社会保険労務士(社労士)試験に確実に合格!勉強方法を徹底的に解説します!

社会保険労務士(社労士)試験に確実に合格!勉強方法を徹底的に解説します!

はじめに

社労士試験は科目数も多く、全科目に設定されている「基準点」があり、1科目でも基準点に満たないと、他科目が満点で合格点に達していても不合格になってしまう通称「足切り」もあって、ここ数年4~6%の合格率を推移している難関試験といえます。
一方で、社労士試験の受験生は、仕事をしながら受験勉強に取り組んでいる人が多くを占めています。そこで、この記事では、社労士試験に合格しやすい効率的な勉強方法を紹介し、その理由を解説します。
多少の個人差もありますが、参考にして下さい。

1、社会保険労務士(社労士)とは?

(1)一般社労士

社会保険労務士(以下「社労士」という)は、会社の労働者のひとりひとりの人事・労務・社会保険諸法令に関しての専門家です。
そのため、社労士試験では、労働・社会諸法令と労働・社会保険に関する一般常識が出題科目となっています。
会社の中で、お金の専門家は税理士、法律の専門家は弁護士が活躍することが知られています。
しかし、労働者に支払われる賃金や手当関係、労働契約やコンプライアンス問題(ハラスメント問題含む)や労働環境の問題等の紛争等に関する訴外の問題は、社労士が行います。
とくに、社労士には他の士業が手出しできない「独占業務」というものがあります。以下、1号・2号・3号の業務のうち、1号業務と2号業務が社労士の独占業務です。

・1号業務:労働社会保険諸法令に基づく申請書等及び帳簿書類の作成
2号業務:申請書等の提出代行・申請等についての事務代理
3号業務:労務管理その他の労働及び社会保険に関する事項についての相談及び指導

いわゆる社労士が関わる労働社会諸法令に関わる書類(台帳)作成が1号業務で、それに関わる申請や届け出代行が2号業務となっています。
そして、3号業務は、いわゆるコンサル業務であり、3号業務については弁護士や税理士、司法書士、行政書士等の他士業も行えます。

(2)特定社労士

「特定社労士」は、訴外の労働紛争の代理人業務・裁判での労働者の補佐人ができる資格です。
通常の一般社労士の業務の他に、第13条の3に規定する紛争解決手続代理業務(訴外の代理人と裁判中の補佐人)ができるようになるのです。
個別労働紛争とは、労働問題の会社と労働者の争いで、民事裁判では、解決まで長く時間がかかり、費用も高く、労働者には非常に敷居が高かったのですが、労働基準監督署の窓口で個別労働紛争に訴えると、裁判外で簡易の調停のような感じで、気軽に、そして短期間で、解決できます。
労基署が窓口なので、どちらかというと、労働者の権利を守るためにできた制度なので、経営者側よりも労働者に寄り添った制度でもあります。
そして、個別労働紛争の労働者の代理人に特定社労士はなれるのです。
そして、個別労働紛争では解決が臨めなかった場合、裁判に移行するのですが、特定社労士は、裁判において健康被害等で裁判に出廷できない、あるいは上手く答弁できない労働者の代わりに労働者の補佐人として答弁できます。
このように、特定社労士とは、社労士の業務範囲が広くなった社労士の事です。社労士の上位資格ではありません。
特定社労士になるには、社労士資格を取得して、全国社労士連合会に登録した者に限り、個別労働紛争に関わる「特別研修」を修了し、厚生労働省の厚生労働大臣が行う紛争解決手続代理業務試験、通称特定社労士試験に合格した者だけが、特定社労士になれます。
現在は、社労士試験と特定社労士試験の二段階で行われている試験が、将来的には社労士試験の試験科目に加わって、社労士全員が特定社労士まで業務の幅が広がる予定です。
社労士試験に特定社労士試験の科目が加わると、社労士試験の難易度がますます上がりそうですね。
ただし、社労士試験の試験科目は社労士法9条に定められています。
そして、今国会は働き方改革の法改正に忙しく、まだまだ社労士法の法改正が審議される予定はないので、特定社労士試験の科目が社労士試験に加わるのは、まだまだ先の話です。

2、社会保険労務士(社労士)試験制度の概要

(1)社労士試験の公示は4月12日

社労士試験は、国家試験です。
社労士試験は、毎年8月の第4週の日曜日に1日で行われます。
午前中の選択式試験(80分)、午後の択一式試験(210分)です。
毎年試験公示日に、試験の日程とスケジュール、試験会場、合格点と基準点(足切り)が、厚生労働省の広報と官報で発表されます。
そして、2019年の公示日は4月12日(金)です。

(2)試験の変更について

確かに、社労士試験は、将来の特定社労士試験との一括化に向けて、いきなり合格率が大幅低下するようなことのないように、今から司法試験なみの難易度となるよう、合格率を低下させようという働きかけがあるのは事実です。
そのため、さまざまな噂が飛び交っています。そこで、試験の変更があるのかを検討してみました。

①科目数の増加は?

