社労士(社会保険労務士)になりたい!難関国家試験に合格するための試験対策まとめ

社労士(社会保険労務士)になりたい!難関国家試験に合格するための試験対策まとめ

社会保険労務士(社労士)試験は、新型コロナウィルス感染拡大の影響による試験延期措置は取られませんでした。そのため、例年通り真夏の8月におこなわれる予定で、試験日は令和2年度試験は8月23日に決まっています。

難関国家試験である社労士試験の合格者は、試験対策をどのようにおこなっているのでしょうか。この記事では、合格に近付くための試験対策をまとめ、ご紹介します!

1、社労士試験対策はどうすれば良い?

社会保険労務士は、短期間で合格できる人と、何年かかっても合格できない人との差が大きい試験です。 その原因は、問題によって大きく異なる得点状況だと考えられ、それが合格までの期間の差を生んでいるといえます。

確かに、社労士試験の出題範囲は10科目に及ぶ広範囲なものですが、受験生の中には一発合格する人も存在します。この差はいったい、どこから生じるのでしょうか?

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他資格との違い

⑴掘り下げすぎてはダメ

社労士試験合格の心得の一つに、「7割正解主義」があります。ご存知のように、社労士試験には合格基準点が設けられており、以下の基準点を一つでも越えられないと合格できません。

・選択式 ①総得点➁各科目

・択一式 ①総得点➁各科目

 

そのうえ社労士試験は、他の資格より試験範囲が広いため、試験対策は各科目にまんべんなく施す必要があります。基本項目をきちんと押さえることが大事なので、細部にこだわりすぎると、勉強時間がいくらあっても終わりません。

「得点を伸ばしにくい科目」は存在します。特に「労務管理その他の労働に関する一般常識」は、多くの受験生が足切りされてしまう科目で、出題範囲が広く、全ての論点を押さえるのが難しいのです。「労務管理その他の労働に関する一般常識」は、全てを押さえようとするのではなく、足切りをクリアするための学習を意識しましょう。

 

⑵スキマ時間の使い方が勝敗を分かつ

社労士試験の受験生は、社会人の割合が高いのが特徴です。勉強時間が取れない中で効率よく出題範囲を押さえるためには、わずかなスキマ時間でも無駄にできません。そのためには通勤・通学時間や昼休みも、効率よく使わなければなりません。

スキマ時間を上手く活用した学習ができた人が、短期間合格を果たせるといえるでしょう。

2、効果的な試験対策を立てるには

つまり、社労士試験合格のためには、スキマ時間の有効活用と、まんべんなく7割主義で勉強することが大事です。その他にも、合格のための試験対策として大事なことがあるのでしょうか。

⑴合格者は基本事項にフォーカスしている 

「掘り下げすぎてはダメ」に通じますが、社労士試験合格のためには、基本事項の徹底が鍵になります。実は、合否を分けているのは基本問題の正答率で、難問奇問ではありません。まず基本事項を徹底し、各基準点を超えることを意識し、足きりに合わないような試験対策が大事です。

⑵試験対策の要は「過去問」

社労士試験の出題傾向は、比較的つかみやすいといわれています。出題傾向を掴むには、過去問を有効活用するのが一番です。過去問演習が有効な理由については、次章でさらに掘り下げます。

出題範囲が広い社労士試験対策として、早期からアウトプットを取り入れることは、有効な試験対策になります。アウトプットはしっかり消化しながら進めれば、有効なインプットになるからです。「インプット期」「アウトプット期」に縛られず、過去問はどんどん活用していきましょう。

例えば、択一式の過去問に取り組む場合は、正解肢だけでなく不正解の選択肢にも目を向け、「なぜ不正解なのか?」というところまでしっかりと理解しておきましょう。

⑶社会保険科目の学習時間に企てを

「社会保険科目」とは、以下の3つの科目です。

・健康保険法

・国民年金法

・厚生年金保険法

 

これらの科目で、正解率に大きな差が生じているのです。特に国民年金、厚生年金保険法は、法改正や経過措置を繰り返し内容的に複雑化している科目です。受験生泣かせの社会保険科目といえますが、これらの科目で足きりに合わないように、社会保険科目に多くの時間を充てましょう 。

⑷白書対策はどうすればいい?

