的な思考が重要になるため、効率よく暗記してしまおうと言う安直な発想では確実に得点する事が出来ないのです。

経済学・経済政策で6割得点を目指すには、出題の中心になるミクロ経済学とマクロ経済学がどのようなものなのか、全体像を頭に入れておくことが必要でしょう。

ミクロ経済学は基本的に、市場のモデルと考えることが出来ます。

無数の企業と無数の個人がモノの価格と消費量を決めていくのが市場ですが、まずはこれを経済学用語に言い換えてみましょう。
経済学において消費量は需要量、消費者は家計、モノは財と表現するのが一般的です。

企業が財をどれだけ市場に供給かということが、右上りの供給曲線を作り上げます。
普通に考えて、財の価格が高ければ企業は財を沢山売りたいと思い、財の価格が低ければ企業は財を生産したくないものです。

即ち、財の価値が低ければ低いほど、企業は供給量を減らしたいと考えるということです。

では、お金を払って財を買う需要者の立場からするとどうでしょうか。
家計はなるべく安い価格で財を買いたいと考えますから財の価格が安いほど需要量は増加し、右下がりの需要曲線が作られます。

そして、この需要曲線と供給曲線が交わるところで均衡(価格と需要量が決定)するのです。

しかし、これは市場が完全に機能しているケースです。 市場がうまく機能していない場合には、ここまでスムーズにいきません。

例えば自動車市場など、需要者に比べて供給者が極端に少ない市場もあります。
このような状況を不完全競争といい、その市場では独占や寡占が発生することになります。

さらに「市場の失敗」という、外部不経済や情報の非対称性などを原因としたケースも中古車市場などで起きています。

外部不経済は簡単に言えば公害のようなもので、生産によって社会に負の影響を及ぼすことを言います。
情報の非対称性とは、取引間で一方が情報を沢山持ってるのにもう一方は情報が足りていない、といった状況を指します。

診断士の経済学・経済政策では、この様な市場の失敗をいかにして解決していくのかまで学ぶことになります。

ミクロ経済学はこのように、市場原理を対象とした意外と身近な理論になっているのです。
 

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