合格者の6割が30〜40代!社労士試験に合格に必要な勉強時間はどのくらい?

合格者の6割が30〜40代!社労士試験に合格に必要な勉強時間はどのくらい?

はじめに
働き方改革が大きな話題となり、2019年4月からは改正労働基準法が施行されて、本格的にその動きが加速しようとしています。そんな中で、より企業側内での労働に関する関心が高まっており、その上で社労士という資格に高い注目が集まっています。ただ、社労士は国家試験であり、だれでも合格できるものではありません。、では、社労士試験を合格するためにはどの程度の時間をかけて勉強しなければならないのでしょうか?

1、社労士試験に合格するために必要な勉強時間はどのくらい?

社労士試験は誰でも受験できる資格ではありません。受験資格として、大きく学歴によるものと資格によるものに分類されます。学歴によるものとしては、四年制大学で一般教養科目の学習が完了していたり、大学において62単位以上を習得している場合、短期大学や口頭専門学校を卒業していること、最後に就業年限が2年以上、かつ課程の修了に必要な総授業時間数が1,700時間以上の専修学校の専門課程を修了した者でなければいけません。資格による場合は、司法試験予備試験もしくは行政書士試験に合格している者が対象となります。よって、かなり難易度が高い資格と言えます。

参考までに、司法書士の資格を取得する上では3,000時間以上の勉強時間が必要と言われています。これはとても大変なことであり、司法書士予備試験も同様の難易度となっていますので、同様に3,000時間程度を見込む必要があります。ただ、社労士試験はそこまでレベルが高いというわけではありません。一般的には1,000時間程度かければ十分と言われており、最低でも500時間程度で合格できると言われています。500時間で合格するためには、効率よく勉強を重ねる必要があります。

2、合格者の6割が30〜40代。社労士に絶対に合格したい人が勉強時間を確保するためには?

各資格によって、取得を目指す年齢層がことなるものです。社労士試験は、どちらかと言えば若手社員が取りたがる資格ではなく、ある程度経験を積んで中間管理職レベルの年齢の方が、会社全体の労務管理などに役立てるために取得するイメージがあります。実際に、社労士試験の合格率を見ると、合格者の約6割が30〜40代となっています。詳しい年齢分布としては、以下のようになっています。

 

例えば、中間管理職の方であれば会社でもそれなりに業務も増えてきて忙しくなります。その中で、勉強時間を確保しなければならないというのは、けっこう大変なことです。1年間で1,000時間の勉強時間を確保するためには、単純計算で一日2.73時間を勉強に充てなければなりません。もちろん、休日などに集中して勉強するにしても、ほぼ毎日2時間程度の時間は必要です。絶対合格するためには、とにかく仕事の合間や帰宅後、出社前などの時間を効率よく勉強する必要があります。

3、「勉強時間が確保できない…」と悩む人の問題点

実際に勉強をはじめて見ると、勉強時間が確保できない!というジレンマに陥ることが多々あります。実際に、勉強時間を確保できないと感じた時に、意外と多いのが帰宅後に勉強しようと考えているケースです。決して間違っているわけではありませんが、帰宅後となると仕事の都合によって深夜に帰宅することもあります。働き方改革で残業時間抑制が進むのは間違いありませんが、一方でどうしても残業してやらなければならないこともあります。その際に、結局勉強できないで翌日に持ち越し、それが積み重なって勉強が進まないというケースが大半です。これを解消するためには、帰宅後に勉強するという考えかたを改めて、出社前の朝方に勉強するという方法がおすすめです。

朝に仕事関係の連絡が来ることは非常に少なく、また家族がいるご家庭でもまだ寝ている時間帯に勉強すれば勉強時間を確実に確保できます。最初は朝起きるのが大変と感じるかもしれませんが、数日間続けることで自然と体が慣れてきて順応できるものです。朝勉強するというのは、他にもメリットがあって脳が就寝によってリセットされて、リフレッシュした状態で勉強できるのでより知識として習得しやすいという点もあります。朝活という言葉が流行しましたが、まさしく朝は何事にも集中しやすく効果も高い時間帯ですので、有効活用したいですね。

他にも、電車通勤されている方の場合は、通勤時間も有効活用できるタイミングです。電車内では集中して勉強しづらいですが、新たな知識の習得というよりも、朝勉強した知識を再度植え付けたり、過去問題を解く時間に充てると良いでしょう。

4、生活スタイル別、社労士に合格するための勉強時間のスケジュール例

社労士試験を受けて合格されている方には、様々なバックボーンがある方がいます。例えば、社会人の方でも勤務時間も異なれば通勤時間は人それぞれ異なります。ここでは、生活スタイル別で、平日に2時間の勉強時間をどのようにスケジューリングすればよいのかを3例紹介します。

(1)会社員Aさんの場合

会社員A さんは、9時に会社に出社して、17時に退社、通勤時間は電車で片道45分かかっています。基本的に残業はなく、そのまま帰宅できる環境になっていますが、このケースにおいて勉強時間を確保する方法として、先に紹介したとおり朝勉強するという方法がベターです。朝1時間、夜1時間の勉強時間を確保した例が以下のグラフになります。

 

夜の時間に確実に勉強時間を確保できるのであれば、夜2時間の勉強時間を確保するのも良いでしょう。これであれば、十分な睡眠時間も確保しつつ、自由時間も取れて良いですね。

(2)専業主婦Bさんの場合

Bさんは、2歳の子供がいる専業主婦ですが、まだ幼稚園に通っていないので、家事に追われている中で勉強をする必要があります。ただ、子どもがある程度大きくなってきているので睡眠時間はある程度確保することができますので、日中などをうまく活用して勉強するのがおすすめです。専業主婦ですので、家族の料理も必要ですので、朝勉強するというのは無理な話で、その点でも日中の勉強をおすすめします。代表的なスケジュールとしては以下となります。

 

この場合、ある程度自由時間を確保できますし、家事もしっかりこなすことができます。もし余裕があれば、夜の自由時間で更に勉強時間を追加するのも良いでしょう。

(3)会社員Cさんの場合

会社員Cさんは、9時に会社に出社して、17時に退社が基本なのですが、通勤時間は電車で片道1時間かかります。また、退社時間は残業もあって不定期で、日によっては帰宅が深夜になることも多々あります。とある日は、帰宅が22時を超えているのでとてもではありませんが勉強する気力もありません。そんなことも想定して、朝勉強に時間を割いた例がこちらです。

自由時間と睡眠時間が削られ、朝の準備時間も限られてしまいますが、これはあくまでもイレギュラーな内容であり、早く帰宅できる時にはもっと自由時間を確保できますし、通勤時間が長いのでこの間に少しでも勉強できると良いでしょう。

5、サマリー

いかがでしたでしょうか?社労士試験を受験するにあたって、勉強時間は概ね毎日2時間程度は確保する必要がありますが、今回紹介した内容であればある程度スケジューリングしやすいですよね。しっかりと時間を確保して、確実に試験をクリアできるように準備しましょう。

6、まとめ

  • 社労士試験を合格するためには、最低でも500時間、可能であれば1,000時間程度の勉強時間が必要
  • 合格者の6割程度が30〜40代であり、主に中間管理職などの会社でもある程度の地位にある者が取得する傾向がある
  • 勉強時間を確保するためには、朝の時間に勉強をスケジューリングしたり、通勤時間も有効活用する
  • 主婦の方は、日中の合間を縫って勉強時間を確保すると良い

社会保険労務士カテゴリの最新記事