先述しましたが、社労士試験は、社労士法9条に則って行われる国家試験です。
そのため、将来実施されることになるであろう、社労士試験と特定社労士試験の一括化のためには、民法・民事訴訟法や憲法等の個別労働紛争認可関わる法律についての追加科目が必要となります。
そのためには、社労士法9条の改正が必要となるため、科目数の増加や、特定社労士に必要な科目の論述試験追加の可能性は、今のところ2019年の社労士試験には該当しないと断言できます。

②選択式が記述式に戻る可能性は?

現在、社労士試験は、午前中の選択式試験(80分)、午後の択一式試験(210分)で1日かけて行われます。
今の試験は、選択式も択一式もマークシート式の解答用紙で、機械採点が可能となっていますが、10年ほど前は、選択式は記述式で、条文(一般常識科目を除く)の穴埋め問題でした。
条文を丸覚えして、記述で穴埋め問題に解答しないといけないので、漢字を間違って不正解となる事もありました。
しかし、受験者がどんどん増加していき、採点方式を機械化するために、記述式から選択式に変更され、穴埋め問題ではありますが、以前のように条文(一般常識科目を除く)の穴埋め問題ではなくなりました。
大きな理由は、社労士試験作成や事務に関わるスタッフが、厚生労働省官僚から労働・社会諸法令の専門家である大学教授や開業社労士に移管されたためです。
厚生労働省の官僚と違って、大学教授や開業社労士は、本来の業務があるため、試験事務等業務に専任できません。
大学教授や開業社労士が本業の合間に行う仕事なので、時間短縮のために、選択式試験が手採点しなければならない記述式から、機械採点できるマークシートに変更されたといわれています。
法改正なしに、このような変更が行われたのですから、もしかしたら、マークシート式から記述式に戻る可能性も否定はできません。
しかし、試験事務に専念できない時間的な問題から、記述式からマークシートになったのですから、記述式に戻る可能性は低いでしょう。
同じ理由で、手採点が必要な、現行の選択式試験が論述式問題に変更される可能性も低いでしょう。

③選択式試験の問題数が増える可能性は?

社労士試験の難易度を上げる方法として可能性的に考えられるのは、選択式がマークシートのまま10問に増加するくらいでしょうか。
もともと選択式の基準点は3問ですから、各問6割が基準点です。
10問になれば、6点が基準点となり、基準点に届かず(足切り問題)で不合格になる受験生が増加し、社労士試験の合格率は低下し、難易度を上げることは可能です。
しかし、4月12日(4月中旬公示日)には試験の日程等が発表され、「受験案内等請求方法について」のお知らせも社労士試験のオフィシャルサイトで発表されています。
もしも10問に増加されているなら、4月12日の公示日に発表されることでしょう。
今わかっている情報としては、社労士法の法改正がないので、試験科目は今のままです。
2018年の社労士試験では、択一式の基準点は10問中4点(40%正解)、選択式の基準点は5問中3問(60%正解)だったので、基準点の割合はこのままでしょう。
そして、2018年の合格点と合格基準点を例にして解説しますが、合計点は選択式が40点満点で23点(57.5%正解)以上、択一式が70点満点中45点(64.2%正解)以上です。
社労士試験は国家試験ですから、合格点が決まっていて、厚生労働省の指針によると、例年合格者の平均点が約70%の正解率になるよう作成されていますので、合格基準点の目標は60~65%以上の正解率となるように推移しているようです。
この正解率を維持したまま、選択式の各科目の問題数が増加する可能性は否定できません。

3、社会保険労務士(社労士)試験突破のために必要な学習時間

(1)社労士試験の受験に必要な勉強時間の相場は?

社労士受験に必要な勉強時間は、一般的に700~1,000時間が相場だという説が有効です。
しかし、これは統計的なデータに過ぎず、個人差があります。
記憶力が良い人もいれば、悪い人もいますし、年齢や性格によりますが、集中力の持続時間によっても大きく違ってきます。

引用:第50回社会保険労務士試験の合格者発表|厚生労働省
[参考4] 第50回社会保険労務士試験合格者の年齢別・職業別(PDF:163KB)

とにかく個人差がありますので、平均的なデータが700~1,000時間だとすると、あなたはどのくらいの勉強時間が必要かは、だいたいの予測がつくでしょう。
しかし、もしもその予測が最近のデータによるものではなく、あなたの学生時代のデータによるものだったとしたら、年齢とともに記憶力も集中力も衰えるのが一般的ですから、若い頃のデータをそのまま鵜呑みにはできません。
厚生労働省の2018年(平成30年)の社労士試験の結果発表によると、社労士試験の合格者の年齢層は、30代以上がほとんどで、しかも40代以上が全体の6割程度を占めるのです。
そのうち50代2割、60代以上が1割もいるのです(上記グラフ参照)。このように、社労士試験受験者の年齢層が比較的高いことが一目瞭然です。
このデータから見ても、記憶力と集中力の低下を現実的に受け止め、勉強スケジュールを組み立てないといけないかもしれませんね。

