大学生こそ社労士資格に挑戦すべき!就活も有利になる社労士資格に一発合格するには?

大学生こそ社労士資格に挑戦すべき!就活も有利になる社労士資格に一発合格するには?

近年、社会保険労務士(社労士)に対する需要が、高まりを見せています。今般の新型コロナウィルス感染拡大は2019年の働き改革に続き、日本の就労環境に様々な改善をもたらす契機になりました。そのような中で活躍を見せた社労士でしたが、大学生が社労士資格を取得することは可能なのでしょうか。

この記事では、大学生の社労士試験受験の実態と、資格取得のメリット、おすすめの学習方法や教材についてまとめていきます!

1 社労士試験と大学生

コロナ禍で政府が設立・拡充した助成金の申請方法は、徐々に改善されたものの、煩雑だという不満の声が随所で上がりました。このとき労務管理の専門家・社労士は、制度に対する分かりやすい解説をおこなうなどの活躍を見せました。

2014年11~12月に全国社会保険労務士会連合会がおこなった調査によると、回答企業の56.4%が「現在社労士を利用している」と答え、その認知度は96.7%であったそうです。2020年の現在では、もっと高数値を示していることでしょう。また、大学生の社労士認知度も、同様に高まりを見せているはずです。

(1)社労士試験受験生の年齢別と属性の割合

下図は、社会保険労務士試験オフィシャルサイトが発表した、令和元年度実施の社労士試験の結果概要から引用したものです。

出典:社会保険労務士試験オフィシャルサイト

それによると、大学生が含まれるであろう「24歳以下」の合格者は、たった0.1%という数値でした。ちなみに最年少合格者は20歳、最高年齢合格者は75歳でした。

また下表は、上図で示された合格者属性の職業別割合を作表したものですが、これによると学生の割合はさらに下がって0.5%でした。以上のことから、社労士試験の大学生合格者の割合は、非常に低いことが伺えます。

【令和元年社労士試験受験者の属性別割合】

会社員 58.9% 自営業 4.3%
無職 13.4% 役員 3.1%
公務員 7.7% 学生 0.5%
団体職員 5.2% その他 6.9%

(2)社労士試験の受験資格

社労士試験には受験資格が設けられています。同サイトによると、大学生の場合は以下の受験資格を満たしていなければ試験を受けられません。

受験資格
コード
受験資格 提出書類(受験資格証明書)
01 学校教育法による大学、短期大学、専門職大学、専門職短期大学若しくは高等専門学校(5年制)を卒業した者又は専門職大学の前期課程を修了した者 次のいずれかとします。
(1)卒業証明書若しくは修了証明書又はその写し
(2)卒業証書の写し
(3)学位記の写し
02 上記の大学(短期大学を除く)において62単位以上の卒業要件単位を修得した者

上記の大学(短期大学を除く)において一般教養科目と専門教育科目等との区分けをしているものにおいて一般教養科目36単位以上を修得し、かつ、専門教育科目等の単位を加えて合計48単位以上の卒業要件単位を修得した者

大学の成績証明書又はその写し
10 行政書士試験に合格した者 次のいずれかとします。
(1)合格証明書又はその写し
(2)合格証書若しくは証票又は
会員証の写し

社会保険労務士試験オフィシャルサイトの資料を基に作表

つまり、大学生が社労士試験を受験したければ、以下のいずれかに該当する必要があります。

①短大の卒業所要単位に相当する62単位以上を取得していること。
②行政書士試験に合格していること。

つまり、大学生の場合は、2年次までに62単位を取得できていれば社労士試験の受験資格を満たせることになります。また、年齢制限などの受験資格がない行政書士試験に合格している場合も、受験資格を満たします。

短大生の場合は、短大を卒業していることが要件になるため、在学中に受験することは難しいです。

(3)社労士登録はどのようにおこなう?

社労士の資格は、厳密には試験に合格した後、社労士会連合会に登録して初めて認められます。

社労士登録は「開業社労士」「社労士法人」「勤務社労士」「その他」のなかから選択しておこないます。一般企業に就職する予定で、営業職など人事労務以外の職種に就く場合は、「その他」で登録して社労士を名乗ることになります。

また、社労士登録にも欠格事由が存在します。該当すると社労士登録をすることができないのですが、そのなかには「未成年者」も含まれます。もちろん、成人すれば社労士登録することができます。

2 社労士資格を取得するメリットとは?