社労士試験には、次の一般常識科目があります。

・「労務管理その他の労働に関する一般常識」

・「社会保険に関する一般常識」

これらの科目には、「厚生労働白書」「労働経済白書」、各種統計などを使った問題や、時事問題などが出題されます。これらには、過去問だけでは試験対策ができないので、別途対策が必要です。

一般常識科目では、日本国内の労働や雇用、社会保険に関する最新知識が出題されます。その最新知識はどこから得れば良いかといえば、直近の厚生労働白書や労働経済白書、統計データからになります。

労働経済白書のボリュームは約400ページ、厚生労働白書は約500ページです。これを全て読むのは難しいですし、頭にも入らないでしょう。一般常識の試験対策では、発表データだけでもチェックしておくことが大事です。統計に関する情報や解説・分析も、できるだけ押さえておきましょう。

【主な統計データ】

・労働力調査

・雇用動向調査

・雇用均等基本調査

・賃金構造基本統計調査

・大学等卒業予定者の就職内定状況調査

・賃金引上げ等の実態に関する調査

・パートタイム労働総合実態調査

・就労条件総合調査

・民間主要企業春季賃上げ要求・妥協状況

・新規学卒就職者の離職状況

・高齢者・障がい者・外国人雇用状況

・職業安定業務統計

・労使関係に関する労働統計

・人口動態統計月報年計の結果

3、過去問が重要な3つの理由

社労士試験対策で特に重要なのは、過去問だといわれていますが、その理由は何でしょうか。以下に詳しくまとめてみました。

⑴得意・不得意科目が分かるから

全科目と選択式・択一式、総得点において、合格基準点が存在する社労士試験では、自分の得意科目と不得意科目をしっかり把握することが合格の鍵になります。そのためには、過去問演習にしっかり向き合うことが最も有効な対策です。

⑵出題傾向をつかめる

頻出問題をしっかり知ることも、試験対策として有効です。過去問演習を数年分しっかり解いていくと各科目の頻出科目が見えてくるため、重要な範囲が分かってきます。社労士試験は試験範囲が広いので、出題傾向が把握できるかどうかが鍵になります。過去問対策で頻出箇所を把握しながら学習すれば、合格に近付きます。

また、過去問を使って、試験の本番演習をすることができます。本番試験と全く同じ時間配分で問題を解いてみれば、自分の解答スピードもチェックできます。

⑶毎年過去問からの出題がある

社労士試験は、「焼き直し」が多い試験として知られています。そういう意味からも、過去問演習は合格に近付くために必要な試験対策なのです。全く同じ問題が出題されるというわけではありませんが、既出の過去問と同じ知識を問う問題が、形を変えて出題されます。中には、2年に1回くらいの高頻度で出題される問題もあるのですから、過去問対策は必須です。特に択一式においては、過去問の類似問題が出題される傾向があります。

ただ、近年の傾向としては、法改正による制度変更などの出題が目立ってきています。特に頻繁に法改正がおこなわれる科目は、過去問対策だけではなく、最新の法改正についてしっかり押さえましょう。

4、1年かけてじっくり試験対策するには?

社労士試験に合格するために必要な勉強時間は、だいたい1000時間程度といわれています。合格までに膨大な勉強時間が必要とされることが分かります。

ですので、基本的には試験対策は、原則「1年計画」で進めましょう。効果的なのは1年間を幾つかのフェーズに区切り、各期間で終えるべき勉強内容をあらかじめ定めることです。こうすれば、行き当たりばったりの試験対策をしなくて済みます。良くある失敗は、まだまだ理解不足だとして、なかなかアウトプットに移行しないというケースです。アウトプットは効率的なインプットになりますので、むしろ精力的に移行して欲しいものです。

⑴試験直後

社労士試験は8月末に実施され、合格発表は11月はじめにおこなわれます。最終的な合否結果を知ることができるまで2か月間空きますが、この期間はどう過ごすべきでしょうか、試験直後の9、10月は、まだまだ試験の余韻に浸っている時期でしょう。しかし、翌年の試験まで1年を切っていることを考えると、早く試験対策を開始するに越したことはありません。

この時期には「教材選び」をおこないましょう。通信・通学が合うなら、この時期にスタートしましょう。社労士試験の各科目の概要を把握しておくことも、今後の勉強をスムーズにするために有効です。

⑵合格発表以降のスケジュール

合格発表を見てもう1年頑張ることが確定したら、本格的な試験対策に移行しましょう。下表は試験対策の一例です。繰り返しますが、やりがちな失敗とは、なかなかアウトプット期に移行しないことです。アウトプットを繰り返す時期に差し掛かったら、さっと切り替えましょう。

 

インプット 11~12月 試験の全体像をつかむ ・全科目の全体像をさっとつかむ。

 (後の学習がスムーズになる)

・テキストを通読する。

基礎知識
1~4月 全項目を学習 ・各科目の知識をインプット。

 労働関係法5科目

 社会保険関係法3科目

 一般常識

・講師の授業を受講する。

・科目ごとに過去問演習をおこなう。

(インプット時期にある程度アウトプットを取り入れると効果的)

過去問の論点確認
アウトプット 5~7月 問題演習を
繰り返す
・問題演習をこなしていく。

・過去問を最低5~7年分はやる。

・予想問題集や模擬試験を活用。

・実力不足だからとアウトプットに移らないのはNG。

・苦手科目・弱点を洗い出す。

・正答率の高い問題は克服しておく。

8月 弱点補強
総まとめ
・苦手分野の克服

・得点力の強化

・過去問や予想問題集

・横断学習

・直前講習の受講(法改正、数字要件、白書)

 

⑶過去問は何年分やるべき?