(2)具体的な勉強時間の作り方

上のグラフを見てもわかるように、社労士受験者の多くは、仕事と勉強の両立が必要な環境にいる方が多いようです。
仕事と受験勉強の両立ですから、1年間勉強期間を設けたとして、1,000時間の勉強時間を確保するには、1年365日の単純計算をしても、1日2.7時間です。
そこで、週休2日と考えて、土日にしっかり勉強したとしましょう。
ただし、隔週2日、祝日を含めた週休2日の休日体制かもしれませんので、祝日は平日と同じ環境だと考慮します。
そして休日は仕事しているのと同じ環境で、6時間(午前中3時間、午後3時間)勉強するとして、平日は、最低2時間以上、休日は6時間(午前・午後3時間ずつ)勉強するとします。

[{(2時間×5日)+(6時間×2)}×4週]×12ヶ月=1056時間

あるいは、平日は最低1.5時間以上、休日に7.5時間(9時~17時半:昼休憩1時間)だとすると、

[{(1.5時間×5日)+(7.5時間×2)}×4週]×12ヶ月=1080時間

これで、計算上1,000時間の勉強時間が確保できます。
この計算では、1ヶ月4週(28日)と計算していますので、2月を除き、1ヶ月間に2日~3日の勉強しない日数が含まれています。
仕事と、勉強の両立なのですから、毎日2時間以上の勉強時間をとろうとがんばったとしても、不測の事態が予測されます。
そのために、土日も午前・午後に3時間ずつ、あるいは3時間と4.5時間といった余裕のあるスケジュールにしています。
ですから、遅れた勉強は休日に取り戻し、それも難しかった時は、空白の2~3日に取り戻しましょう。
これなら、あなたにも勉強時間の確保は、そんなに難しくないのではありませんか?

(3)資格スクエア算出必要勉強時間

資格スクエアの社労士試験必殺勉強法として掲げているスタイルは「SQUAREメソッド」です。
SQUAREメソッド」は、

・S=Self-learning(インプット・アウトプットにおける自主学習)
・QU=Question(問題演習と質問」
・A=Advice(合格者からの質問に対する解答助言)
・RE=Repeat(繰り返す)

の頭文字をとっています。
この方式でインプット→アウトプットのサイクルを、できるだけ早く回すようにして、アウトプットを重要視しています。
例えば、勉強時間から解説すると次のようになります。

参考までに、資格スクエアの社労士講座の全講義を試聴するには150時間かかります。
そして、日本人の平均読書速度600文字/分(1頁40文字×30行、1,200文字だと仮定する)というデータで単純計算すると、資格スクエアのテキスト(約1,000頁→120万文字)を読破するに、33時間20分ほどかかることになります。
テキストを3回読破するのに100時間かかります。
インプットとして、講座試聴とテキスト読破(3回)で300時間かかります。
1,000時間勉強するとすると、「インプット:アウトプット=3:7」というインプットとアウトプットの最適比率の公式が成立します。
ただし、講義を視聴→インプット3回というわけではなく、講義を一通り試聴しながら、復習的に講義の内容部分のテキストを読破、このように、講義とテキストを同時進行して、一通りまわします。
その後、アウトプットとして問題集を解きながら、正解・不正解両方の解答の根拠や論点を徹底制覇するために、解説とともに、テキストを読み込みます。
このテキストを読み込む時間と問題集を解く時間も同時進行です。
問題集3回目からは、不正解部分だけテキストをサラッと読み、正解の根拠と間違った理由を理解します。
こうして、アウトプットとインプットの比重が少しずつアウトプットの方に移行していきます。
最終的に、「インプット:アウトプット=3:7」位になるというのが、「SQUAREメソッド」なのです。

4、社会保険労務士(社労士)試験に合格する勉強方法は?

(1)目標設定をまずしよう!

脳科学的に、人の脳は、遠い目標よりも近い目標の方がモチベーションを上げることができます。
一般的に社労士試験のための受験勉強の時間は、700~1000時間ほどだと前項で解説しましたが、そんな長時間の勉強をどうしたら良いのか、途方に暮れてしまうでしょう。
そこで、

・毎日の勉強時間
・一週間でテキストや問題集をどこまで
・3ヶ月でテキストのインプット制覇
・次の3ヶ月で問題集制覇
・次の1ヶ月で過去問制覇
・次の3ヶ月で問題集、過去問○回制覇
・模試の受験に申し込む
・残りの3ヶ月で直前の苦手克服をする

などと細かくスケジュールを組みましょう。
このような感じで、細かいスケジュールと大まかなスケジュールの2本立てで、試験まで集中力とモチベーションの維持に努めましょう。

(2)勉強の具体的な進め方は?

