社会保険労務士(社労士)が取ると有利な他の資格とは?

社会保険労務士(社労士)が取ると有利な他の資格とは?
社労士が取ると有利な他の資格とは?

社労士として活動をしながら、社労士以外にも資格を持っている方は結構いらっしゃいます。社労士以外にも資格を持っているということは、他の社労士に対して差別化できる、ということは言うまでもありません。では、社労士にとって一緒に持っておくと良い資格とは何でしょうか。

 

一般的に社労士と相性が良いと言われるのは、税理士、行政書士、中小企業診断士といった士業です。

これらの資格は、ターゲットとなる顧客層(中小企業の経営者)が重なっていながら、その業務範囲は違います。つまり、一つの顧客から得られる仕事の幅を広げられるのです。

例えば、行政書士と社労士の資格を持っていれば、小売業のお客様に対して、店舗に関する各種届出は行政書士として、販売員の管理は社労士として同時に対応できます。顧客から見ても、ワンストップで問題を解決できるのは魅力的です。

もちろんこれらの資格取得は難易度が高いのですが、特に独立を目指す方にとっては、ぜひ一度検討したい資格です。

 

2. ファイナンシャルプランナー

他に多いのは、ファイナンシャルプランナーなどの金融系の資格です。

資格ではありませんが、生命保険の募集人を兼ねている方もいらっしゃいます。社労士の主な顧客が経営者であり、お金の相談相手を求めているからです。自分のことだけではなく、自社の利益から従業員にいくら給料を出せば良いのかを経営者は判断しなければいけません。経営者というのは、一般の従業員以上にお金に関してシビアに考えているものです。

また、経営者の場合、生命保険に加入することで節税効果が生まれるケースがあります。生命保険の募集人になると、社労士としてのマーケットと生命保険販売というマーケットを同時に開拓できるというメリットがあります。

3. 産業カウンセラー、キャリアコンサルタント

最近増えているのは、産業カウンセラーやキャリアコンサルタントといった対人関係に特化した資格です。

例えば、メンタルヘルスについて対策を立てるときに、産業カウンセラーとして従業員と接しながら、社労士として就業規則や安全衛生のルールを検討していく、という展開が期待できます。従業員の心のケアが経営課題である、という認識が増えてきたということでしょう。

キャリアコンサルタントは2016年から国家資格になりました。非正規雇用が若年層にも増えている社会的背景から、一人ひとりに適切な就労支援をする必要性を国として認めているということです。従業員にキャリアコンサルティングを受けさせることで得られる助成金もありますので、今後ニーズが増えていく可能性が高いと思います。

 

4. 最後に

ここに挙げた資格は、既に現在活躍中の社労士が実際に資格を取得して、それを活かしているものでもあります。つまり、資格取得によって差別化はできますが、ビジネスとして目新しいというものではありません。

しかし、私や他の社労士では思いつかないような組み合わせが他にも存在するかもしれません。それを見つけられれば、社労士として唯一無二の存在になれるでしょう。

新しい資格の組み合わせが、大きなビジネスにつながる可能性もあります。固定概念に捕らわれず、自分がどんな社労士を目指しているのかを自問しながら、柔軟に考えてみてください。

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