社労士の仕事が絶対になくならない理由

社労士の仕事が絶対になくならない理由

1 社労士はAIに代替される?

社労士の仕事の将来性については、いろいろな意見があります。

例えば、AIの進化によって社労士は淘汰されていく、という方もいます。確かに、書類作成や事務仕事というのはAIと相性が良いと言えるでしょう。AIが活躍できる分野の仕事は少なくなっていくだろうという予測は否定しません。

また、社労士資格試験者数の減少や平均年収のデータを見て、将来性がないと判断される方もいます。しかし、それでも、私は社労士の仕事はその内容こそ変わりさえすれ、なくなることは絶対ないと思っています。理由は社労士の仕事の形成プロセスにあります。

2 国が仕事を作ってくれる

冒頭の例で考えてみましょう。AIの進化で、それまでに事務仕事をしていた方が減り、失業者が増えたと仮定します。この場合、国は何らかの手を打って、就業率を上げようとします。例えば法改正や助成金の活用などで、雇用促進を図っていくはずです。

時代の変化に合わせて、国が政策を決めるたびに、社労士のような専門家が必要になります。つまり、国が社労士の仕事を作ってくれている、ということです。

実際、内閣が推進している「働き方改革」では、同一労働同一賃金の施策に合わせて、就業規則の記載の変更を余儀なくされる会社が増えると予想されています。就業規則の作成は社労士の独占業務です。これも国が仕事を作ってくれる一例と言えるでしょう。

現代の日本の労働環境は、以前と比べて複雑化しています。今後は多様な働き方が浸透して、テレワークや短時間勤務をする方が増えてくるでしょう。

年金にしても、高齢化社会となり、今の制度のまま年金を維持するのは難しいという認識を、多くの方が持っているのではないでしょうか。社会が変わっていく中で、ずっと同じ制度や法律を持ち続けられることはありません。

3 まとめ

ビジネスによっては、技術革新によって仕事そのものが吹き飛んでしまうようなケースもあります。

例えば、スマホの急速な普及によって、ガラケーの金型やアクセサリーを作っていた会社の業績が急速に悪化するなんてこともあります。

それに比べれば、国が仕事を作ってくれる社労士という仕事は、なんと恵まれていることでしょうか。勤務であれ、開業であれ、勉強中であっても、社労士として活躍したいのであれば、それを肝に銘じておかなければならない、と私は考えています。

このことは、社労士には変化を受け入れて対応するマインドが必要なことを示しています。変化こそが社労士の仕事なのです。一度勉強したら、しんどいからもういいや、ではAIに淘汰されても文句は言えないですね。

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