「SQUAREメソッド」の具体的な勉強方法

まずインプットを一通り通しで行い、それからはアウトプットを中心にインプットとアウトプットの勉強を併行して行いましょう。
問題集を解いていくときに、初めのうちは全く正解できないかもしれません。でも、心を折らないようにして下さい。
初めは皆そうなのです。
正解できなかった問題は、なぜ正解できなかったのかを理解すると同時に、正解の根拠を明確に、一つ一つ理解していけば良いのです
選択式も択一式もマークシートで、解答欄があるのですから、解答欄を見ると、自然と正解に導かれることもあります。
でも、解答欄を見ずに自分の知識だけで正解を導きだし、自分の解答を解答欄で探せるようになるのがオススメです。
解答欄を先に見て、正解らしい解答を探す方法では、引っかけ問題に誘導されてしまいます。
また、本番でわからないときに解答欄を探すのは、未回答にするよりはマシです。
マークシートを取りあえず塗りつぶしておけば、まぐれ当たりでも正解となり、得点となるので、それはそれで良い方法です。
しかし、普段からその習慣をつけていると、過去問や問題集と同じ問題出題されるなら良いのですが、応用力がつきません。
ですから、問題を解く際には、自分の知識で考え、わからないときは、テキストを読み直し、正解である根拠と不正解の解答をしてしまった理由について、しっかりと確認する事が重要です。
自分で理解が難しいときは、質問をしましょう。こうして理解できたら、復習を兼ねて繰り返します。これが「SQUAREメソッド」の勉強法です。
問題や過去問のアウトプットの際には、初めのうちは、正解も不正解も、その関係箇所のテキストを隅から隅まで読み直し、関係判例や事例について、しっかりと理解しておきましょう。
3回目以上になった頃には、半分以上正解できるようになり、「テキストのあの辺に書いてあった」等思い出せるかもしれません。
この頃は、不正解だけテキストに戻る感じでも良いでしょう。
こうして、問題を解きながらテキストに戻るのも、繰り返す回数を増やすごとに減っていきます。
その結果、資格スクエアの統計データによると、インプット3に対しアウトプット7程度の勉強に落ち着いていくのです。
個人差がありますので、あくまで目安です。

②「SQUAREメソッド」の時間配分データはあなたに最適な時間配分を算出するための参考データにすぎない

問題集1~2回目は、インプット7に対しアウトプット3の時間配分となってしまうかもしれません。それでも良いのです。
「SQUAREメソッド」のデータ通りにならなくても、焦ってはいけません。
「SQUAREメソッド」は、

・S=Self-learning(インプット・アウトプットにおける自主学習)
・QU=Question(問題演習と質問」
・A=Advice(合格者からの質問に対する解答助言)
・RE=Repeat(繰り返す)

この勉強の仕方が「SQUAREメソッド」であり、時間配分は、あくまで統計的な目安でしかないので、そのデータに振り回されてはいけません。
個人差があって当然なのです。
社労士の試験は、獲得試験(合格基準点を獲得した人が合格)ですから、とくに初めのうちは自分との戦いであり、他人と競争する必要はないのです。
目安となる勉強時間よりも、あなたのペースが遅いなら、あなたの勉強時間を目安時間よりも増やせば良いだけです。
目安データは、あなたに必要な勉強時間を算出するための参考データだと認識しましょう。
こうやって、あなたは、あなたに最適な時間であなたなりのスケジュールを立てて、慌てずしっかりと、自分の知識を定着させていきましょう。

③脳の記憶の仕組みを利用して知識を深めよう

脳は、睡眠時に記憶を定着させます。
脳は、生きていくために必要な経験則となる長期記憶と、日常の出来事のような思い出的な短期記憶に振り分けます。
原始時代のホルムアルデヒドの時代には、「長期記憶=生きていくために必要な記憶(経験則)」でした。
人間は進化し、現代のIT社会では、勉強や仕事、料理、趣味といったふうに、長期記憶として長期間覚えておく記憶は、もはや生きていくために必要な経験則だけでなく、より人間として社会人として、あるいは趣味として、自分が長期間覚えて起きたいと思う記憶が増えてきました。
一般的に初めての記憶は、脳は短期記憶に振り分けます。
しかし、同じ事を何度も経験することで、脳はその記憶を経験則的な生きるために長期記憶しておく必要のある記憶と認識します。
だから、問題集や過去問を何度も何度も繰り返すことは、脳に短期記憶から長期記憶の場所へと、その記憶を移行させるために必要な作業なのです。
そして、試験前には、出題科目に関わる全ての知識を長期記憶として保存させなければなりません。
そのために、インプットからの知識とアウトプットからの知識を併せて繰り返す必要があります。
インプットはアウトプットに関わる部分をサラッと流す感じで、アウトプットとともに脳の長期記憶に移行させましょう。

(3)科目ごとの勉強方法は?