「社労士試験に合格すれば就活に有利になる」と、よく言われます。事実、人事労務の専門家で年金のプロである社労士資格の保有者は「労働関係法令に精通する人材」と捉えられるメリットがあり、然るべき企業に応募すれば大変評価されます。

社労士試験の平均合格率は約6%台と難関ですので、そもそも学生時代に、このような難関国家資格に合格したこと自体が高く評価されます。

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(1)一般企業

一般企業に就職する場合は、社員の社会保険や労働保険に関する諸手続きに携わる人事・労務部、総務部に配属されるべき人材として、期待されることが多いでしょう。

部署や業態 携わる具体的な業務
人事部や総務部等 社内の人材にまつわる業務
・社会保険や労働保険に関わる書類の作成
(産休や育休などの取得に関する書類も含む)
(労災保険・雇用保険に関する書類も含む)
・所轄官公署への申請
経営コンサルタント企業 コンサルタント業務をおこなうには人事労務にまつわる知識が不可欠

経営コンサルタント企業は、大学生の就職先として非常に人気があります。社労士資格保有者は、経営コンサルタント企業への就活でも有利となります。

勤務社労士の平均年収は、どれくらいなのでしょうか。一般的には600万円前後だと言われており、日本の平均年収(400万円台)からすると、社労士の年収はかなり高水準だと言えます。

(2)士業の事務所

社会保険労務士事務所(社会保険労務士法人も含む)への就職を考えるなら、社労士資格保有者はとても有利です。また、社労士として将来独立開業したいなら、社労士事務所で経験を積むのもよいでしょう。

社労士事務所は、一般的には実務経験者の採用をおこないますが、社労士資格保有者は新卒でも別格です。こういった事務所は大手事務所である場合が多いので、実際に働くのは大変かもしれませんが、豊かな実務経験を積み人脈も築くことができるため、将来独立開業を目指したい人にはおすすめです。

このほか、税理士事務所や弁護士事務所など他の士業事務所にも、社労士資格保有者を採用したい事務所があります。

(3)独立開業

大学卒業後すぐには難しいでしょうが、社労士として将来的に独立開業する道も選択可能です。

3 大学生合格者の声

塾生情報局は、慶應生が慶應生のために、様々な有益な情報を発信するために立ち上げられたサイトです。こちらで、社労士試験合格者の貴重な体験談を見つけました。非常に参考になる内容が多いので、いくつか引用して紹介します。

(1)膨大な出題範囲と応用力を問う設問

社労士試験は、ほぼ6~7割を正解すれば合格できる絶対評価試験です。しかし出題される10科目それぞれに基準点が設けられており、それによる足きりに合わないように勉強しなければいけないのです。そのシビアさに関する言及を引用します。

特に社会保険労務士の試験は膨大な量の法律を暗記しないといけないので、記憶力が高いうちにやった方が良いと思って大学に在学中に受験してみる事にしました。

また、この試験の特徴としてあるのが、すべての法律についてこれだけでは知っておかないといけない事を問われるのは当然として、試験勉強をいくらやっていても対応できない問題を毎回本試験で出題するというという特徴があります。つまり、基本書や過去問や予想問題集をいくらたくさん使って勉強しても、それらにはない事を本試験でいきなり問うような試験になっているという事です。(中略)

実際に、社会保険労務士として社会で働く事になった時に、想定外の事態に冷静に対処できるかを試験で試しているというのがあります。(中略)

私はこの試験について色々調べていると、この試験は普通に勉強すれば合格できるほど簡単な試験ではない事を知って、それまでの暗記中心の勉強から応用力を付ける勉強法にシフトしました。

社労士試験の合格率が低い理由の一つには、暗記だけでは不十分で、応用力や理解力を求められる側面があるのではないでしょうか。合格者が出題内容の難易度ゆえに手こずった様子が、よく伺えます。

(2)通信講座を受ける方がコスパが良い

とにかく勉強時間を要したことについても言及されています。

実際に私はどれくらい勉強をしていたかというと、勉強自体はそれほど無理がない時間毎日やるようにしていました。(中略)

なので、私が主にこの試験の勉強をしていたのは、大学にいる時は大学の講義の合間の休憩時間に勉強をしたり家に帰った時は毎日3時間程度は絶対に勉強するようにしていました。

ただ、大学の講義の合間に勉強をやる時は持ち運びやすいようにコンパクトな過去問集を使って勉強をしていました。

また、「どのように勉強しましたか?」という質問に対しては、以下のような回答があります。

この社会保険労務士試験の勉強をどういう風にやっていたかというと、私がやっていたのは資格試験の通信講座を使って勉強していました。

確かに、資格学校を使うと結構なお金が必要でしたが、社会保険労務士試験ほどの試験になると独学でやるとかなり危険だと思ったので最初から資格学校を使って効率的な勉強法を実践しました。

この試験に短期決戦で合格するのは難しいので、お金を惜しまずに資格学校を利用するのが勝利への近道です。

社労士試験の出題科目は10科目、そして各科目に合格基準点が設けられていることを考えると、独学だけで合格するのは難しいです。この方は通信講座を活用しましたが、それが結果的に良い選択だったということですね。

