経済政策・財務会計のマスター術

経済政策・財務会計のマスター術

経営に関する広範な知識をつけることが、診断士試験を受ける意味

国家資格には色々な試験が設けられていますが、その中でも中小企業診断士試験は試験範囲が膨大であると言われています。
試験範囲の広さを知って受験を諦めてしまう人も少なくありません。

しかし、中小企業診断士が広範な知識・能力を求められる理由は仕事の幅が飛躍的に広がるという非常にポジティブなものであり、確かに受験勉強は辛く険しい道のりになるでしょうが、合格の先のことを考えれば十分乗り切る理由になるでしょう。

中小企業政策審議会によれば、中小企業診断士は『民間のコンサルタント』であり、中小企業の経営を全社的な視点から診断・助言できる能力が求めらられるとされています。
中小企業では各部門に専門家が多くいるとは限らず、また経営の全てに対応できる人材は少ない状況にあるため、経営に関する広範な知識を有した診断士の存在が必要というわけです。

では、診断士の試験範囲についてざっと全体像をみていきましょう。
個々の科目についてはまた別の頁で見ていくことにします。
 

経済学・経済政策

マクロ経済指標の動向に目を配って為替や物価の動向についても把握する必要があります。
また、マーケティングや財務の活動の成果を高めるためには、ミクロ経済学に精通することも大切でしょう。

経営コンサルタントとして様々な戦略の背景にある経済理論や政策を理解して助言、行動することが求められているのです。

経済学の主要テーマは、国民経済計算の基本的概念、主要経済指標の読み方、主要経済理論、市場メカニズム、市場と組織の経済学、消費者行動と需要曲線、企業行動と供給曲線、産業組織と競争促進、経済政策に関する事項などです。
 

財務会計

財務会計は、企業経営を行う上で基本となる分野です。

企業の現状把握や問題点の抽出において、定量情報である財務諸表などによる経営分析は重要な手法となります。
また今日では、中小企業が借入だけでなく資本市場からの資金調達をするケースも増えており、ディスカウントキャッシュフローの考えを利用した投資評価などにも精通する必要があります。

財務会計の主要テーマは、簿記の基礎、企業会計の基礎、原価計算、経営分析、利益の資金の管理、キャッシュフロー、資金調達と配当政策、投資決定、証券投資論、企業価値などです。

 

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