個人差がありますが、難しい科目と簡単な科目があります。
例えば、国民年金を基本としてその応用が厚生年金ですから、国民年金が理解できていないと厚生年金も理解できなくなるということが考えられます、
また、労働基準法と労働安全衛生法はセットで1科目です。
安全衛生法は3問しか出題されませんので、捨てても足切りにはひっかかりません。
でも、たかが3問ですが、比較的数字を押さえておく問題が多いので、過去問の繰り返しだけでも、正解しやすいのも事実です。
また、一般常識は、足切りされやすく、範囲も広く、毎年何が出題されるかわかりません。
しかし、毎年10月末には厚生労働省から発表される白書や統計資料、あるいは、広報から発表される、白書や統計資料のトピックスを読破しておきましょう。
広報のトピックスは、メディアに出るので、世の中の話題に上りやすい問題ともいえます。
また、社会保険関係の一般常識は、科目の勉強をしっかりしておけば、重なる部分が多いともいえます。
そのため、労働問題関係等の一般常識問題は、白書・統計資料の読破をして、年をまたぎ、3月くらいから、過去問や問題集や模試等の予想問題の復習を繰り返すだけでも十分なのです。
一方、社会保険関係の一般常識は、過去問・予想問題と社会保険関係の科目の勉強をしっかりしておけば得点できます。
例えば、健康保険や雇用保険、介護保険は受給資格や受給率等、○ヶ月、○%、○歳といった数字的な問題や計算問題が多いので、数字問題をしっかり解けるよう訓練しておきましょう。
このように、皆が正解して得点できる問題は、あなたもしっかり正解できるよう、やるべき事をしっかりやっておきましょう。

▼社労士試験の試験科目とその対策について知りたい方はこの記事もチェック!
・「知っておきたい!社会保険労務士(社労士)の試験科目と試験における注意点

(4)ベースメイクという考え方

ベースメイクをしっかりしておけば、化粧のりが良く、顔色も良く、上手にお化粧ができるといわれています。
基礎化粧品でお肌を整え、睡眠不足によるお肌の荒れや日焼け防止似も気をつけなくてはなりません。
いくらベースメイクに力を入れても、肌が荒れ放題で不健康では、きれいなメイクはできません。受験勉強も同じです。
基礎をしっかりとマスターしておけば、応用問題はさほど難しくないのです。
いわゆる、問題集と過去問の問題について、その問題のポイントをしっかりと押さえ、正解の根拠をあやふやな部分がないほど、明確に自信を持って解答できるようにしておきましょう。
そうすることで、応用問題も解けるようになります。

そして、短時間で良質な睡眠をとるように心がけ、健康を維持しましょう。
短時間でも良質かつ十分な睡眠で、記憶を定着させ、通勤時間等の隙間時間も復習に使いましょう。
実は、勉強において睡眠とどう向き合うかは非常に重要なことです。
こうして基礎をしっかりとマスターし、過去問や問題集で得た知識を、繰り返して記憶を長期記憶として定着しておけば、5月末くらいからの中間模試や直前模試での応用問題や予想問題でも、しっかりと正しい知識で思考を巡らせる事が可能となり、実力を発揮させられます。
基礎がしっかりと長期記憶に定着していないと、4月以降の法改正の勉強においても、どこがどのように変わったのか、あるいは課題が何かを把握する事は難しいでしょう。

(5)超効率的な暗記の方法を知ろう!

①繰り返すことで長期記憶へと移行する

2018年の社労士試験の最高年齢合格者は、84歳です。脳の働きは、年齢とともに衰えて行きます。
しかし、どのような国家資格でも高齢の合格者は必ずいます。
彼らは、超天才な特別な人なのではなく、健康的な生活をして、時間をかけて努力をした人々なのです。
先述したように、脳は繰り返すことで、脳が「何度も遭遇する出来事→生きていく上で必要な記憶」と認識し、長期記憶に移行していきます。
人は忘れる生き物です。
ですから、「SQUAREメソッド」方式で、Repeatのサイクルを高速化させることによって、受験科目の知識を長期記憶にしていくのです。
似たような問題で違う事例の問題を解くことで、解答の根拠が同じ事を脳が記憶すれば、応用力も身につきます。

②内容が似たものは横断的に記憶する

社労士試験に出題される、労働・社会諸法令に関する問題とは、あらゆる事例に則して生じる事務手続きです。
多くの科目が社労士試験には出題されますが、労働者が入社して退職するまでに生じる様々な法律、退職した後の法律、休職したときの法律等々、さまざまな事例に則して生じる諸問題を解決する法律なのです。
だから、想像力を働かせて、あなたが遭遇しそうな日々の出来事として思い描いて、必要な手続きを覚えていきましょう。
例えば、国民年金法の仕組みを基礎として、厚生年金法はできています。
そこで、国民年金の加入と脱退の手続きと厚生年金の加入脱退手続きを、転職事例の退職から再就職に向けて一連の手続きとして覚えてしまう、といった感じです。
また、入社すれば労働契約、雇用保険・社会保険の手続きが必要です。
労災のために、通勤路の手続きも必要となります。
退職すれば、離職票や社会保険・雇用保険の脱退手続きが生じます。手続きの期間、方法を一連の動作として覚えます。
育児休業と介護休業の手当の給付については、受給資格も手当の割合もほぼ同じです。
2019年の社労士試験の働き方改革の法改正問題も、法改正部分のどこがどう変わったか、変わったことにより生じる必要な手続き、新たな制度による課題、これらを紐付けして関連事例として記憶します。
事例については、自分が遭遇したと仮定して考える用にすると、身近に生じやすい問題に関しては、「もしも~だったら?」と疑問も生じやすく、知識の穴が見つかりやすくなります。
脳は、数字を丸暗記するのではなく、事例として繰り返し覚えていくと、長期記憶になりやすいのです。
長期記憶は、生きていくために必要な記憶なのですから、「○○が起きた→そういう場合は△△で解決」、これが最も原始的な経験則(生きていくために必要な記憶)です。
だから、繰り返し生じる事例は脳が記憶しやすい自分の事例にするのがオススメです。