過去問を何年分遡ってやるべきか悩む人は多いです。最低5~7年分はやるべきですが、可能ならば10年分の対策をするのが望ましいでしょう。しかし、あまり古い過去問だと、これまでおこなわれた法改正や制度改正により「現状に即していない問題」となっている場合が多いです。この点に注意しましょう。

5、資格スクールを利用して効果的に試験対策

試験対策を確実に、かつ効率的におこないたいなら、資格スクールや通信講座を利用することをおすすめします。

⑴資格スクールや通信講座のメリット

資格スクールや通信講座で学べば、過去問などを徹底的に分析しているため、得点に結びつく効率的な学習ができます。直前対策に必要な法改正や白書情報についても、ベテラン講師が最新情報を解説してくれるので的確な学習ができます。最近は、スキマ時間を有効活用できるオンライン学習が充実し、タブレットやスマホでもPCと遜色なく学習できるようになっています。スキマ時間を制する者は合格に近いことを考えると、オンライン学習は要チェックです。

資格スクエアの社労士講座がおすすめ

資格スクエアは、比較イメージ調査調べで「コストパフォーマンスが良い」「短期合格につながる」と思う資格試験のオンライン学習サービスで、No.1を獲得しています。

講義が全てオンラインの資格スクエアは、ご自宅のPC、通勤・通学でのスマートフォンなど端末を選ばず、「いつでも」「どこでも」「何度でも」講義を提供(講義は見放題)します。

また、脳科学に基いた出題をする問題演習アプリ、AIによる本試験出題予測問題「未来問」など、新しい学習環境を提案するオンライン講座です。教材は斬新なコンセプトから生まれ、実践的なテクノロジーが搭載されています。

①学習範囲を絞ったインプット講座

なんと、インプット講義の時間は大手予備校の約半分!社労士試験では約7割得点できれば確実に合格ができるため、重要ではない分野はばっさり割愛しています。その分、重点分野の繰り返しができ、確実に合格が取れる教材です。

➁人工知能を活用したアウトプット学習

インプットよりさらに大事なのがアウトプットという考えに基づいて作られた択一Web問題集は、過去問6年分の問題を収録。「もちろん○」「たぶん○」「たぶん×」「もちろん×」の四択解答を採用し、ユーザーの理解度までチェックし、さらに脳科学に基づいた問題演習機能(脳科学ラーニング)が、受験生の理解度に応じた問題をピックアップします。

③学習パック「合格パック」がおすすめ

社労士学習パック「合格パック」は、ベテランの田口愼哉講師が講義を担当します。テキストは「うかる!社労士」の「入門ゼミ」と「テキスト&問題集」で、「テキスト&問題集」には、過去5年間の過去問が盛り込まれています。

 

講座名 【2021年向け】合格パック(ベースプラン)
講座内容 入門講座 基礎講座 選択式過去問対策講座
科目別問題演習 模試 ウェブ問題集
販売価格 ¥59,800円(税抜)

 

講座名 【2021年向け】合格パック(フルプラン)
講座内容 入門講座 基礎講座 選択式過去問対策講座
科目別問題演習 ウェブ問題集 模試
直前対策講座(重要事項確認講座/改正法対策講座/一般常識対策講座)
販売価格 ¥74,800円(税抜)

※学習スケジュール機能は7月末リリース予定。

※視聴期限 2021年8月31日まで。

 

自分の学習レベルに鑑み、2つのレベルから教材を選ぶことができます。更に「音声ダウンロード」「直前対策」「横断学習」などのオプションも用意されています。レベルに合わせたスマホ学習で、日々どんどん学力を向上させることができます!

6、サマリー

難関国家試験である社労士試験に合格するためには、入念な試験対策と日々の努力が必要となります。自分に合ったスクールを選んで、あとは目の前の学習に没頭するのがおすすめの勉強法です。

7、まとめ

・社労士試験は、選択式の各科目と総得点、択一式の各科目と総得点、総得点に合格基準点がある。

・基本項目をきちんと押さえ細部にこだわらないことが大事。

・効率よく全出題範囲を押さえるには、スキマ時間も効率よく使う。

・「社会保険科目」の3つで正解率に大きな差が生じている。

・白書を全て読むのは難しいので、発表データだけでもチェックしておく。

・過去問には得意・不得意科目、出題傾向が分かり、過去問からの出題に対応できるメリットがある。

・試験対策を確実、効率的におこないたいならオンライン講座がおすすめ。

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