社労士試験の難易度について

社労士試験の難易度について
社労士試験の難易度について

【目次】

合格率

やるべきことをやってない?

 

合格率

平成28年度の合格率4.4%。平成27年度は2.6%ですから、これだけを聞くと、ちょっと尻込みしてしまうような難しい試験のように思えます。ちなみに、平成28年度の行政書士の合格率は9.9%、司法書士は3.9%でした。合格率だけで比較はできませんが、少なくともこれらの士業に比肩する難しさであることは間違いないでしょう。

社労士試験の歴史を見ると、試験が現在の「選択式」「択一式」の形式になってから、合格率が5%を割ったのは平成27年が初めてです。それまでの過去10年では7%前後で推移していました。さらにその前では8~10%程度です。難易度は以前に比べて上がっていると感じられます。

「そんなことならもっと前に受けておけば良かった」と思うのも無理はありません。しかし、私は必要以上に難しい資格だからと警戒することは無いと考えています。

やるべきことをやってない?

私が社労士試験を受けたときのことです。隣に座っていた方が試験の直前までテキストを読んでいました。ふと年度を見ると、試験時の10年前のものを使っていたのです。社労士試験は法改正による年度の違いが大きいということは受験者なら知っているでしょう。その方が実際に試験に受かったかどうかはわかりませんが、この時に一つ思ったことがあります。

受験者には「やるべきことをやっていない」方が結構いるのではないかと。

大学の予備校で講師をしていた方が「有名大学の受験者の半数は記念受験だから、合格率などあてにしない方が良い」とおっしゃっていたのを思い出しました。事実かどうかはわかりませんが、感覚的には合っているように思えます。

「100人中4位に入らなければいけない」と考えるとすごく難しい試験です。しかし、その100人がすべて最大限の努力をして来ているとは思えません。とりあえず受けてみる、くらいの感覚の方が相当数いるはずです。あなたはそんな人のことなど気にする必要は無いのです。

社労士試験には1次、2次といった段階が無く、一発勝負で決まります。仮に前年に1点差で試験に落ちたとしても、翌年にその実績は繰り越されません。何年も受験している方も、今年初めて受験する方もスタートラインは一緒です。これは、初めて受験する方にとっては朗報です。また実績を繰り越せないので、試験に落ちた結果、資格取得自体を諦めてしまう方も少なくありません。これも初めて受験する方にとって、先に勉強してきたライバルがいなくなることは悪いことではないはずです。

社労士試験が簡単か難しいかという選択であれば、難しい方に入るでしょう。

しかしその難しさゆえに、ライバルだって、あなたと同じように尻込みをして、逃げ出したくなっているはずです。社労士試験は広範囲から出題されるので、短期間に成績を上げられる秘策はありません。だから人よりも早く一歩を踏み出し、少しずつ確実に歩みを進めていくことが大事です。この試験で何よりも難しいのは、その一歩を踏み込む勇気を出すことです。

合格率とか難易度とかを気にせず、社労士試験を受けると決めたら、合格するイメージを持って、やるべきことをやりましょう

結局、一番のライバルは、自分自身なのです。

社会保険労務士カテゴリの最新記事