③記憶は睡眠時に定着する

某大手予備校で英単語を一定数記憶させ、昼寝をしてテストしたグループと、記憶してすぐにテストしたグループの正解率を比較したところ、昼寝をしてテストをしたグループの方が平均点が高かったそうです。
人の脳は、熟睡できた良質な睡眠中の浅い眠りのときに、脳の記憶は整理されて、短期記憶と長期記憶に振り分けられ、短期記憶はすぐに忘れ去られます。
しかし、繰り返し経験した生きていくために必要だと判断された記憶は、長期記憶として保存されていきます。
このような記憶の定着のために、夜勉強した後、良質な睡眠をとることに力を入れましょう。
そして、良質な睡眠をとるためには、規則正しい健康的な食生活も重要になってきます。
受験勉強を日常の当たり前の出来事に組み込んでいくのです。
受験勉強に力を入れて、ご飯を抜いたり、夜食を食べたり、不規則な生活をしたり、睡眠時間を削ったりしていたら、勉強時間は増えますが、記憶の定着の効率が悪く、疲労ばかりがたまって、実力がつかない事になります。
記憶の定着のためには、勉強時間確保も重要ですが、規則正しい健康的な生活を送ることも重要なのですので、上手にバランスをとりましょう。

(6)過去問一覧&過去問の正しい使い方

①過去問の事例を丸ごと記憶

過去問は、事例が選択肢になっています。
択一なら、その事例のどこが間違っていて、どこが合っているのかを、正解の根拠(関連判例や慣例事例とともにテキスト読破)とともに、間違った事例は、間違っているからその結果どんなことに困るとか、間違いも知識の一つにするのです。
選択なら、正しい手続きの期間や数字、正解の根拠の条文や判例等を丸ごと覚えます。

②「過去問ランド」を利用しよう

過去問ランド」というサイトがあります。
過去問を科目別や条文や、さまざまな検索をかけて、過去問をテーマ別の問題集のような使い方ができるサイトです。
無料で会員登録するだけで使用できるので、あなたの勉強法に合わせて、過去問を活用する事ができます。
ユーザー同士の交流や実践問題の対戦ができたりもします。
受験勉強は、孤独に陥りがちですが、過去問ランドで他ユーザーの存在を意識して、モチベーションを上げることができます。
自分で、一問一答式のドリルのような使い方もできますので、隙間時間を利用しての勉強も可能です。

③時間配分を身体で覚える

合格するためには、1問、1選択肢の時間配分が重要です。
選択式は、8科目、各5問を80分で解答です。1科目5分、1問に付1分かけて穴埋めしていくと、2回解く時間ができて、見直しにも十分です。
択一式は7科目210分ですから、1科目30分。1科目に10問ですから、1問3分。しかし、1問に5つの選択肢があるので、1つの選択肢に36秒です。
択一試験は、全問「正しいもの」あるいは「間違っているもの」を解答していくのですから、全選択肢○×問題のような問題です。
つまり、1選択肢に18秒で解答していくと、2回問題が解けますので、見直しまで完璧です。
しかし、1選択肢を20秒を切る時間内に読んで考えるとすると、○×に迷う時間は5秒あるか無いかといった感じです。解答欄で解答を探す時間も必要です。
もしも解答が間違っていたら、読み直さないといけないので、さらに半分の時間で解くのをオススメします。
7科目70問で選択肢各5ですから、350問の○×問題を、1問10秒足らずで解いていくのですから、実際には、ほぼ迷う時間なしにどんどん解答していかないと間に合いません。
集中力の持続が必要となります。脳科学的には、人の集中力は、2時間(120分)が限度だといわれています。
210分は、120分を大きく上回る時間です。それでも、集中力が切れたら全問解答できません。ですから、210分の集中力の持続の訓練が必要です。
体力的にどうしても難しい場合は、さらに問題を解くスピードを上げて、途中退室して、トイレでリラックスタイムを5分ほどとる方法もあります。
そうやって合格した人も数多くいます。

このように、過去問は本番のスピードになれるのに役立てましょう。

5、社会保険労務士(社労士)試験合格までの勉強スケジュール

(1)短期集中スケジュール ~半年での社労士試験合格を目指す~

社労士業務の1号・2号業務の実務経験があり、ある程度法律的なことを理解できている人は、インプットにかける時間を省略できますので、半年合格も夢ではありません。
アウトプット中心で、テキストは、アウトプットの補助的な役割を果たす状態の勉強が可能な人向けです。
一通りテキストを読むだけ、あるいは講義を一通り試聴するだけで、いきなり過去問や問題集を解いても3割以上解答できる実力の持ち主でないと、短期合格は難しいでしょう。
(ただし、WEB講義やビデオ講義の早回しで聞いて理解でき、テキストを速読できるスキルがあるといった特殊な人は除きます。)
過去問ランドの問題や、社労士試験オフィシャルサイトの過去問にいきなり挑んで見て、3割以上解答ができない人は1年コースで地道にインプットにも時間をかけて取り組むべきです。
しかし、3割以上の正解率で過去問に取り組めた人は、以下のスケジュールで取り組みましょう。

