統計データからみた社会保険労務士(社労士)の年収!女性の方が年収が高い!?

統計データからみた社会保険労務士(社労士)の年収!女性の方が年収が高い!?

はじめに
世の中には様々な資格がありますが、労務管理関係でも役立つ資格として社労士があります。社労士になることで、年収をアップできるかも?と考えるかもしれませんが、そう単純な話ではありません。では、社労士の資格を取得すると、どの程度年収に変化があるのでしょうか?ここでは、社労士と年収の関係性について紹介します。

1 社労士の働き方と年収の関係

社労士として働くと一概に言っても、様々なケースが考えられます。主な働き方として、企業の人事や総務部門に所属しながら社労士の資格を取得して、その企業内での労務管理等に役立てる方法があります。他には、社労士の資格を取得した上で、社労士事務所で働くケースもあります。更に、経営コンサルティング会社や会計事務所で勤務するというケースもあるでしょう。

企業内の人事や総務部門で社労士の資格を活かす場合、残念ながら年収という観点で言えば企業側からの給与の範疇から脱することはできません。一部企業では、社労士の資格を持っていることで資格手当がつくところもありますが、月額数千円レベルであり、大きく増加することはありません。

一方で、独立して社労士事務所を立ち上げる場合、自分が代表となると収入がすべて自分ひとりで得ることができます。自分の頑張りで、年収をアップさせることも可能ですが、営業活動などもすべて自分一人の責任で行わなければならないという難しい面もあります。それでも、年収は確実にアップすることは間違いありません。

経営コンサルティング会社や会計事務所で働く場合も同様で、企業で働くよりも専門的で様々なクライアントとの取引が可能で、年収が高まる可能性があります。また、コンサルティングは社労士に加えて経営学などを持ち合わせていると、より効果の高いコンサルティングを可能として、クライアントを増加することができ、それが年収にも跳ね返ってくる可能性があります。

2 社労士の年収は?

では、社労士として働く場合、年収はどの程度得ることができるのでしょうか?ここでは、様々なファクターでみた時の2017年度厚生労働省発表のデータから年収の推移を紹介します。

(1)年齢別の年収は?

まずはじめに、年齢別の推移は以下となっています。

社労士自体が年齢層が上の方が取得する資格であり、若者で取得する人が少ないのが実情です。よって、20代で社労士の資格を持っていても、年収はあまり期待できません。逆に、50代以上となると急激に年収がアップして、600万円を超えることもあります。

(2)社労士の性別ごとの年収は?

では、年齢と共に性別で分けた場合の年収はどの程度変化するのでしょうか?


このグラフから、女性の方が年収が高いことがわかります。よって、女性でも活躍しやすい資格であるとも言えますね!

(3)都道府県別の年収は?

地域別での年収差は以下となっています。


※都道府県別データから独自の計算式により算出

年収が高いのは、東京や大阪、そして神奈川などの大都市が中心です。これは、やはり仕事の絶対量が多いことが要因として上げることができます。

3 他の士業と比べると社労士の年収は高い?低い?

社労士以外でも、様々な士業と呼ばれるものがあります。では、社労士は他の士業と比較して年収はどのような違いあるのでしょうか?士業別の年収は以下となっています。

残念ながら、社労士は弁護士などと比較して年収が低いのが実情です。

ただ、この数字には企業で働く社労士の方も含まれています。では、独立した場合はどのように違いがあるのでしょうか?

やはり、独立して社労士として働くことで、高い年収を得ることができます。また、社労士講師などの特殊な働き方もおすすめです。逆に、年金事務所の社労士や企業内で働く社労士は、どうしても年齢は上がりません。

4 社労士が年収を上げるには?

社労士として年収を上げるためには、最も手っ取り早いのが独立する方法です。特に、都心部などで独立すれば、仕事の絶対量も多いので成功しやすい傾向があり、800万円以上の年収を得ることも可能です。

ただ、単純に独立しても意味がなく、如何に同業者との違いを明確にできるかが重要です。そこで、社労士としての資格だけでなく、コンサルティングなどの付加価値を付けることも重要です。

他にも、働き方改革で労働環境に対して注目が集まっていて、社労士自体も人気の資格となりつつあります。そこで、社労士講座も多く開催されていますが、その講師として活躍すると、独立した場合と同様の年収を得ることも可能です。話術を磨けると共に、人に教えることで更に知識をブラッシュアップして、よりレベルの高い社労士になることができます。

5 サマリー

いかがでしたでしょうか?社労士は年収としてはピンからキリまであって、やはり独立しないと高い年収は期待できません。しっかりと資格の保つ意味などを理解して、その価値に似合った年収を得ることが重要ですよ。

6 まとめ

  • 年齢的には50歳以上で高い年収となっている
  • 女性の方が年収が高い傾向があり、都道府県としては大都市になるほど年収が高い
  • 他の士業と比較して社労士の年収は低い
  • 独立したり社労士講師となると高い年収を得ることが可能

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