(3)就活にはかなり有利だった

最後に、「資格試験に合格して何かプラスに働いたことは?」という質問に対する回答を引用します。

この試験に合格したおかげで就職時にかなり有利に働いたというのがありました。社会保険労務士試験自体は結構難易度が高い事を、そこそこの企業の経営者なら知っているからです。

社労士試験が難関資格であることは、ある程度の企業経営者には周知の内容であるようです。この方の体験談から、就活における社労士資格取得のメリットが、しっかりと確認できました。

4 大学生におすすめの教材とは

最後に、大学生におすすめの教材として、資格スクエアの【2021年向け】社労士合格パックをおすすめします。

(1)社労士合格パックが大学生におすすめの理由

法律資格系のオンライン通信講座を提供する資格スクエアは、ITテクノロジーを採用した新しい学習環境を構築しているため、スキマ時間も効率的に勉強できることで人気の講座です。

①学習分野を絞っている

社労士試験は学習範囲は非常に広いため、当講座では約7割を確実に取って合格を目指します。重要ではない分野はばっさり割愛し、その分、重点分野は繰り返し学習するというコンセプトになっています。インプット講義の時間は大手予備校の約半分なので、頻出分野を反復学習できます。

 ②人工知能を活用したアウトプット学習

学習分野を絞った分、アウトプット学習を重視しています。

例えば、過去問6年分の問題を用意した択一Web問題集では「もちろん○」「たぶん○」「たぶん×」「もちろん×」の四択から解答することで、ユーザーの理解度をチェックする機能を搭載しました。

さらに、脳科学に基づいた問題演習機能(脳科学ラーニング)が、ユーザーの理解度に応じて、復習すべき問題を自動的にピックアップしてくれます。

③PCやスマホでサクサク勉強

講義はすべてオンライン。PCはもちろん、スマホで通勤・通学中などスキマ時間に「いつでも」「どこでも」学習することが可能です。講義は見放題なので復習として「何度でも」講義を復習できます。

講座名 【2021年向け】社労士合格パック
講座内容 合格パック(ベースプラン)
・入門講座
・基礎講座
・選択式過去問対策講座
・科目別問題演習
・ウェブ問題集
・模試合格パック(フルプラン)
・入門講座
・基礎講座
・選択式過去問対策講座
・科目別問題演習
・ウェブ問題集
・模試
・直前対策講座(重要事項確認講座/改正法対策講座/一般常識対策講座)※学習スケジュール機能は8月中リリース予定
視聴期限 2021年8月31日まで
担当講師 田口 愼哉
販売価格 合格パック(ベースプラン)
¥59,800円(税抜)合格パック(フルプラン)
¥74,800円(税抜)

(2)直前対策講座

資格スクエアは、直前対策講座も準備しています。当講座は横断整理・改正法対策・一般常識対策を中心に解説していきます。

・頻出分野を6つのパートに分けて、科目間を横断整理。
(各類似点や共通点、相違点の理解が合格の分かれ目)

・1回あたりの時間が20分程度なので直前期のスキマ時間を有効活用できる。

・改正法対策は「うかる!社労士 合格テキスト」に反映されていない内容を解説。
(改正科目:労基・労災・雇用・徴収・労一・健保・国年・厚年・社一)

・一般常識対策は、労働経済(白書)と社会保険の沿革を中心に解説。

講座名 直前対策講座
講座内容 約13時間
視聴期限 2020年8月末
担当講師 田口愼哉 ・ 高橋宏治

スマホでの効率的な学習を追及した講座なので、忙しい大学生にピッタリの教材です。

5 サマリー

社労士は難関資格ですが、もし試験に合格できれば就活で大きなアピールポイントになります。大学生のうちならまとまった勉強時間が取りやすく、難関試験にチャレンジするのに有利なはず。

効率的な受験勉強をサポートする講座を活用して、あなたも社労士資格を取得してみませんか。

6 まとめ

・新型コロナウィルス感染拡大は働き改革に続いて、社労士に対する企業ニーズを押し上げた。

・令和元年度試験合格者属性の割合から見ると、学生の割合は0.5%である。

・大学生が社労士試験を受けるには、①62単位以上を取得していること、➁行政書士試験に合格していることのいずれかが必要。

・社労士登録は「開業」「法人」「勤務」「その他」の中からおこなうが、一般企業に就職する場合は「その他」で登録する。

・一般企業に就職する場合、人事・労務部、総務部に配属されるべき人材として期待されることが多い。

・大手社労士事務所は、社労士資格保有者を新卒採用するところもある。豊かな実務経験と人脈が得られるので、おすすめ。

・大学生合格者によると、お金を惜しまずに資格学校を利用するのが社労士試験合格への近道である。

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