      ●3月~5月
過去問5回以上繰り返す。
       4月以降に法改正対策の準備を始める。

      ●6月
       大手予備校の模試(中間模試)を受験して基礎力を試してみて、弱点の把握と克服に励む。
予備校や塾・通信講座の直前対策講座に申し込んで問題と復習を費やすのも効果的。一般常識対策や法改正の対策を模試や直前講座の予想問題で実力をつける。

     ●7月~8月の試験日
全国公開模試を受験して、応用力や弱点克服に励む
      直前講習の復習と過去問、模試のおさらいをする。
本番までの2ヶ月弱で、本番の雰囲気や時間に慣れるように、知識のそう復習と体力作りに励む。

(2)社会人必見 仕事との両立スケジュール ~働きながらでも1年での社労士試験合格を~

仕事と勉強の両立をするのは、非常に強い意志力と、自己スケジュール管理能力が必要となります。
仕事の中で、自己の仕事のスケジュール管理を日々行っていると思いますが、その中に勉強時間も組み込んで、勉強を日常に取り込みましょう。
これが、勉強と仕事の両立のカギです。
あなたの仕事に、追加ノルマを課すような感じです。会社で残業を2時間するような気分で、勉強時間2時間を作るのです。
独学で難しいと思う人は、大手予備校や塾でスケジュール管理をしてもらって、それに従うのも良いでしょう。
しかし、仕事の都合で、時間の拘束が難しい人は、オンライン講座をお勧めします。

ただし、オンライン講座は、自己のスケジュール管理能力が合否を左右します。
日常あるいは仕事の感覚で勉強時間を毎日無理矢理にでも組み込んで、継続する努力と根性が必要となります。
1年コースの人は、次のスケジュールで勉強して見ましょう。
人それぞれのやり方がありますので、モデルスケジュールといった感じで参考にして下さい。

     ●9月~12月
インプット(ビデオ講座1試聴やテキスト3解読は)を修了させる。

     ●1月~3月
時間を気にせず、取りあえず問題集や2013年以降の過去問を一通り解いてみる。
      その際に、正解した問題もご解答の問題も全ての解答の根拠を、テキストで再確認をする。
3回を目標に繰り返して、Repeatサイクルを上げていく。
だいたいテキストのどの辺に解答の根拠が書かれているかわかるようになる。
たくさんお情報が耳に入ってくると思うが、やるべき事をあまり広げない方が良い。

     ●4月~5月
法改正の発表がなされるので、どこがどのように変って、どのような手続きが必要で、どんな課題があるのかを再確認する。
本番の試験時間で、過去問が7割以上得点できるようになることを目標に、さらにRepeatする。

     ●6月
       大手予備校の模試(中間模試)を受験して基礎力を試してみて、弱点の把握と克服に励む。
予備校や塾・通信講座の直前対策講座に申し込んで問題と復習を費やすのも効果的。一般常識対策や法改正の対策を模試や直前講座の予想問題で実力をつける。

     ●7月~8月の試験日
       全国公開模試を受験して、応用力や弱点克服に励む
直前講習の復習と過去問、模試のおさらいをする。
本番までの2ヶ月弱で、本番の雰囲気や時間に慣れるように、知識のそう復習と体力作りに励む。

6、高まる社会保険労務士(社労士)の需要!合格後の進路は?

(1)働き方改革で社労士の需要は増加する?

政府は働き方改革で、女性が出産子育てをしやすい社会作りを目指し、将来的に人口増加の効果も狙っていますが、政府の思惑通りに人口が増加するかどうかは未定です。
そんな政府が掲げる未来予想よりも、今は働き方改革の法改正で、労務管理問題の課題がますます重要視されていきます。
それに伴う就業規則の改正や労使協定や定年引き上げ問題や定年者再雇用問題、副業問題、これらの目先の課題に取り組む企業が専門知識を持った社労士を力強い味方と感じるようになるでしょう。
煩雑な手続きの必要に迫られ、労働時間の労務管理問題対策に大幅な時間を割かなければならなくなるのです。
とくに労働時間については、今までのように努力義務規定ではなく、罰則・罰金が条文に明記されますので、最悪の場合罰金を徴収された上に、メディアにブラック企業のように労働時間違反の罰則を受けた企業として企業名が報道されてしまうのです。
企業は、4月~施行の働き方改革関連法案に向けて大慌てです。

大手企業は、顧問弁護士や法務に特化した部門があるので、対策は自社でできるでしょう。
しかし、中小・零細企業は法律に疎い人の方が多いのです。
中小・零細企業への施行は、猶予が1年与えられていますが、社労士に頼る中小企業は、今後ますます増えていくでしょう。
また、高齢化が進む社会で、社労士は年金問題の専門家として頼もしい存在でもあります。

(2)社労士の転職先は?

社労士の資格を取得して転職を望む人は、大手企業に就職するのではなく、大手社労士法人のパートナー社労士として就職するか、開業する事になります。
また、既に、社労士事務所や労働・社会保険諸法令の事務手続きをしている行政、財団法人で働いている人、あるいは企業で人事・総務・経理で働いている人は、社労士資格によって、スキル向上に繋がります。

(3)開業するなら特定社労士資格を取得しよう

また、将来的に、社労士法が改正されて、現行の社労士試験が特定社労士試験となって行きます。
特定社労士の試験範囲が社労士試験に組み込まれては、もはや社労士試験は司法試験予備試験なみの難易度になってしまうでしょう。
だから、今のうちに社労士試験に合格して、社労士会で個別労働紛争代理業務の「特別研修」を修了して、特定社労士試験を受験した方が、合格率がずっと高いのです。
それに、個別労働紛争は今後増えていく傾向にあるでしょう。
増え続けるハラスメントの種類とハラスメント問題の増加に、労務管理を上手に機能させられない企業も出てくる可能性も否定できません。
ですから、いち早く社労士登録をして、厚生労働省の委託を受けて社労士会が行う特定社労士の「特別研修」を修了して、特定社労士試験に合格して、特定社労士となっておきましょう。
早いうちに合格しておけば、それだけ勉強する機会も増え、「特定社労士」と名士の肩書きがついた社労士として開業社労士なら、その信用も格段にアップして、顧客獲得に役立ちます。
そして、社労士業務には、1号・2号業務が社労士独占業務として定められています。
この独占業務がある士業は少ないので、これからの世の中、社労士の活躍する現場は、どんどん増加していくことでしょう。

7、サマリー

いかがだったでしょうか?
社労士試験に合格する効率の良い勉強法について、あなたに合った勉強方法のスケジュールがイメージできるようになったでしょうか?
社労士受験に必要な1000時間もの勉強時間ですが、実際に取り組んでみると、それでも足りないと思うかもしれません。
1000時間かけて、実力をつけていくためには、地道な努力と、くじけない精神力が重要です。
初めは、「こんな調子でできるのか?」と自信を失い、くじけそうになってしまうかもしれませんが、勉強を日常に取り組むことに成功して、地道にやるべき事をこなしていくと、ある日突然、合格している自分が想像できるようになるのです。
そのためには、ゴールを見るのではなく、目の前、一週間先の短期の目標として、自分にノルマを課し、それを一つ一つこなしていきましょう。
その地道な努力ができなければ、社労士の仕事自体にあなたは向いていないといえるかもしれません。
社労士は、弁護士のように派手な脚光を浴びるような仕事ではありませんが、会社の縁の下の力持ち的な、重要な仕事なのです。
届け出や申請業務(2号業務)、台帳作り(1号業務)といった地道な独占業務に加えて、コンサル的な3号業務まで、会社の労働者に関わるあらゆる手続きと課題に取り組むことのできる将来有望なスペシャリストなのです。

8、まとめ

  • 社労士の仕事は、会社の労働者に関わる労働・社会保険証法令の全ての手続き業務に、労働問題、個別労働紛争代理業務(社労士登録して特定社労士試験に合格した社労士のみ)に至るまで幅広い縁の下の力持ちである。
  • 社労士試験は毎年4月中旬に公示される。今年は4月12日(金)である。
  • 社労士試験は将来的に難易度が上がると噂されるが、社労士法に科目が明記されているので、大幅な変更は、法改正が必要となる。そのため、2019年の試験は科目や問題数の変更の可能性は低い。
  • 社労士試験の合格には、1000時間前後の受験勉強が必要である。
  • 社労士試験の必殺合格勉強法は、資格スクエアのSQUAREメソッドがお勧めである
  • 試験勉強はベースメイクを重点的に、応用はそれからだ。
  • 試験科目の知識を効果的に脳の長期記憶にしていこう。そのためには、良質な睡眠による記憶の定着と繰り返し生じる経験則のように、Repeatサイクルを上げていくのが効率的だ。
  • 仕事と勉強を日常生活に取りこもう。
  • 過去問は、時間配分を身体で覚えさせる手段として使う一方、「過去問ランド」を利用して、隙間時間の一問一答式ドリルとして使ったり、他ユーザーをいしきすることで、モチベーションを上げよう。
  • 実務経験のある人は、アウトプットから入って、短期合格を目指すことも可能である。ただし、過去問を3割以上解ける実力が無ければ、時間をかけたほうが良い。
  • 実務経験の無い人、仕事と勉強の両立で受験する人は、自分にあったペースで勉強を進めよう。ただし、1年合格を目指し、自分でスケジュールを組んで取り組もう。
  • 今後世の中は、社労士業務を求めるようになる。社労士業務には他士業が入ってこれない独占業務もあるので、ますます需要が高まっていく。その証拠に社労士試験は、いずれ特定社労士試験の範囲も追加され、難易度も司法試験予備試験なみに高まっていくことが決まっている。ただしそのような科目数が増加する試験変更のためには社労士法の法改正が必要である。よって、まだ先の話であるが、法改正しないで良い範囲で徐々に難易度が上がっていく可能性はある。

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